2021.12.17
イベント・展示会
街とアートのマルチプレイ：成果発表展『まちとひと─美術の学校：移動式画廊で、まちにアートをインストールする』12月19日[日]に「すずらん商店街」で開催
「街とアートのマルチプレイ」は、本学が文化庁の助成を受けて実施する地域振興を担うクリエイティブ人材を、地域社会と連携して育成するアートマネジメントプログラムで、今年度は4つのプロジェクトを進めています。
そのひとつ「まちとひと ─美術の学校：実践編─」は、「移動式画廊で、まちにアートをインストールする」をコンセプトに揚げ、山形駅前大手門通りすずらん商店街（以下、すずらん商店街）を舞台に、ギャラリーなど美術向けの空間から離れた、移動式のアート展示・展覧会を模索・実験するプロジェクトです。8月から受講生を募り、7人の受講者に10月から11月まで月1、2回のレクチャーを行い活動を進めてきました。12月19日（日）に開催する本展は、受講者がプロジェクトを通して自ら設定したテーマをアーティストらとの協働を経て企画、制作を行った成果発表展になります。
当日、受講者は自転車を使用した移動式画廊のギャラリストになり、企画したアーティストの作品を積んだ自転車で街にくり出します。絵画、工芸、立体、インスタレーション等の作品を、街ゆく老若男女の鑑賞者に紹介し、受講者だけでなく、市民の方にも芸術文化に触れてもらい、アートを身近に感じてもらうことが目的です。
■まちとひと ─美術の学校：実践編─：成果発表展
移動式画廊で、まちにアートをインストールする
日時：2021年12月19日［日］10:00〜20:00
会場：すずらん商店街 屋外
※展示は予定通り実施いたしますが、天候や歩道の状況に応じて展示方法が変更になる場合がありますので、ご了承ください。
★現在の状況［13:20］
●降雪のため、一部のチームのみ屋外展示を行っています。
その他の作品は、土井ビル1階のショーウインドーからご覧いただけます。
■展示会場マップ
① 大黒屋前 10:00～16:00*
② 船山書店前 11:00～16:00
③ 佐五郎前 13:00～14:00
④ Day&Coffee前 11:00～15:00*
⑤ 赤沼屋前 12:00～20:00*
⑥ 名月園前 13:00～15:00
⑦ 高橋陶商前 13:00～19:00*
⑧ ナカムラ薬局前 13:00～15:00
⑨ 福井屋前 12:00～16:00*
⑩ オリエンタルバル前 15:00～16:00
⑪ マーキガルニ前 14:00～16:00
⑫ モードモイスン前 11:00～15:00*
*印は展示をしていない時間帯もございます。
地図をクリックすると拡大してご覧いただけます。
※地図の引用元：Googleマップ
https://www.google.com/maps
■展示会場・スケジュール一覧
※表をクリックすると拡大してご覧いただけます。
■ギャラリスト・アーティストおよび移動式画廊展示概要
A. ギャラリスト：中谷桃子 ×アーティスト：吉村尚子
「街に潜る」をテーマに、暗く人気のない場所でダンス、光、音楽の三要素によるパフォーマンスを展示する。
●展示スケジュール
17:00〜18:00 ⑤赤沼屋前
18:00〜19:00 ⑦高橋陶商前
19:00〜20:00 ⑤赤沼屋前
ギャラリストによる展示イメージ
●吉村尚子プロフィール
1978年東京都出身、宮城県在住。武蔵野美術大学大学院映像コース1978年修了。「人力発電・人力動力」「自己内観装置としての芸術」をテーマとしたインスタレーション制作を中心に美術活動を行っている。ワークショップ運営や場づくりにも取り組む。
B. ギャラリスト：菅野光子 ×アーティスト：青木みのり
「噴出する・はみ出す」をテーマに、日々の暮らしを送る街とそれを取り巻く山々の動きについて目を向け、思考をめぐらす展示を目指す。
●展示スケジュール
11:00〜12:00 ②船山書店前
12:00〜13:00 ⑤赤沼屋前
13:00〜14:00 ⑦高橋陶商前
14:00〜15:00 ⑧ナカムラ薬局前
15:00〜16:00 ⑨福井屋前
●青木みのりプロフィール
1991年山形県出身。2016年東北芸術工科大学大学院芸術文化専攻洋画研究領域修了。
C. ギャラリスト：工藤裕子 × アーティスト：増田尚紀
「うつくしさ×あたたかさ」をテーマに、暮らしの中に根差した山形鋳物の「あたたかさ」を、実際に使ってもらうことによって感じてもらう展示。
●展示スケジュール
11:00〜13:00 ④Day&Coffee
13:00〜15:00 ⑥名月園前
15:00〜16:00 ②船山書店前
●増田尚紀プロフィール
鋳金家・デザイナー。1949年静岡県出身。大学卒業後、芳武茂介のアシスタントとして5年間、全国各地の地場産業のデザイン開発を手がける。1977 年山形市に移り住み、20 年間にわたり（株）菊地保寿堂にて 600 点におよぶ自身のデザインによる「WAZUQU」ブランドを確率。1997 年独立。「鋳心ノ工房」を設立。鉄、アルミニウム、ブロンズ等の素材を中心に鋳物のデザイン、製作、流通を⼀貫して手掛ける。現在、（社）日本クラフトデザイン協会会員、東北芸術工科大学非常勤講師、山形大学非常勤講師。著書として、『引き継ぐこと、伝えること』（2014）がある。
D. ギャラリスト：渋谷剛史 ×アーティスト：青野文昭
アーティスト 青野文昭の作品における「復元・なおす」というテーマ性と、山形県民としてすずらん商店街の認識を関連付ける展示。
●展示スケジュール
12:00〜13:00 ①大黒屋前
13:00〜14:00 ②船山書店前
14:00〜15:00 ⑪マーキガルニ前
15:00〜16:00 ⑩オリエンタルバル前
