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2021.07.21

イベント・展示会

【受講無料:第2弾募集】文化庁補助事業:アートインストーラー育成プログラム『街とアートのマルチプレイ/まちとひと』メンバー募集

応募は締め切りました

【全国の感染拡大状況を踏まえ、開講日程を延期しました

山形市中心市街地を舞台に、多彩なクリエイターや専門家を講師に迎えて、暮らしにポジティブな変化をもたらす『アートの社会実験』を行います。未来志向のアートプロジェクトを、私たちと一緒に起こしてみませんか?

プロジェクトB『まちとひと ─美術の学校:実践編─』
移動式画廊で、まちにアートをインストールする

■講座概要:
2020年9月に開催された「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2020」のプロジェクトである「まちとひと」では、山形駅前大手門通りすずらん商店街(以下、すずらん商店街)を舞台に様々なプログラムを実施しました。その中のひとつ「美術の学校」では、アート作品の展示をすずらん商店街の各店舗で展示し、さらに訪れた鑑賞者と作家をオンラインで繋ぎ授業を展開するという新たなコミュニケーションの実験を行いました。今年は、その実験をさらに推し進めたプログラムを実施します。

画廊(ギャラリー)というと、建物内のホワイトキューブ[注1]の一室に、絵画その他の美術品を陳列する空間を思いうかべるのが一般的かと思います。また、それに準ずるかたちで、絵画などの美術品はホワイトキューブの空間に展示されるものということが、ごくごく一般的なアートの展示とみなされてきました。一方で、ホワイトキューブから離れた形で作品展示やインスタレーションを模索する作家も数多く存在します。また、画廊という日常の暮らしから切り離された場所/空間ではなく、日常の暮らしの中にアートを介入させるような作品を展開したり、画廊というシステムそのものを批評的に捉えていくような作家やプロジェクト、作品も数多く存在します。

今回の講座では、すずらん商店街を舞台にし、ホワイトキューブから離れた空間で、しかも移動式のアート展示・展覧会を模索・実験するプロジェクトを立ち上げます。受講者は講師によるレクチャーを受けたあと、移動式画廊[注2]のオーナーになり、アーティスト[注3]の個展を企画立案してもらいます。そしてギャラリーオーナーとして街にくり出し、街ゆく鑑賞者に作品やアーティストを紹介してもらいます。展覧会終了後は、絵本作家とデザイナーによる展示記録集の出版・記録展の開催、識者による座談会も実施し、アートを記録として残し次なる展開へと着実につなげていきます。

この講座によって、いままでアートを鑑賞する立場だった受講者一人ひとりの中に、作家や作品(=アート)を「自分ごと」として見直していく視点を生み出し、街にアートをインストールしていくきっかけが生まれていくことを期待しています。

※注1)近代以降につくられた美術作品の展示空間に見られるような「白い立方体」の内側のような空間のことを指し、展示空間の代名詞としても使われる。
※注2)移動式画廊は中古自転車を使用した形態となります。講師やアーティスト、コーディネーターと議論しながら、法定範囲内での改造・カスタマイズを行って移動式画廊を作り上げていただきます。なお、移動式画廊にかかる材料費等は、主催者が負担いたします(費用上限あり)。
※注3)アーティストは、講師・コーディネーターがセレクションした作家となります。講座内で受講者とアーティストをマッチングします。


■講師:
関本欣哉(ギャラリーオーナー)

■ゲスト講師:
小輪瀬護安(絵本作家/記録集・記録展・座談会にて参加)
土澤潮(デザイナー/記録集・座談会にて参加)
有馬かおる(アーティスト/座談会にて参加)

■コーディネーター:
アイハラケンジ(本学准教授/アートディレクター)
青山ひろゆき(本学教授/アーティスト)
安達大悟(本学講師/テキスタイルデザイナー)

