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2021.08.04

イベント・展示会

【受講無料:第3弾募集】文化庁補助事業:アートインストーラー育成プログラム『街とアートのマルチプレイ/いのちの学校』メンバー募集

※応募は締め切りました。

【全国の感染拡大状況を踏まえ、ワークショップとイベント日程を延期しました

山形市中心市街地を舞台に、多彩なクリエイターや専門家を講師に迎えて、暮らしにポジティブな変化をもたらす『アートの社会実験』を行います。未来志向のアートプロジェクトを、私たちと一緒に起こしてみませんか?

■プロジェクト C
いのちの学校 2021 ─ 食・身体・アート ─

コーディネーター:岩井天志(本学教授/クリエイティブディレクター)

コロナ禍でディスタンスを余儀なくされ、あらゆる表現者、参加者が個に分断されてしまった現在、ポストコロナに於ける共有体験とは何か、表現空間とは何かを再考し小さな規模から全体性を取り戻すアクションを起こす必要があります。
『いのちの学校2021』は食、身体、アート、写真、音の表現者、研究者が山形に集結し、受講者と共に『食とアートのイベント』を創るプロジェクトです。各分野で講義とワークショップを行い、市内のレストラン「POURPIER」で成果発表イベントを開催します。レストランという食空間を五感で体験する表現空間に置き換える実験を試みます。みなさんのご応募お待ちしています。

【全受講者共通】
■オープニングレクチャー
(Zoomによるリモート開催)
日時:9/4[土] 13:00〜16:00
会場:東北芸術工科大学デザイン工学実習棟B 1F(山形市上桜田3-4-5)
内容:
『いのちの学校2021 』アートイベントキュレーション 講師:岩井天志
『心身を循環するもの』講師:稲葉俊郎(医師/山形ビエンナーレ芸術監督)

■成果発表イベント
日時:12/5[日] 12:00〜16:00 ※非公開
会場:POURPIER(プルピエ/山形市桜町2-42)
内容:
イベント=受講者全員が集まり食、身体、アート、音の融合作品を体験共有します。
レクチャー=『ミクロとマクロの生命世界を生きる』(講師:稲葉俊郎)

■ワークショップ
上記の全受講者共通のオープニングレクチャーと成果発表イベントのほか、「①アート、②食、③音、④写真、⑤キュレーション」の5つワークショップから受講したいジャンルを選んでご応募ください(第2希望まで選択可)。
定員:全 15 名(各ジャンルの定員は 3 名)


※以下の5つのワークショップから1つ選択してください(第2希望まで)

ワークショップ① アート:つどいの森
ただただ素直で、ただただ反抗する。これは植物の話し。彼らは降り注ぐ太陽の光にまっすぐ向かって行きます。そしてそのことは地球の重力にまっすぐ抵抗することでもあるのです。結果生きてきた時間そのものが形となって現れる我々人間が植物を含んだ自然に触れて癒されたりするのは地球上で生きるいのちの本質に触れるからなのかも知れません。今回は植物の姿をトレースすることでその本質に迫ります!

日時:12/3[金]11:00〜17:00、4[土]11:00〜14:00、5[日]12:00〜16:00
講師:上野雄次(花道家/アーティスト)
内容:植物を用いた空間インスタレーションについての講義、森への採取、花農家へのフィールドワークの後、イベント会場(プルピエ)に植物インスタレーション(設営)を行います。
会場:東北芸術工科大学、POURPIER(プルピエ)
定員:3 名

ワークショップ② 食:いのちのレシピ
ナチュラルワインと旬の素材を生かした料理が人気のプルピエ(山形市)に東京・渋谷の人気ビストロ、ピニョンがやってきます。両メンバーがコラボレーションし 1 日限りの『いのちのレシピ』を考案します。山形、宮城の生産者や農家を訪ね、自然栽培、自家飼育、天然採取の食材を厳選し、素材の良さ最大に引き出すレシピを共に考え、つくるワークショップになります。また食にあわせるナチュラルワインのセレクト方法も同時に学びます。

