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2025.09.29

イベント・展示会

文化財保存修復研究センター公開講座 第1回「錦絵を彩った色材の変遷」を10/18(土)に開催

文化財保存修復研究センターでは、文化財に関心を持つ幅広い層の方々を対象に「公開講座」を開催しています。本年度は、テーマを「ここから生まれたスペシャリスト ~文化財を調べ、守る人たち~」と題し、本学で学んだ卒業生であり、現在は文化財保存の最前線で活躍する専門家を講師に迎え、全3回をオンラインでお届けします。

その第1回を下記のとおり開催いたします。文化財を守り伝える最前線の研究に触れられる貴重な機会です。皆さまのご参加をお待ちしております。

第1回『錦絵を彩った色材の変遷』


江戸時代の人々を魅了した鮮やかな浮世絵「錦絵(にしきえ)」の美しい色には、多くの秘密が隠されています。錦絵が誕生した江戸中期から、明治時代の極彩色作品「赤絵(あかえ)」に至るまでの約100年間で、使用された絵具は大きく変化しました。当時の絵師たちは、どのような材料を用いて、どのように鮮やかな色彩を生み出していたのでしょうか。

本講座では、最新の科学技術によって明らかになった錦絵の色材の変遷を通して、江戸から明治へと移り変わる日本社会の姿を読み解きます。

・江戸時代の「青」は、実は遠く海外からやってきた新たな材料だった?
・明治時代の「赤絵」がもたらした色彩革命
・科学分析で明らかになった、浮世絵の知られざる工夫

美術や歴史に興味のある方はもちろん、科学的な視点から文化を学びたい方にも楽しんでいただける内容です。

●開催情報
開催日時:2025年10月18日(土)14:00~15:30
開催形式:WEB会議システムZoomによるオンライン開催
参加費 :無料(どなたでもご視聴いただけます。事前のお申し込みが必要です)
申込締切:10月15日(水)

●講師紹介
大和あすか
(本学卒業生/国文学研究資料館 研究部 特任助教/本学 文化財保存修復研究センター客員研究員)
文化財科学の専門家として、最先端の科学分析を用いて浮世絵や錦絵に使われた絵の具の成分を調査。江戸から明治にかけての色材の変化を明らかにし、国際的にも高い評価を得ています。本学での学びを出発点に、文化財保存の研究と実践を続けています。

●参加方法
参加をご希望の方は、以下の申込フォームまたはQRコードからご登録ください。
お申し込みいただいた方には、後日ZoomのURLをお知らせします。
お申し込みフォーム
https://forms.gle/6qNGXBzmVvzP2Pk47


●主催・共催
主催:東北芸術工科大学 文化財保存修復研究センター
共催:山形県県立博物館

●お問い合わせ
東北芸術工科大学 文化財保存修復研究センター
TEL:023-627-2204
文化財保存修復研究センターHP


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