■講座スケジュール:
8/7[土]14:00-17:00(オンライン説明会&レクチャー[参加を推奨])
オンライン説明会&レクチャーのアーカイブ動画

日程
10/2[土]14:00-17:00(講座-1:受講者とアーティストとのマッチング)
10/17[日]14:00-17:00(講座-2:プランニング中間チェック会)
10/24[日]14:00-17:00(講座-3:展示企画プレゼンテーション)
11/21[日]14:00-17:00(講座-4:成果発表プレゼンテーション)
※感染拡大状況により、Zoomによるりモート開催の場合もあります。

■講座会場:
すずらん商店街 土井ビル(山形市香澄町2-1-4)ほか

■成果展:
12月19日
[日]10:00-20:00

すずらん商店街を舞台に、移動式画廊を実施します。

座談会
2022年2月23日[水祝]14:00-16:00 ※Zoomによるリモート開催
「ふりかえりの会」と題して、参加した皆さんに当日撮影した写真や映像をお見せしながら開催します。

講師:
小輪瀬護安(絵本作家)
土澤潮(デザイナー)
有馬かおる(アーティスト)
各コーディネーター

■定員:10名程度

■参加条件と留意点:
・原則として開講日と成果展にご参加いただける方。※欠席の補講対応等はいたしません。
・専門的な技術・経験の有無は問いませんが、アートやデザインによる地域づくりに関心がある方。
・受講無料。移動式画廊企画にかかる材料費等は主催者が負担いたします(費用上限あり)。
・応募者多数の場合、応募の動機(申込時に入力)による選考を行います(選考結果に関するご質問にはお答えできません)。
・ご提供いただいた個人情報は本学で適切に管理し、本事業における諸連絡・資料等送付、文化庁への報告以外の目的には使用しません。
・活動の様子を撮影しウェブサイトや報告書等に掲載する場合があります。また、記録展・記録集の制作にかかる取材を適宜実施させていただきます。
・交通費、食事等は自己負担となりますので事前にご了承ください。また、専用駐車場はございませんので、近くのコインパーキング等をご利用ください。
・プロジェクトの運営に支障をきたす行為等が見られる場合、継続しての受講をお断りする場合があります。

■申し込み方法:
下記の申込フォームよりお申し込みください。

(1)オンライン説明会[参加を推奨]
申込締切:2021年8月4日[水]正午まで
※申込は締め切りました

(2)講座への応募申込
申込締切:9月27日[月]正午

応募申込フォーム 

※上記の申込フォームからお申し込みできない方は、以下のお問合せフォームかFAXにより以下の項目を送信ください。
(1)オンライン説明会:件名を「オンライン説明会申込」として、お名前、電話番号、メールアドレス(FAX番号)
(2)講座への応募申込:件名を「街とアートのマルチプレイ申込」として、お名前、年齢、住所、電話番号、メールアドレス(FAX番号)、応募の動機(文字数は自由)

お問合せフォーム または、FAX:023-627-2081 東北芸術工科大学地域連携推進課

■申込後の連絡:
(1)オンライン説明会:
→ お申し込みいただいた方には、8月5日[木]までにZoomのアドレスをお送りします。

(2)講座への応募申込:
→ 選考結果と初回講座案内は、9月29日[水]までにメールまたはFAXでご連絡いたします。

※申込フォームからの申込後に申込内容が自動送信されない場合や、上記連絡予定日を過ぎてもメールが届かない場合は、電話でお問い合わせください。→ 東北芸術工科大学 地域連携推進課(加藤) TEL: 023-627-2091

■感染拡大防止対策について(対面開催の場合):
・講座会場では「3密」を避けた運営を行います。
・マスクの着用、咳エチケット、こまめな手指消毒または手洗いをお願いいたします。
・咳、のどの痛み、だるさ、発熱などの体調不良を感じる場合には、当日の受講をお控えください。
・当日受付の検温で37.5℃以上の場合は、当日の受講をお断りさせていただきます。
・接触確認アプリ(COCOA)利用へのご協力をお願いいたします。


