基盤教育研究センターとは
大学の授業には、必ず受ける授業と、自分で選ぶ授業があります。
芸工大でも、さまざまな選択授業がありますが、その中で全学生が共通して必ず受ける4つの特徴的な授業があります。
それが「スタートアップ」「総合芸術概論」「ICTリテラシー」「芸術平和学」です。
スタートアップゼミナール
高校から大学への切り替えをスムーズにし、4年間の学びを充実させるための「基礎」を固めるための授業です。
大学生活での目標を立て、実行し、振り返るサイクル(PDCA)を実践しながら、自ら考え行動する力を習得します。
この授業を通して、社会人として通用するコミュニケーション力も磨きます。
ICTリテラシー
ITスキルはもはや紙と鉛筆、カンバスと絵の具を使うのと同じくらい自分の表現のための道具です。
大学生活をためにもコンピュータやITのスキルは必須なものとなっています。コンピュータ、ICTスキルを身につけ、さまざまなメディアを使って自分を表現する力を磨きます。
また、インターネット上の情報を正しく選び取り、それを課題解決や論理的な思考に活かす力も養います。
総合芸術概論
年号や出来事をただ暗記するだけの美術史ではありません。
「なぜ、そのアートが生まれたのか?」
政治・経済と、その時代の変化で誕生した新しいアイデアが、どう芸術を進化させてきたのかを解き明かすダイナミックな授業です!
まったく新しい「芸術の進化論」を学ぶ授業です。
芸術平和学
本学の建学の理念に謳われた「芸術的創造と、人類の良心によって科学技術を運用する新しい世界観」とは何か、未曽有の震災と原発事故の爪あとが未だ残る東北でこの意味を問いただし、平和な人類の営みに対して、芸術を学ぶ者がどのように関われるかを探求します。
平和な未来のために、アートやデザインに何ができるのか。 私たちにできる貢献を、この場所で本気で探求する授業です。

興味に合わせて選べる 7つの分野と
教職課程と学芸員資格
アート&デザイン
正解のない問いに無限の答えを
芸術・デザインの土台を作るために、美術だけでなく、音楽・映画・ファッション・文芸など、あらゆるクリエイションの世界を広く学びます。
多角的な教養を深めることで、総合的な判断力と、豊かな創造力を養います。
授業紹介
芸術はなぜ必要とされてきたのか。人類史の流れのなかで、その起源と展開を探る。
絵画、写真、映画、デザイン、パフォーマンスなどを横断しながら、20世紀の芸術の変容を読み解く。
名作とは何かを問いながら、美術が時代のなかで果たしてきた役割を探る。
美術の始まり/その表現の背景にあるもの、歴史、技法・・・/古典とは何か/絵画や彫刻作品を見る視点
デザインが応用芸術として誕生し、試行錯誤を重ねながら社会に浸透していく過程をたどる。
色彩の仕組みや効果を理解し、表現やコミュニケーションに活かす力を養う。
造形を“物体”としてではなく、社会や人間に向けた問いとして捉える。
情報を集めるだけでなく、選び、組み立て、意味ある形にする方法を学ぶ。
対象を注意深く観察し、その形や構造を描き出すことで、ものごとを客観的に見る力を身につける。
環境と地域
暮らしの“気づき”が、未来のデザインになる
アートやデザインの力で、環境や地域の課題をどう解決できるか。未来のために必要な知識と視点を養います。
大切なのは、課題を探すことだけではありません。
一人の市民として自分の生活を振り返り、「社会を良くするために、自分は何ができるか」を考え、行動に移す意欲を育てます。
授業紹介
・科学技術が生み出す「光」と「影」
・平和は「デザイン」できるのか
・平和に向けたさまざまなアートプロジェクト
・善く生きるための新しい世界観「エシカル」とは
・日本史の中で見た東北地方の歩み
・平泉とは何だったのか――藤原氏が目指した理想
・中世東北を動かした人・物・文化のネットワーク
