学科コース
文化財保存修復学科
Conservation For Cultural Property
作品の状態を見極め、修復方法とその考え方を学ぶ立体修復と平面修復の分野、文化財の保存方法の研究を行う保存科学の3分野を学んだ学生による展示および論文を発表します。
文芸学科
Literary Arts
自らのイマジネーションを言葉で綴り、魅力的に人に伝える。文芸学科では現役作家などの教授陣の指導のもと、基本的な作文から始め、より複雑で高度な短編小説やエッセイなど1年次から積極的に文章を書き、表現力を高めてきました。また作品を生み出す企画力、作品を作り上げる編集力も学んでいます。会場では、学生が執筆・編集した文章作品をゆっくり読むことができます。
歴史遺産学科
Historic Heritage
歴史、考古、民俗・人類の3分野を軸とし、縄文から現代まで人々がたどってきた歴史と、育まれてきた「もの」と「こころ」の軌跡を追求してきました。フィールドワーク等、現場で実践的に学びながら、地域に生き、地域を支えるための歴史哲学を探ります。会場では展示および論文発表を行います。
日本画コース
Japanese Painting
自然素材の顔料で描く日本画には、古来から受け継がれる伝統美と、新しい挑戦があふれています。各地へのスケッチ旅行や岩絵の具制作など、日本画の奥深さ、自然を描くことを根底から見つめる精神性を大切に、表現力を磨いてきました。山形の雄大な自然からインスピレーションを受けて制作した本学ならではの作品が並びます。
洋画コース
Oil Painting
自分のイメージをキャンバスに放ち、多彩な色で表現する油彩。画面いっぱいに色を積み重ねる行為は、自分の心象風景を見つめる行為ともいえます。古典技法やコラージュなども含む多彩でダイナミックな作品が多く展示されます。
版画コース
Printing
原版での描画や彫りの試行錯誤を繰り返し、心を込めて刷り上げることで、白い紙は一瞬に作品へと生まれ変わります。幅広い制作スタイルや技を持つ教授陣とともに、銅版画や木版画、スクリーン版画など「版」表現を探求してきた学生がそれぞれの個性を発揮し、独特の作品群で会場を埋め尽くします。
彫刻コース
Sculpture
長い時間を経て地球が生み出した石や木、金属に自分の想いを封じ込めて、立体を生み出す彫刻。制作のなかで豊かな感性と基礎力を培うと同時に、社会を広く見渡し、現代における表現の在り方について洞察を深めてきました。素材と向き合い、心身の全てを使って制作された作品が展示されます。
工芸コース
Crafts［Ceramic / Urushi / Metal］
漆芸では、ジュエリーやインテリアなど、日本を代表する工芸の魅力を追求。金工では、基本技術を身に付け、金工の美しさ、魅力を見いだしていきます。陶芸は「素材の展開」をテーマに、土の多様性を見つめ表現の幅を探求していきます。それぞれの素材の特性を生かした伝統的作品と現代的作品が、訪れた方々を魅了します。
テキスタイルコース
Textile
大学の畑で藍や紅花を種から栽培し、染料を作り、作品制作まで取組みます。テーマは、芸術的想像力と創造性で「テキスタイル総合芸術」を追うことです。伝統的な技法や新技術、様々な考えを取り入れながら、山形ならではの要素を含んだ個性的な作品が展示されます。
総合美術コース
General Art
作品制作の技法教育が主である美術科にあって、様々な場面で芸術の豊かさを提供できる人材を育てるのが総合美術コースです。表現力を学びながら、地域でのワークショップなどを通して、アートを社会に活かす知識や方法を学んできました。単なる作品制作ではなく、人との関わりや社会的な視点をアイデアに制作された多彩な表現を作品に見ることができます。
プロダクトデザイン学科
Product Design
雑貨や家具、家電、自動車などの製品、住宅や店舗などのインテリア、公共空間まで、生活を支え彩るものを創造するデザイナー養成を目指す本学科。素材の可能性や、言葉からの形態発想など、枠組みを超えたデザイン探求を大切にした、生活を豊かにできる可能性をもった作品が並びます。
建築・環境デザイン学科
Architecture and Environmental Design
山形の豊かな自然や伝統、都市の規模を活かし、未来のライフスタイルを考える際に求められる暮らし方や建築のデザイン、環境問題なども総合的に学修してきました。エコロジーやコミュニティ拠点など、ハード面だけでなくソフト面も含めて考えられた興味深い作品が展示されます。
グラフィックデザイン学科
Graphic Design
五感を豊かにし、デザインで確かな未来を切り拓けるクリエイターの育成を目指し、ポスターや雑誌、パッケージデザインなどのほか、公共サイン、高齢化社会での情報提供のスタイルなど、新分野へも積極的に取り組んでいます。視覚的な部分だけでなく、課題解決を可能にする機能をもった美しい作品群で会場を埋め尽くします。
映像学科
Film and Media
動きや音、ストーリーを組合せて、メッセージを伝える映像。技術革新で映像は、より私たちの身近な存在になっています。現役の映画監督やクリエイターの指導のもと、映画やCG、アニメーション、写真など、映像表現の世界を存分に楽しめる展示となっています。
企画構想学科
Project Design
新たな価値を生む「企画力」を身に付け、人や社会を幸せにする方法を常に考えている本学科の学生は、日常に埋もれた価値を再発見し、魅力の引出し方や表現方法、コミュニケーションを駆使して進めてきたプロジェクトの成果発表をそれぞれのやり方で伝えます。
コミュニティデザイン学科
Community Design
地域の人が幸せに暮らすための幅広いデザイン手法を習得し、商店街の活性化や観光、特産品開発、地域の医療・福祉を支える活動など多岐に渡って取り組んできた経験を活かし、地域の課題解決プロジェクトの内容と実施および成果を、個々のブースで発表します。
大学院
Graduate School
この東北、山形だからこそ生き続けるアイデンティティーを創作・研究に反映し、本学で学んだからこそできる高度なレベルの作品・論文等を発表します。独特のコンセプトから生まれた作品・論文は毎年高い評価を受けています。
こども芸術大学
Children’s University
こども芸術大学で大切にしていることは、「心づくり」です。子どもの可能性は無限です。大人の予測を遥かに超える創造力を持っています。子どもの心や行動を規制で縛り付けず、自ら感じ、考え、行動できる「個」を育成します。未来を担う子どもたちが他者との違いを認め合う「心」が育つ環境や仕組みを、東北芸術工科大学の「芸術」「ひと」「自然」のもとで日々探究し続けています。そんな園児たちの自由な発想力から生み出された作品は、驚きと感動を与えてくれます。