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2022.04.28

イベント・展示会

学生団体「かみのやまおとどけ隊ふるってぃ」が上山市特産品のプロモーションツール・デザインを発表

昨年までチュートリアル「東北芸工大スイーツ学科」として活動していたメンバー3名による学生有志団体「かみのやまおとどけ隊ふるってぃ」は、山形県上山市「かみのやまブランド推進協議会」と連携し、上山市のフルーツの魅力を広める活動を行っています。

2022年3月29日に上山市役所にて、特産品「紅干柿」の販売促進活動について農家や市役所の方向けに活動報告会を開催しました。
活動は昨シーズンのJR山形駅・かみのやま温泉駅で行った紅干柿配布イベントから始まり、2021年12月にはJR仙台駅にて、新たに考案したパッケージによる「紅干柿のプロモーション活動」、東京・銀座の山形県アンテナショップ「おいしい山形プラザ」での販売を経て、多くの消費者から意見を得ることができました。 また、仙台と銀座での販売では全ての商品が完売し好評を得ました。

JR山形駅でのイベントの様子

報告会ではこの取り組みの成果を直接農家の方々に伝え、「デザインの大切さ」についての意見や「今後のモチベーションにつながる」などお褒めの言葉もいただき、今後の特産品販売のビジョンを考えていただくきっかけに繋がったと実感しています。
また、先日のプロモーション活動の際に販売したパッケージデザインを基に、新たなパッケージも提案しました。

提案した新たなパッケージデザイン

そして、新たに「柿紋」を企画・制作いたしました。紅干柿農家の皆様の取材をさせていただいた際、それぞれに紅干柿に対する思いや考え方、製造方法の違いなどに魅力を感じました。しかし、通常販売される際は、まとめて一つの「紅干柿」として販売されてしまうことで、その個性が生かされていないと感じ、各農家の個性を表現する「柿紋」を提案しました。

この柿紋はパッケージに貼られるほか、開設した「かみのやま紅干柿」ホームページにもデザインのコンセプトを掲載しております。今後、パッケージ裏面にQRコードの記載をするなど、各農家の思いを知ることができるきっかけになる仕組みを作りました。

「柿紋」掲載のホームページの一例

こちらの柿紋は、須田青果園様に提案したものです。須田さんはサーフィンが趣味であることから、サーフボードを柿の葉に見立て、波で囲みつつ、柿を真上から見た構図になっています。こちらの柿紋について須田さんからは「このような個人のデザインがあると、色々販売するときに楽しみが増えて良いですね」と嬉しいお声をいただきました。
その他の柿紋についても、各農園の特徴や事柄から着想したデザインを合計8種類を提案し、今後の活用が期待されるところです。

さらに、紅干柿のLINEスタンプを作成しました。JR仙台駅での活動の際にデザイン総選挙で人気だったキャラクター「ベニー」を起用した可愛らしいデザインになっています。

今後農家の方々から意見を頂いた上で、近日中の販売を予定しています。楽しく使えるデザインになっていますので、ぜひ皆さんにも利用していただきたいです。

現在は、次シーズンから全国販売される箱型のパッケージ企画や、ドライフルーツを手がけている農家様の新しいデザイン企画などに取り組んでいます。引き続き、「かみのやまおとどけ隊ふるってぃ」として上山の果物の魅力を広めていきます。

文:かみのやまおとどけ隊ふるってぃ(企画構想学科3年)阿部恵珂


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