16:00〜17:00 ⑤赤沼屋前
●青野文昭プロフィール
1968年宮城県仙台出身。1992年宮城教育大学大学院美術教育科修了。90年代から「なおす・修復」をテーマに作品発表・活動。95 年ころから「表現のみち・おく」と題し、風土に結び付いた考察研究を継続し新たな表現論の試行・実践。2013 年「あいちトリエンナーレ2013」（愛知県名古屋市ほか）、2015 年「パランプセスト―記憶の重ね書き」gallery α M（東京）、2019 年「六本木クロッシング 2019：つないでみる」森美術館（東京）、「青野文昭 ものの,ねむり,越路山,こえ」せんだいメディアテーク（仙台）、2020 年「ヨコハマトリエンナーレ 2020 AFTERGLOW─光の破片をつかまえる」横浜美術館他（横浜）、2013年 ヴァーモントスタジオセンターフェローシップ（アメリカ・VSC）。
E. ギャラリスト：瀬戸あかね × アーティスト：タノタイガ
アーティスト タノタイガの作品《タノニマス》を、すずらん商店街で展開するワークショップ展示。
●展示スケジュール
13:00〜14:00 ①大黒屋前
14:00〜15:00 ⑫モードモイスン前
15:00〜16:00 ⑪マーキガルニ前
16:00〜17:00 ⑦高橋陶商前
17:00〜18:00 ⑤赤沼屋前
18:00〜19:00 ⑦高橋陶商前
●タノタイガプロフィール
東京出身、仙台育ち。美術家。東京造形大学造形学部卒業、東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科芸術文化専攻彫刻コース修士課程終了。立体造形、映像、パフォーマンス等、多様な表現⼿法によって、社会制度やルールや法律などの記号性と媒体性を誇張した風刺的表現をおこなう。主な展覧会に、2006 年「コネクティング・ワールド」（NTT インターコミュニケーション・センター［ICC］／東京）、2007 年「アートみやぎ 2007」（宮城県美術館）、2009 年「T+ANONYMOUS（タノニマス）」（個展、現代美術製作所／東京）、2011 年「タノンティア資料室」（個展、せんだいメディアテーク）、2012 年「水と土の芸術祭 2012」（新潟）など多数。
F. ギャラリスト：石川由美 × アーティスト：ミシオ
2021年11月に実施された、アーティスト ミシオのライフワークである「路上のゴミに顔を描く」の山形滞在制作による新作展示。
●展示スケジュール
15:00〜16:00 ⑪マーキガルニ前
16:00〜17:00 ⑤赤沼屋前
17:00〜18:00 ⑦高橋陶商前
18:00〜19:00 ⑤赤沼屋前
●ミシオプロフィール
1998年京都府出身。2017 年京都造形芸術大学美術工芸学科油画コース中退。自身の故郷の状況・歴史と、その地での個人的な記憶から着想し、境涯からの脱出を題材に制作を⾏う。2018 年アーティストランスペース「石巻のキワマリ荘」(宮城)に移住。自身の居住部屋をアートスペースとして運用する「おやすみ帝国」を運営(～2021/06)
G. ギャラリスト：倉持希 ×アーティスト：藤原泰佑
アーティスト 藤原泰佑による山形とテーマにした作品の展示。商店街の各店舗とのコラボレーション展開も実施。
●展示スケジュール
10:00〜11:00 ①大黒屋前
11:00〜12:00 ⑫モードモイスン前
12:00〜13:00 ②船山書店前
13:00〜14:00 ③佐五郎前
14:00〜15:00 ④Day&Coffee
15:00〜16:00 ⑤赤沼屋前
●藤原泰佑プロフィール
1988年群馬県出身。山形市在住。2013年東北芸術工科大学大学院洋画領域修了。2013 年にシェル美術賞木ノ下千恵子審査員賞受賞。ある土地の風景や歴史をモチーフに、丹念な取材を重ねながら、それらを画面のなかで再構成することでその土地の特徴を浮かび上がらせる絵画作品を制作している。2018年山形ビエンナーレ「現代山形考」に参加。2019 年ガレリア・グラフィカにて個展「東京八景」を開催。2020年アーツ前橋「前橋の美術 2020」出品。同年、画廊翠巒にて個展「みちの記」開催など。
H. ゲストアーティスト：谷村メイチンロマーナ
ゲストアーティストによる絵画等の展示。
●展示スケジュール
12:00〜13:00 ⑨福井屋前
13:00〜14:00 ⑧ナカムラ薬局前
14:00〜15:00 ②船山書店前
15:00〜16:00 ①大黒屋前
●谷村メイチンロマーナプロフィール
1998 年東京都出身。東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業。現在は同大学院芸術文化専攻複合領域在学中。2020 年度卒業制作展で洋画コース最優秀賞受賞。2次元の世界で活躍する架空のヒーローやモンスターなどを立体的な絵画として表現する作品を制作している。
街とアートのマルチプレイ〜地方都市におけるアートインストーラー育成プログラム
まちとひと ─美術の学校：実践編─
移動式画廊で、まちにアートをインストールする【成果発表展】
■講師：
講師：関本欣哉（ギャラリーオーナー）
■コーディネーター：
アイハラケンジ（本学准教授／アートディレクター）
青山ひろゆき（本学教授／アーティスト）
安達大悟（本学講師／テキスタイルデザイナー）
主催：東北芸術工科大学
助成：令和3年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業
■お問合せ先：
東北芸術工科大学 地域連携推進課（加藤） TEL: 023-627-2091
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