・都市のにぎわいは、どこから生まれるのか
・人と環境にやさしいまちの条件
・これからの社会にふさわしい「近未来都市」を描く
・多様な地域文化をもつイタリアという国
・ワインと食に息づく土地の知恵
・革製品・家具・陶器・自転車など、地域発のものづくり
・大陸・海・大気はどのように生まれたのか
・生命の誕生が地球環境を変えてきた
・温暖化と寒冷化をくり返す地球の歴史
・地震・火山と共に生きる日本列島
・市民が主役になる地域づくりのかたち
・自然と対立しない地域の形
・「大量生産・大量消費」から循環型社会へ
・地域課題に向き合い、実践から学ぶプロジェクト型授業
ICT
これからの未来を知る
AIの進化によって、ICTは社会の課題を解決するイノベーション(変革)を起こすカギになります。
その土台となる力を養うために、IT・コンピュータ・プログラミングの知識とスキルを実践的に身につけます。
授業紹介
コンピュータやITの基礎をマスターし、インターネットの海を自在に泳ぎ、課題を解決するための最強の土台をつくります。
データサイエンスやウェブテクノロジーの基礎を学び、AI時代のクリエイションにおける自分の新しい方向性を考えます。
「日常の不便をデジタルの力で解決する。」身近なICTの仕組みを知り、自分の発想を形にして社会を更新する思考と姿勢を身につけます。
人文社会
文化と社会の見え方が変わると、作品も変わる
東北芸術工科大学が目指すのは、アートやデザインの力で社会課題を解決できる人材です。 そのためには、まず「文化」や「社会」の仕組みを深く知ることが欠かせません。 人文社会分野のカリキュラムを通じて、そのための確かな土台をつくります。
授業紹介
昭和・平成・令和の日本で起きた社会や文化の変動をたどりながら、私たちの現在地を長期的な視点で見つめ直す。
自分たちとは縁遠い「特別なもの」だと思いがちな政治を、私たちの日常生活と地続きのものとして考える。
医療、クローン技術、格差、戦争、自然、地球外生命体などの題材から、私たちの思想、価値観、常識、偏見を見つめ直す。
憲法とは、私たちが暮らす国家や社会の「OS」である。この授業では憲法を学ぶことで、主権者としての第一歩を築く。
芸術やデザインを成立させている、さまざまな法律や慣習といった幅広い社会制度について学ぶ。
地理学は、人がその土地に住み始めてからの「足跡」を記録し、説明する科学である。その知見を活かし、山形という場所を考える。
社会力
好きを仕事に。社会で生きる力に学ぶ。
社会で活躍するために必要な「12の基礎力」を理解し、自分の将来(キャリア)を切り拓く力にします。
また、社会の一員として仲間と協力し合い、共に成果を出す「協働」の大切さを学びます。
授業紹介
大学生活をより豊かなものにしていくためには最初が肝心であり、グループでの学びを通して、大学生活4年間の土台を形作る。
デザインだけでなく、ビジネスや教育の現場でも活用が増えているデザイン思考の根本を身につけ、専門科目に繋げていく。
私たちを取り巻く環境は日々変化している。大学生から考えておかなければいけないこと、やっておいた方が良いことなどを実践的に学ぶ。
『キャリア』と聞くと難しそうなものや、縁遠いもの、めんどくさいものと考えてしまいがちだが、本質は自分を知ることである。
いざという時、知識があるかないかで自分の置かれている環境は大きく変わってくる。アルバイトやその先の社会で役立つ知識を身につける。
キャリア形成論の発展科目であり、よりいくつかのツールを活用し、自己を見つめていく手法と見つけた自己を表現していく方法を学ぶ。
選んだスポーツ種目の特性理解と基礎技術習得を目指し、ただ繰り返し反復するのではなく主体的に課題設定し、新たな課題の工夫へつなげる。
短期間の限られた中で、自分の能力を社会に繋げていくためのきっかけをつかむことで、漠然とした社会の形がおぼろげに見えてくる。
