建築・環境デザイン学科

建築・環境デザイン学科

建築/インテリア/リノベーション
エコロジー/ランドスケイプ

学科のお知らせ

この分野の未来を語る

これからの社会で求められる
「暮らし」のデザイン

これからの未来、建築の仕事の領域は大きく拡張していきます。ただ建物を建てるだけではなく、街を、風景を、取り巻く環境の全体をデザインし、つくっていくことになるでしょう。その方法は、20世紀とは全く違います。例えば、建てることより使うこと、壊すことより残すことを大切にしたリノベーション、エネルギーをまったく消費しないエコ建築、AIを搭載した考える建築など。また、建築はより自然と共存する存在となり、風景をデザインするランドスケイプの重要性はさらに大きくなります。将来、自分たちが住みたい空間は、自分たち自身でイメージし、設計し、つくらなければなりません。それが私たちの仕事です。未来の風景を、一緒につくってみませんか?

  • この分野の未来を語る
    竹内昌義 教授/建築家。95年から建築設計事務所『みかんぐみ』共同主宰。エコ、リノベーションも含めた暮らしのあり方を追求する。代表作『愛・地球博トヨタグループ館』『マルヤガーデンズ』など。『未来の住宅』など著書・共著書多数。
  • この分野の未来を語る
    馬場正尊 教授/博報堂、早稲田大学博士課程、雑誌『A』編集長を経て、オープン・エーを設立。都市の空地を発見するサイト「東京R不動産」を運営。建築設計を基軸にし、メディアや不動産などを横断しながら活動している。

3つのPOINT

POINT1

未来の暮らしをデザインする

エコロジカルな建築や新しいまちづくりの手法であるエリアリノベーションという分野を重点的に学ぶことができます。東北の自然や文化に接しながら問題の核心に迫る経験を積み、未来の姿をポジティブに描きます。

POINT2

実践的な学び

書店のリノベーションや自然エネルギー導入プランの提案など、地域の中で学生たちが自ら多数のプロジェクトを展開。各分野の第一線で活躍する教員とともに、建築の分野からどう問題を解決していけるか考えます。

POINT3

就職の幅が広がる資格取得

一級・二級建築士の受験資格はもちろん、インテリアプランナーや商業施設士といった資格も取得できます。さらに、これから求められる建築・空間づくりを学んだ人材は、さまざまな分野で求められるでしょう。

3つのPOINT

4年間の授業とカリキュラム

1年次知識と技術の基礎を習得

デッサンや速描に徹底して取り組む体験に加え、シンプルな構造物のデザイン、手やパソコンでの製図技術の習得、施工体験など、建築や環境を学ぶにあたり基本となる知識やスキルを養います。

空間デザインの基本習得

インテリア基礎演習

1年生前期という早い段階で、2.7m、5.4m、7.2mスケールの空間を考える課題に挑戦。図面ではなく人の点景を入れての模型制作を通して、今後の基盤となる3次元で空間を捉える力を養います。

  • カリキュラム
  • カリキュラム
実践を通して素材を学ぶ

建築・環境施工演習

建築を設計するには、素材への理解が必要です。本演習では、大学近隣をフィールドにし、そこで調達できる材料を元に、その場所にふさわしい構造物を考え、実際に施工。木々の枝を編み込んだ技術による柵づくりや、自ら間伐したスギ丸太を用いた階段づくりなどを通して、素材の特性から施工方法を考案することや、構造物に見合った材料を見出すことなどを実践の中で習得します。

カリキュラム
カリキュラム カリキュラム

2年次分野の関連性を知る

住宅やランドスケイプの設計、現地での調査実習などを通して、建築分野と環境分野の技術と知識を広げていきます。建築とランドスケイプを一体的に捉え考える課題にも取り組み、分野の関連性を深めていきます。

