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2021.06.11

イベント・展示会

【受講無料:第1次募集】文化庁補助事業:アートインストーラー育成プログラム『街とアートのマルチプレイ』2021年度メンバー募集

※応募は締め切りました。

山形市中心市街地を舞台に、多彩なクリエイターや専門家を講師に迎えて、暮らしにポジティブな変化をもたらす『アートの社会実験』を行います。未来志向のアートプロジェクトを、私たちと一緒に起こしてみませんか?

■プロジェクトA
現代山形考:藻が湖伝説─新・郷土史の編み方【展示編】

コーディネーター:三瀬夏之介(本学教授/アーティスト)

山形県村山地方に伝わる「藻が湖伝説」に関係する地域研究について、アートやデザイン、歴史や民俗、演劇やパフォーマンスなどの多角的なアプローチとプロセスを通して、新しい『郷土史』を編纂し、文翔館ギャラリーを会場に展覧会を一般公開します。

※以下の講座①〜③のいずれか1講座を選択のうえ、お申し込みください。

講座①『郷土史のインプット→アウトプット:郷土史研究とアート・デザイン
地域には様々な宝物や物語が眠っています。それらはまったく目に触れないようなものでなく、実は日々目にしていながらも気づかないことが少なくありません。そういったものをみつけて研究するのがいわゆる郷土史研究です。しかし郷土史研究は全国的に停滞・減少傾向にあります。そこで本講座は、多くの方に身近な地域の歴史文化に関心を持ってもらい、それらを調査する、ということを目的とします。今回は「土木」と「疫病」をテーマとして調査します。また従来の郷土史研究ではその成果を一般の人が知る機会が少ない傾向にあるため、アウトプットの方法として、アートやデザインの観点での展示手法を学び、成果を展覧会で披露します。

開講日:7/3[土] 13:00〜16:30、7/17[土] 10:00〜16:00、8/28[土]・10/9[土] 13:00〜16:30
最終発表会:11/23[火祝] 10:00〜12:00
成果展示会:11/14[日]〜11/23[火祝](上記日程のほか展示設営・撤収にも参加いただきます)
会場:Class studio(山形市七日町)、文翔館(山形市旅篭町)ほか
定員:15名
講師:宮本晶朗(株式会社文化財マネージメント代表)、阿部麻衣子(学術系エディター)
ゲスト:大山顕(写真家)、志村直愛(本学教授/建築史家)、竹原万雄(本学准教授/歴史家)、江口儀雄(郷土史家)
※7/3・11/23は講座②・③と、7/17・10/9は講座②と合同開催となります。

講座②『物語を場所に宿す:場所と出会うための、空間演出プラン
誰にも言えない秘密を抱えた途端、日常の風景がガラリと変わったことはありませんか? 自分が持つストーリーによって、世界は別の姿を見せます。この講座では、伝説を土地に重ねることで得られる視点、逆にまるでデタラメな物語を空間に重ねることで生まれる場所との新たな出会いを探っていきます。初めて訪れた場所に親しみ、見慣れた場所で大冒険を自分にも他人にも体験してもらうための演出の手法を解説し、それぞれが場所と物語を組み合わせた演出プランを作成、映像等を駆使した展示を行います。

開講日:7/3[土] 13:00〜16:30、7/17[土] 10:00〜16:00、9/18[土]・10/9[土] 13:00〜16:30
最終発表会:11/23[火祝] 10:00〜12:00
成果展示会:11/14[日]〜11/23[火祝](上記日程のほか展示設営・撤収にも参加いただきます)
会場:Class studio(山形市七日町)、文翔館(山形市旅篭町)ほか
定員:15名
講師:黒田瑞仁(演劇集団ゲッコーパレード代表)
ゲスト:大山顕(写真家)、志村直愛(本学教授/建築史家)、竹原万雄(本学准教授/歴史家)
※7/3・11/23は講座①・③と、7/17・10/9は講座①と合同開催となります。

講座③『奇想の棚 Cabinet of curiosities –』
ヴンダーカンマー(驚異の部屋)は、15〜18世紀にかけてヨーロッパで作られていた、様々な珍品を集めた博物陳列室です。15世紀貴族の間で始まり、以降学者や文人の間でも作られるようになりました。それらは自然物も人工物も珍しいものなら分野を隔てず蒐集され、珊瑚や石、絵画や工芸品、標本やミイラ、錬金術の文献、異国の武具や道具など多岐にわたりました。そのコレクションのいくつかは今日の博物館の前身となったと言われています。今回の講座では受講者が家にあるものを持参し、実際に割り振られた棚に並べます。祖父母の家にある茶箪笥に並べられた蒐集物の様な、それぞれが物を配置した棚を集積し『奇想の棚』を創り、ギャラリーに展示します。

開講日:7/3[土] 13:00〜16:30、11/6[土]・11/13[土] 13:00〜16:00
最終発表会:11/23[火祝] 10:00〜12:00
成果展示会:11/14[日]〜11/23[火祝](上記日程のほか展示設営・撤収にも参加いただきます)
会場:Class studio(山形市七日町)、文翔館(山形市旅篭町)ほか
定員:15名
講師:濱定史(山形大学助教/建築家)、深井聡⼀郎(本学教授/彫刻家)
ゲスト:竹原万雄(本学准教授/歴史家)
※7/3・11/23は講座①・②と合同開催となります。