日時:12/4[土]11:00〜17:00、5[日]10:00〜16:00
講師:吉川倫平(Pignonオーナーシェフ)、佐藤洋一郎(POURPIER店主)、武田悠(POURPIERシェフ)、横山太郎(Pignonスーシェフ)、曽根田一斗(POURPIER料理人)、福澤麻衣(Pignonソムリエ)
内容:セレクトした食材を元にテーマ、コンセプトを立てレシピを構成するレシピにあわせたワインのセレクト。レシピを元に調理法から盛り付けにいたるまでを学びます。
会場: POURPIER(プルピエ)
定員:3 名

ワークショップ③ 音:サウンドインスタレーション
音響表現によって、山形の様々な時間が、音になって満ちている空間を創造します。音響史、録音から再生までの流れ、プランニングを学ぶ講義から音で空間を立体的に構成する設営のワークショップ、空間に流れる音の検証を行います。聴覚を研ぎ澄ます体験を共有しましょう。

日時:12/3[金]11:00〜17:00、4[土]11:00〜14:00、5[日]12:00〜16:00
講師:市村隼人(サウンドアーティスト)
内容:食空間を山形の音で演出するプランニングから実際に音が出るまでの過程を共有しながら、音と空間にフォーカス。イベント会場(プルピエ)でセッティング、サウンドチェックをし、サウンドインスタレーションのポイントを学びます。
会場:東北芸術工科大学、POURPIER(プルピエ)
定員:3 名

ワークショップ④ 写真:いのちの学校を切り撮る
様々なアートイベント撮影の写真を例に上げ、制作者(スタップ)と参加者(客)の視点と イベントの全体感と出来事の存在感の考察をする講義、設営時の会場撮影でのシミュレーション、本番(成果発表展)撮影までアートイベントに於けるドキュメンタリー写真を学びます。人、空間、料理など様々な対象を限られた時間で切り撮り作品にします。

日時:12/4[土]11:00〜17:00、5[日]10:00〜16:00
講師:神宮巨樹(写真家)
内容:作品紹介と共に撮影ポイントのレクチャーの後、会場でのシミュレーションと撮影カットの考察を行い、成果発表イベントを撮影します。
会場:東北芸術工科大学、POURPIER(プルピエ)
定員:3 名(デジタル一眼レフカメラを持参し、撮影に使用できる方に限ります)

ワークショップ⑤ キュレーション:アートイベントキュレーション
各ジャンルの内容や講師スケジュールを把握しながら、アートイベントをつくっていく過程を学びます。全ての講師、受講者とテーマ、コンセプトを共有し、作品制作をサポートし、成果発表展で一つになるまで、『いのちの学校』全体を創り上げるワークになります。表現と表現をつなぎ、場のエネルギーが生まれる喜びと感動を共に創りましょう。

日時:12/4[土]11:00〜17:00、5[日]10:00〜16:00
ワークショップ講師:岩井天志(東北芸術工科大学教授/いのちの学校 2021 キュレーター)
内容:各ワークショップと協同しながら全体を把握し、成果発表展の設営と進行を行います。
会場:東北芸術工科大学、POURPIER(プルピエ)
定員:3 名

■参加条件と留意点:
・原則として参加希望するプログラムの全日程にご参加いただける方。※欠席の補講対応等はいたしません。
・専門的な技術・経験の有無は問いませんが、アートやデザイン、食文化による地域づくりに関心がある方。
・「ワークショップ④写真」のみ、デジタル一眼レフカメラを持参し撮影に使用できる方。
・受講無料ですが、応募者多数の場合は応募の動機(申込時に入力)による選考を行います(選考結果に関するご質問にはお答えできません)。
・ご提供いただいた個人情報は本学で適切に管理し、本事業における諸連絡・資料等送付、文化庁への報告以外の目的には使用しません。
・活動の様子を撮影しウェブサイトや報告書等に掲載する場合があります。
・交通費、食事等は自己負担となりますので事前にご了承ください。大学には無料駐車場がございますが、POURPIER会場では付近のコインパーキングをご利用ください。
・プロジェクトの運営に支障をきたす行為等が見られる場合、継続しての受講をお断りする場合があります

