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2021.02.22

大学

美術科総合美術コースの学生たちが「海ごみ大変身Project!」を開催

ワークショップの概要を説明する総合美術コースの学生たち

美術科総合美術コースでは、「アートの力を社会に活かす」をコースのビジョンに掲げ、アートを生かした新しい学びの場を作るための造形力、ファシリテーション技法などのスキルを学んでいます。 

2021年2月20日に、特定非営利活動法人「公益のふるさと創り鶴岡」からの依頼を受け、「鶴岡市勤労者会館」を会場に、環境問題を考えるアートワークショップ「海ごみ大変身Project!〜海ごみ問題ってなぁに?作って遊んで楽しくチャレンジ!〜」を開催しました。

海沿いの地域では海岸に流れ着くゴミに悩まされています。それはプラスチック片やペットボトル、また漁業や農業で使われた道具などです。こうした海洋ゴミ問題は、海沿いに住む人達だけの問題ではありません。海岸に流れ着くゴミの多くは、収集されなかった家庭ゴミやポイ捨てされたゴミが川から流れてきたものです。

2020年11月の由良海岸の様子(山形県鶴岡市)

当日は、砂の中から小さいマイプラ(マイクロプラスチック)を探して小瓶を飾りつける「オリジナル砂小ビンをつくろう」、海に流れ着いたいろんな形のゴミを使っておともだちを作る「うみともをつくろう!」、生き物のこと、海ごみのこと、すごろくとクイズで遊びながら学ぶ「すごろくいず!」を開催。子ども12名とその保護者が参加。

海洋ゴミは海の生き物にどの様な影響を与えるの?小さなゴミを回収するのにどれ程の労力を使うのだろう?そういった疑問から、私たちは鶴岡市の海岸に出向き、現地調査を行い環境問題の海洋ゴミについて、作って、遊んで、楽しく学ぶことの出来る場としました。以下はそのレポートです。

洗浄したゴミは、ワークショップの素材になりました(2021年2月21日の様子)。

素材を組み合わせて、「うみとも」を作ります。

集中して作る子どもたちを、総合美術コースの学生たちがサポート。このコースの学生たちは、自分はサポート役に徹し、アートで何かを制作しようとしてる人の「思いを表現するお手伝い」をします。

こちらは、「オリジナル砂小ビンをつくろう」のワークショップの様子。

実際の海岸を想像しながら「マイプラ」(マイクロプラスチック)を探します。

こちらは遊びながら海ごみのことを学ぶ「すごろくいず!」。海ごみについて自分の考えをみんなと話します。

ワークショップ参加者と学生たち。思い思いのアートが完成。楽しく遊びながら、海ごみや環境問題について学ぶことができました。

今回のワークショップを担当した総合美術コースの学生たち。アートで表現すること、他者の表現をサポートすること、その両方を学び、日々、実地経験も重ねています。

主催:特定非営利活動法人「公益のふるさと創り鶴岡」
企画:東北芸術工科大学 総合美術コース有志メンバー
協力:美しいやまがた最上川フォーラムとゆらまちっく戦略会議
※この事業は、2020年度「エフピコ環境基金」の助成金をいただき実施しています。

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