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2022.11.04

受賞報告

坂井直樹工芸コース准教授が第14回「創造する伝統賞」を受賞

美術科・工芸コースの坂井直樹(さかい・なおき)准教授が、公益財団法人日本文化藝術財団が行う第14回「創造する伝統賞」を受賞しました。


「創造する伝統賞」は、日本の伝統文化や現代芸術の分野において、著しい貢献をしているにも関わらず、その存在や活動が広く一般に知られていない、または、活動実績があり、さらなる飛躍が期待される実技者、研究者、技能者を顕彰することを目的としたもので、日本の文化・芸術に関わるあらゆる分野を対象としています。

【受賞理由】
金属を素材に伝統的な技法や感性を礎にして、現代の生活に即したモノづくりに挑戦してきた。金属には「重く冷たい」や「錆びる」というイメージもあるが、‎育んできた手法を駆使し、端正なフォルムに美しい経年の妙を纏う作品を生み出す。作品には、鉄瓶と瓶掛、茶釜と風炉といった古典からの着想もある。しかし、シンプルな中にモダンさと機能美を有する姿には、いまの時代にしかない魅力とともに品格もそなわっている。そればまさに現代の工芸/クラフトが、アートとプロダクトの融合から成り立っていることを教えてくれている。伝統工芸は日々の創造性・革新性によって新たな歴史をつくる。坂井氏の活動は、今後さらなる広がりが期待される。
(唐澤昌宏 国立工芸館館長)

公益財団法人日本文化藝術財団webサイト より引用


授賞式典は2023年2月14日に明治記念館で行われます。


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