就業実習よりも長い時間社会の最前線に関わることで、自分の価値観がより一層はっきりしていき、生きがいややりがいに繋がっていく。
グローバルコミュニケーション
世界を知るたび、あなたの世界は広がる
世界の言語や文化、習慣、さまざまな社会問題を学びます。
異文化に触れることで、物事を多角的に捉え、常識にとらわれず自ら深く考える力(クリティカル・シンキング)を身につけます。
授業紹介
海外の暮らしや習慣を知ることは、同時に自分の国を知ること。異文化に触れて、視野を広げる。
英語圏での生活に必要な基本的な英語力を身につける。そして、クリエイターとして自分の作品を英語で世界に発信する術を学ぶ。
伝えたいことが自然に口をついて出る、そんな英語力を磨くための基礎+αのプログラム。
※留学生のみ
日本での学生生活に欠かせない日本語を学ぶ。安心して学業に取り組むための日本語プログラム。
ネイティブ教員との対話・議論を通じて英語コミュニケーション能力を鍛える。AI時代に求められるのは、翻訳機能に頼らない瞬発力。
ネイティブ教員と学ぶ実践的な英語コミュニケーション。英語だからこそできる発想や思考を得る。
ニュース、レポート、論文を理解できる確かな英語力を養うコース。留学や院進学の際にも役立つプログラム。
ボキャブラリー、リスニング・リーディング力を着実に強化する。英語学習を日常の一部にするプログラム。
※留学生のみ
レポート、論文、就活、さまざまな分野、領域に活かせる日本語を身につける。
自然科学
自然の法則を知れば、創造の幅はもっと広がる
自然界の現象を、科学的な視点で捉える方法を学びます。
実験・観察・数理的なアプローチを通じて、物事を論理的に説明し、そこにある法則を発見する力を身につけます。
授業紹介
運動・栄養・休養のライフスタイルを整え、バランスある学生生活を築くための適切な習慣と知識を身につけ、健康で充実した生活を実現する。
芸術の美とはどういうことか、数理の目での新たな理解を得ます。数理芸術の作成もあり。美しさだけでなく機能性などのデザインも考えます。
データ理解の技術、データ活用の技術を身につけます。サイコロを6万回振ったとき1の目はちょうど1万回出ると考えますか。
自己・他者とそれを取り巻く環境の関係と調和のあり方を探究する。心理学を踏まえ、人は環境をどのように知覚し行動するのか。
体はなにでできているか、体はどうやってエネルギーを得るのか、子孫に伝えることすなわち遺伝のメカニズムはどのようになっているのかを知ります。
線形代数はマルチデータ処理の世界です。連立方程式はマルチデータ処理です。また、数学的な変換による図形の画像表現をします。
教職課程
「学び続ける教師」を目指す
教職課程では、建学の理念である「藝術立国」のもと、高い専門性に裏打ちされた教育実践力を持ち、生涯に渡って学び続ける教師を育成することを目指しています。そのために、知識面だけでなく、実践活動や体験を通じての学習活動も充実させています。また、「人間とはいかなる存在か」「人間はどのように成長するのか」「人間は社会とどのように関わるのか」などの総合的な人間力を培うことを基盤としています。
学芸員資格
博物館の「今」を学び、地域で動き出そう
博物館は、総合博物館、美術館、歴史博物館、科学技術館、動植物園や水族館などの施設も広く含みます。博物館で働く時に求められる学芸員資格を取得するための本課程は、今日多様な仕事が求められる「博物館」にかかわる専門家を育成することを第一の目的としています。


基盤教育研究センターの科目特徴
「基盤教育研究センター」は、大学での4年間の学びの基礎をつくる授業「教養科目(基盤教育科目)」を提供しています。
芸術やデザインの専門的な知識だけでなく、大学生活を通じて自分の創造力を伸ばすためのカリキュラムを用意しています。