■お申し込み:下記申込フォームよりお申し込みください。

申込フォーム

※申込フォームからお申し込みできない方は、FAXにより以下の項目を送信ください。
件名を「街とアートのマルチプレイ申込」として、お名前、年齢、住所、電話番号、FAX番号、希望するワークショップ(①・②・③・④・⑤のいずれかで、第2希望まで記入のこと)、応募の動機(文字数は自由)。
FAX:023-627-2081 東北芸術工科大学地域連携推進課

■応募締切:2021年8月30日[月]正午まで
選考結果と初回案内は、9/1[水]までにメールまたはFAXでご連絡いたします。

■感染拡大防止対策について:
・会場では「3密」を避けた運営を行います。
・マスクの着用、咳エチケット、こまめな手指消毒または手洗いをお願いいたします。
・咳、のどの痛み、だるさ、発熱などの体調不良を感じる場合には、当日の受講をお控えください。
・当日受付の検温で37.5℃以上の場合は、当日の受講をお断りさせていただきます。
・接触確認アプリ(COCOA)利用へのご協力をお願いいたします。


講師プロフィール

稲葉俊郎 Toshiro Inaba
1979年熊本生まれ。東京大学医学部付属病院循環器内科助教を経て、2020年現在、軽井沢病院副院長・総合診療科医長、信州大学社会基盤研究所特任准教授、東北芸術工科大学客員 教授などを兼任(山形ビエンナーレ2020芸術監督)。著書に『いのちを呼びさますもの』(アノニマ・スタジオ) 、『いのちはのちのいのちへ』(2020年、アノニマ・スタジオ)、『ころころするからだ』(2018年、春秋社)、『からだとこころの健康学』(2019年、NHK 出版)など。
https://www.toshiroinaba.com/

上野雄次 Yuji Ueno
1967 年京都府生まれ、鹿児島県出身。東京都在住。1988 年勅使河原宏の前衛的な「いけばな」作品に出会い華道を学び始める。国内展覧会での作品発表の他、バリ島、火災跡地など 野外での創作活動、イベントの美術なども手掛ける。2005年~「はないけ」のライブ・パフォーマンスをギャラリーマキ(東京)で開始。地脈を読み取りモノと花材を選び抜いて活けることで独自な「はないけ」の世界を築き続けている。創造と破壊を繰り返すその予測不可能な 展開は、各分野から熱烈な支持を得ている。コムアイ、山下洋輔、矢野顕子、Arto Lindsay 、Jeff Mills、等、詩人、写真家、ミュージシャン、工芸家、ファッションデザイナー、茶人等とのコラボレーションも多数行っている 。

市村隼人 Hayato Ichimura
PA、レコーディング、MA エンジニア、サウンドデザイナー、フォーリーアーティスト、コンポーザー、キーボード奏者、映画監督として様々な場所で、様々な音空間に従事。
主な作品に滞空時間/majo、ISSEY MIYAKE展/高木由利子、短編映画 BEYOND TIME&SPACE、清竜人ドキュメンタリー/TOWN、鶴田真由/記憶の底に眠るもの、UNIWA WAVE SOUND SERIES/伊勢など多数。
hayatoichimura.com

神宮巨樹 Ooki Jingu
1977 年群馬県出身。多摩美術大学二部芸術学科卒。東京を拠点に活動。
個人の活動として、都市と自然、家族と個人の中から光の所在を、写真を通じて考察している。
「東京画」プロジェクト参加。2018年からパリ、ベルリン、東京(Bunkamuraザ・ミュージアム)で同プロジェクトの展示に参加。主な仕事として、「燕三条工場の祭典」、「みちのおく芸術祭 山形ビエンナーレ2020」(コンセプトムービー)など。

吉川倫平 Rinpei Yoshikawa
1979 年東京都生まれ。大学時代から 6 年間、東京・門前仲町の「ビストロシャテール」で経験を積み、渡仏。ボルドーのレストランで修業を積む。帰国後、都内の様々なフレンチレストラン を経て「タンジェ」(東京・白金)のシェフに就任。2010 年に独立し、渋谷に「Pignon」をオープンする。オープンキッチンのカウンター席をメインにした親しみやすい店内、ボリュームたっぷりの多彩なビストロ料理が人気を呼ぶ。スパイスやハーブをうまく活用したフランス料理は、伝統的な手法をベースにしつつ海外での経験から得たインスピレーションを自由にとり入れたもの。無国籍ともいえる、独自の料理観が魅力だ。国内外のポップアップイベントでも大活躍の注目の料理人。