木造建築の基本を学ぶ

建築設計演習1

木造建築の基本技術を使って、小規模建築「タイニーハウス」の設計を行います。鉛筆ではなく図面を引くためのペンを使って製図する「インキング技術」や、木造建築の基本となる「木造軸組構法」など、設計に必要な道具の扱いや知識を習得。模型制作を通して本設計を行うことは、木造建築の構造の仕組みや、自分が描く図面の意味を深く理解することにつながります。

カリキュラム
周辺環境のデザイン

環境計画演習2

建築やランドスケイプのデザインでは、対象となる範囲だけで考えるのではなく、その周辺の環境や関係を読み取った上で空間のデザインを考えることが重要です。この演習では、前期に行ったフィールドワークの体験を生かし、住宅と敷地環境の設計課題に取り組みます。この課題を通して、建築と敷地、周辺環境とのつながりを読み取り、それを空間構成にどう落とし込むかを学びます。

カリキュラム
カリキュラム カリキュラム

3年次実践の中で専門を深める

自身の関心や進路に合わせて課題を選択。少人数で授業を行い、専門分野の知識と技術を深めていきます。テーマはどの分野も共通して同時代的な問題を扱うため、実践の中で力が磨かれます。

集合住宅設計

建築設計演習3

集合住宅にまつわる法規制とそれをクリアにするデザイン事例をリサーチして集積。そのリサーチ結果を用いた、新たな魅力を持つ集合住宅の設計を行います。

  • カリキュラム
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市街地計画

環境計画演習3

3地図解読、現地調査、資料調査などを通じて、土地が持つ環境条件やポテンシャルを解読し課題を抽出。現地観察から得た気付きを元に、土地活用の可能性を構築します。

  • カリキュラム
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劇場とシネマ通りの再生

建築設計演習6

かつて複数の映画館があり山形市の賑わいの中心だった「シネマ通り」。近年また新しい変化が起きているこの通りをさらに加速させる劇場の設計に挑戦します。

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まちの自然エネルギー計画

環境計画演習5

農村地域にとって、資源活用や雇用などの面で大きな可能性を秘める自然エネルギー。市町村単位における自然エネルギー導入のマスタープランとなる計画を構想します。

  • カリキュラム
  • カリキュラム
カリキュラム カリキュラム

4年次建築と社会を結び付ける

各自研究テーマを設定し、論文・設計・プロジェクトなど発表方法に合わせて実践。建築と社会を結び付け問題を解決する力と、地球環境を読み解き、将来像を描く力を養います。

卒業制作

卒業研究

  • カリキュラム
  • 〈 建築 〉

    中川広海「日本橋 首都高速再構築」/首都高道路の移設が検討される日本橋周辺。歴史を否定するのではなく、それらを活かし、より良い環境を作り出すための提案。移設後は周囲の川、道、そしてコミュニティをも繋ぐ媒体としての使命を与えられ、生活に根ざした新たなまちを産み出す要となります。

  • カリキュラム
  • 〈 エコロジー 〉

    遠藤龍太郎「飯豊町における農地を利用した地産池消の再生可能エネルギー」/田と田の間や山際の少量の農地を活用する再生可能エネルギーの生産を提案しました。この農地利用法の提案がスタンダードになれば、未来の地方都市の風景が変わっていくかもしれません。

  • カリキュラム
  • 〈 リノベーション 〉

    武山奈月「負の遺産にしないための利活用方法の提供~断熱改修ワークショップ開催における今後への期待~」/さまざまな年齢層の方に、身近な材料と自らの手で改修ができることを体験してもらうため、「成田老人憩いの家」の断熱ワークショップを開催。健康に影響する寒さを解消できることを伝えます。

  • カリキュラム
  • 〈 インテリア/ ランドスケイプ 〉

    川田匠「人と自然をつなぐ道」/人と自然をつなぎ、遊びが生まれる道。電子ゲームなど子供の室内での遊びの増加や自由な遊び場の減少で、野外での遊びや自然と触れ合う時間が減っています。そのような社会の中に、自然や生き物たちと触れ合うことができ、学び、遊べる、人と自然をつなぐ道を設計。

カリキュラム カリキュラム

卒業時取得可能資格:

