2022.08.31
大学
保田井智之先生に名誉教授称号を授与
2022年8月31日、20年にわたり本学での教育活動に尽力され、学内外で活躍された 保田井智之(ほたい・ともゆき)先生に名誉教授称号が授与されました。
先生は2002年に美術科・彫刻コースの助教授として就任。その後20年間本学の彫刻教育に力を注ぎ、2005年には優れた彫刻家を顕彰する「平櫛田中賞」を受賞されました。
着任早々に保田井先生が始めた「木こり実習」は、地域に根ざした特色ある授業となり、他大学にはない本学独自の取り組みとして定着しています。木彫材料を発注するという発想ではなく、制作にあたりまずその土地に生える樹の生命をいただく、命の源流に触れることの大切さを学生たちに伝えようとしたものです。
こうした姿勢は日々一貫して行われ、芸術に対するプライドを持ち、そこから生まれる言葉を真摯に学生に伝え続けてこられました。彫刻コースは少人数のコースではありますが、持続性を持って今も活躍する作家をこれまで多く輩出した功績は非常に大きいものがあります。
中山ダイスケ 学長が称号記を授与し、根岸吉太郎 理事長からこれまでの教育及び功績に敬意を表すとともに、本学での功労に感謝の言葉を述べました。