佐藤洋一郎 Yoichiro Sato
1986年山形市生まれ。宇都宮大学在学中、バーテンダーとしてアルバイトの際に、ナチュラルワインの魅力やサービスの楽しさにのめり込む。卒業後はワインのインポーターへ入社。地元山形に貢献したいとの想いから U ターンを決意、山形市内「オリエンタルバルヤマガタ」の立ち上げからマネージャーとして携わる。志を高くする国内外の食やワインの生産者及び 飲食店に出会う中で、山形でも「伝える」ことによりフォーカスした空間を創りたいとの思 いが募り、2019年5月「ナチュラルワインと気まぐれキッチン“POURPIER”」オープン。

武田悠 Yu Takeda
1986年生まれ。約9年に渡り多ジャンルの料理経験を積んだ後に、「オリエンタルバルヤマガタ」へ料理長として抜擢。全国の生産者や飲食店を巡り、自らの料理の方向性や価値観を常にアップデートしてきた。2019年5月、シェフとしてPOURPIERに立つ。カジュアルフレンチをベースとしつつもバラエティに富んだ多彩な提案と、季節の素材を生かした一皿は、毎日でも飽きの来ない“染み入る料理”。生産者への敬意と自身から滲み出る優しさが、皿の上を彩る。

横山太郎 Taro Yokoyama
1988年岐阜県生まれ。大学卒業後、商社で7年間働いたのち、人や自然との結びつきを深める「食」に魅了され食の道に。人・自然・地域・都市が共生する世界は豊かなものだという信念を、「食」を軸に伝えていく実現していくべく活動している。その土地土地の食や風土をテーマにした野外レストラン(ROTBALE)なども主宰する。

福澤麻衣 Mai Fukuzawa
1984年東京都生まれ。イギリスノッティンガムの美術大学卒業後、東京のデザイン会社で 働くも、副業していたレストランでのアルバイトがより自分に向いていると思い始め転身、2012年より渋谷 Pignon で働き始める。JSA 認定ソムリエ資格取得をきっかけに本格的なワインの勉強をはじめ、今でも「勉強」と呼び日頃からワインテイスティングを楽しんでいる。料理に合わせたワインの提案なども日々「勉強」中。

曽根田一斗 Kazuto Soneta
1993年山形市生まれ。山形の老舗焼鳥屋に生まれ育ったバックグラウンドから、高校卒業後は新潟市国際調理製菓専門学校へ進学。自身での独立という夢を叶えるに先立ち、沢山の食材に触れたいとの思いから、プルピエの門を叩く。良い食、良いワインに触れるうちに、その背景に潜む「人」の大切さに感銘を受け、自らのベクトルの舵を大きく切る。一料理人として、“食の持つ命を伝えること”をライフワークに、日々研鑽を重ねている。

岩井天志 Tenshi Iwai
1971年生まれ。多摩美術大学卒業。アニメーションディレクター、映像ディレクターとしてCM、MV を制作。2011年よりアートイベントのディレクションやブランディングなどクリエイティブディレクションを行う。主な仕事に山形ビエンナーレキュレーター(2014年、2016年、2020年)、VisionVillage(韓国)のアートディレクション、イベントディレクション(2014~2017年)、安藤忠雄『森の教会』(韓国)のアートディレクション/映像ディレクションなど。2018年よりサスティナブル、オーガニック、フェアトレードのコミュニティづくり『土と人』をスタートする。

今後募集予定のプロジェクトについて

■プロジェクトD:『PINK PUBLIC PROJECT:第2章─言葉を作品化し、街に反映する』
講座日程:2021年11月の土日(2022年1月に展覧会も予定)
募集時期:2021年10月上旬を予定
講師:飛田正浩(ファッションデザイナー)、望月孝(写真家)を予定
コーディネーター:原高史(本学教授/アーティスト)

・講座内容が決定しましたら、HP等で募集の告知を行います。
・日程、講師等は変更となる場合があります。



主催:東北芸術工科大学
助成:令和3年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業

■お問合せ先:
東北芸術工科大学 地域連携推進課(加藤) TEL: 023-627-2091
お問合せフォーム

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