■参加条件と留意点
・原則として参加希望するプログラムの全日程にご参加いただける方。※欠席の補講対応等はいたしません。
・専門的な技術・経験の有無は問いませんが、アートやデザインによる地域づくりに関心がある方。
・受講無料ですが、応募者数に関わらず応募の動機(申込時に入力)による選考を行います。
・選考結果に関するご質問にはお答えできません。
・ご提供いただいた個人情報は本学で適切に管理し、本事業における諸連絡・資料等送付、文化庁への報告以外の目的には使用しません。
・活動の様子を撮影しウェブサイトや報告書等に掲載する場合があります。
・交通費、食事等は自己負担となりますので事前にご了承ください。また、無料駐車場の有無は会場によって異なります。
・プロジェクトの運営に支障をきたす行為等が見られる場合、継続しての受講をお断りする場合があります。

■お申し込み:下記申込フォームよりお申し込みください。

申込フォーム

※申込フォームからお申し込みできない方は、FAXにより以下の項目を送信ください。
件名を「街とアートのマルチプレイ申込」として、お名前、年齢、住所、電話番号、FAX番号、希望する講座(①・②・③のいずれか)、応募の動機(文字数は自由)。
FAX:023-627-2081 東北芸術工科大学地域連携推進課

応募締切:2021年6月30日[水]正午まで
選考結果と初回案内は、7/1[木]までにメールまたはFAXでご連絡いたします。

■感染拡大防止対策について:
・会場では「3密」を避けた運営を行います。
・マスクの着用、咳エチケット、こまめな手指消毒または手洗いをお願いいたします。
・咳、のどの痛み、だるさ、発熱などの体調不良を感じる場合には、当日の受講をお控えください。
・当日受付の検温で37.5℃以上の場合は、当日の受講をお断りさせていただきます。
・接触確認アプリ(COCOA)利用へのご協力をお願いいたします。


■講師プロフィール

宮本晶朗 Akira Miyamoto
1976年、東京都生まれ。彫刻作品(仏像、近現代彫刻)の保存修復。2008年、東北芸術工科大学大学院修士課程保存修復領域修了。白鷹町文化交流センター・学芸員、東北芸術工科大学文化財保存修復研究センター・学外共同研究員などを勤め、現在は株式会社文化財マネージメント・代表取締役。「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2018・2020」キュレーター。

黒田瑞仁 Mizuhito Kuroda
1988年生まれ。舞台演出家。早稲田大学理工学術院建築学専攻修了。演劇集団ゲッコーパレード代表。主な演出作に『ハムレット』(旧加藤家住宅)、『リンドバークたちの飛行』(旧里見弴邸、早稲田大学演劇博物館、宮城野納豆製造所ほか)、演劇映像『ファウスト』(山形ビエンナーレ2020)。東北芸術工科大学、東京造形大学、チュラロンコーン大学特別講師。

濱定史 Sadashi Hama
1978年、茨城県生まれ。2002年武蔵野美術大学建築学科卒業。2004年筑波大学大学院芸術研究科デザイン専攻修士課程修了。2009年筑波大学大学院人間総合科学研究科芸術学専攻博士課程修了。日本およびアジアにおける伝統的な建築構法の研究、歴史的建築の保存・再生設計。共著に『建築フィールドワークの系譜』、『小屋と倉』など。

深井聡⼀郎 Soichiro Fukai
1973年、東京都生まれ。1999年武蔵野美術⼤学修⼠課程造形研究科(彫刻)修了。2002年⽂化庁在外派遣研修員として英国に滞在。2002年ガレリアキマイラ、2007年INAXライブミュージアム、2010年DOMANI明⽇展など。AGAIN-STメンバー。株式会社Q1ディレクター。⼭形ビエンナーレ2020キュレーター。

三瀬夏之介 Natsunosuke Mise
1973年、奈良県生まれ。1999年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。2009年VOCA賞受賞。東北地域における美術のあり方を問うプロジェクト「東北画は可能か?」を展開。「Kami. Silence – Action 」(2009・ドレスデン州立美術館)、「太田の美術vol.3 2020年のさざえ堂――現代の螺旋と100枚の絵」(2020・太田市美術館・図書館)他。山形ビエンナーレ2018、2020キュレーター

今後募集予定のプロジェクトについて

■プロジェクトD:『PINK PUBLIC PROJECT:第2章─言葉を作品化し、街に反映する』
講座日程:2021年11月の土日(2022年1月に展覧会も予定)
募集期間:2021年10月上旬を予定
講師:飛田正浩(ファッションデザイナー)、望月孝(写真家)を予定
コーディネーター:原高史(本学教授/アーティスト)

・講座内容が決定しましたら、HP等で順次募集の告知を行います。
・日程、講師等は変更となる場合があります。



主催:東北芸術工科大学
助成:令和3年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業

■お問合せ先:
東北芸術工科大学 地域連携推進課(加藤) TEL: 023-627-2091
お問合せフォーム

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