■講師プロフィール

関本欣哉 Kinya Sekimoto
「ターンアラウンド」代表。美術家。1975年仙台市生まれ。1990年代後半よりアート作品の制作、発表をはじめる。2010年より社会に繋がる表現の場として「Gallery TURNAROUND」を設立。2016年、美術学校「仙台藝術舎/creek」を開校。2018年、都市計画道路が廃止になった跡地を行政から借り受け管理運営している「のりっぱ部会」部会長に就任。2019年、仙台市若林区卸町にオープンしたシェアスタジオ「スタジオ開墾」運営ディレクターに就任。2012年より「せんだい21アンデパンダン展」代表。2021年、仙台市青葉区一番町の商業施設「仙台フォーラス」7階にギャラリー・配信スタジオ・制作アトリエ等の多目的なスペース「even/異文/異聞/イーブン」を開設。

■コーディネータープロフィール

アイハラケンジ Kenji Aihara
1974年東京都生まれ、仙台市育ち。東北芸術工科大学卒業、同大学院修了。主な活動領域はデザインとその周辺。株式会社コンセント取締役を経て株式会社アイケン代表。halken LLP(ハルケン)共同主宰、inukkuma! LLP(イヌックマ)共同主宰、株式会社Q1取締役。武蔵野美術大学(2000~2010年)、専修大学(2006~2009年)等の非常勤講師も歴任。主な賞歴として、AMDアワード(ベストディレクター賞)、山形エクセレントデザイン(コミュニティデザイン賞)、デザイングランプリTOHOKU(グランプリ、奨励賞)、TOKYO TDC(入選)、SIGCHI(選出)など。2014年より東北芸術工科大学グラフィックデザイン学科准教授。

青山ひろゆき Hiroyuki Aoyama
1977年福島県生まれ。山形市在住。2001年東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科修士課程修了。絵画制作を主体にインスタレーションなど多様な表現による作品を国内外の美術館やギャラリー、アートフェアなどで発表。また、ワークショップやアートイベント企画運営や企業コラボなど美術というジャンルを横断的にとらえた活動も展開。第4回夢広場はるひビエンナーレ 奨励賞(2002)、第10回青木繁記念大賞展優秀賞(2005)、「ゆらめく日常アートの交差点」郡山市立美術館(2009)ほか。個展ではGALERY IDF 、YUNG ART TAIPEI(台湾)、ART BEIJING(中国)、西武池袋本店、仙台三越、靖山画廊、アートフェア東京など。

安達大悟 Daigo Adachi
愛知県出身。2010年に金沢美術工芸大学工芸科卒業。2012年に金沢美術工芸大学美術工芸研究科工芸専攻修士課程を修了後、金沢卯辰山工芸工房専門員を経て、2019年から東北芸術工科大学学美術科テキスタイルコース講師。「板締め絞り」という染織伝統技法を用いたタペストリーの制作やワンピースやバッグ、ホテルユニホーム、トロフィーのデザイン、企業とのコラボレーションも手がける。2009年 能登珪藻土コンロコンテストグランプリ、2012年 ジャパンテキスタイルコンテスト2011 シーズ賞、奨励賞、2013年 第7回雪のデザイン賞佳作、第40回石川県デザイン展石川県クラフト協会会長賞、2017年 国際北陸工芸サミットU50アワード奨励賞など。


今後募集予定のプロジェクトについて

■プロジェクトD:『PINK PUBLIC PROJECT:第2章─言葉を作品化し、街に反映する』
講座日程:2021年11月の土日(2022年1月に展覧会も予定)
募集時期:2021年10月上旬を予定
講師:飛田正浩(ファッションデザイナー)、望月孝(写真家)を予定
コーディネーター:原高史(本学教授/アーティスト)

・講座内容が決定しましたら、HP等で募集の告知を行います。
・日程、講師等は変更となる場合があります。



主催:東北芸術工科大学
助成:令和3年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業

■お問合せ先:
東北芸術工科大学 地域連携推進課(加藤) TEL: 023-627-2091
お問合せフォーム

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