高等学校教諭一種免許状(工業)、学芸員、測量士補[受験資格の取得]一級建築士、二級建築士、木造建築士、土地区画整理士、施工管理技士、インテリアプランナー、商業施設士補、商業施設士
※指定の科目を受講することで取得できます。

リアルな学び

リノベーション

リノベーション
まちづくりを実践

大学で学んだ知識をもとに、学生自ら資金を集め、山形市街地の歴史ある郁文堂書店をリノベーション。10年ぶりに復活させ全国的に話題になりました。そのほか学生が考案した「YAMAGATA YATAI」というオリジナルの屋台は、学生が企画運営する「シネマ通りマルシェ」や、仙台の勾当台公園内に建てられた「ライブラリーパーク」のイベントなどで実際に活用。身近で手頃な材料で制作できるため日本中に普及しています。また、山形市にある築30年の八日町マンションの1室を再生するプロジェクトに、学生たちが企画・設計・現場に関わり、完成したものは販売されました。

(上から)2018年の「山形ビエンナーレ」では新しく生まれ変わった郁文堂も会場に/「ライブラリーパーク」は屋台以外にも、設計は卒業生が、家具やインテリアのデザインは在学生が担当/郁文堂の隣には教員が中心となりリノベーションした「とんがりビル」がある/シネマ通りマルシェの様子/改装した八日町マンション

リアルな学び

環境

未来の住宅街
「エコタウンプロジェクト」

×飯豊町 山形県

山形県飯豊町では人口流出を防ぎ、Uターンする町民の受け皿としての場所をつくるため、高校跡地にエコタウンプロジェクトを策定。教員と学生たちが地元住民とともにワークショップや先進事例の視察などを行い、まちの拠点となる施設をどのようなものにするのかを議論。結果、エコハウス仕様の住宅20軒と植栽が決定し、現在造成工事とモデル住宅の設計が始まっています。

リアルな学び

環境

新たな生活様式のエコハウス

×スノーピーク アウトドアメーカー
×荒正 建築環境メーカー

産学連携し、山形市内に県内初となる高性能エコハウスとアウトドアリビングが集積する住宅街を開発・分譲。本学では竹内昌義教授が中心となり、学生もサポートに入りながら、住宅とその周辺環境のデザインに取り組んでいます。

リアルな学び

内定者の声

人間に大きな影響を与える住環境。
だからこそ、より豊かさを求めて。

株式会社リビタ
(リノベーション分譲、コンサルティング、PMサブリース等)
茄子川 彩佳/宮城県石巻工業高等学校 出身

学科で取り組んでいる「山形R不動産」プロジェクトにおいて、実際の賃貸物件の紹介記事を書いた経験が自分をより成長させてくれたと感じています。読んでくださる方の想像が膨らむように書くことの難しさを感じると同時に、建築を文章に落とし込む面白さに初めて気付くことができました。『リビタ』を志望したのは、会社のビジョンでもある「次の不動産の常識をつくり続ける」仕事がしたいと強く思ったから。多くの人が豊かな住環境、暮らしを得られる社会をつくっていきたいです。

内定者の声

学んできた今後の地域の在り方を、
好きな山形のために生かしたい。

山形県
遠藤 龍太郎/山形県立南陽高等学校 出身

東日本大震災で住宅が壊されていく映像を見て、何か貢献できないだろうかと考えたことが建築を学ぶきっかけになりました。4年間の学びを通して感じたのは、建築や環境に対して自分からアプローチすることの難しさ。そして、計画・設計・実現のプロセスの構成がどれほど大変で時間のかかることなのかということ。その課題を乗り越えてきたからこそ見えてきたものやこれまでの学びの経験を生かし、未来も緑があふれ、人々が快適に過ごせる社会をつくっていきたいと思います。

内定者の声

主な進路実績

主な進路実績 主な進路実績 主な就職企業一覧

主な就職企業一覧

【建築、都市設計事務所】隈研吾建築都市設計事務所/妹島和世建築設計事務所/千葉学建築設計事務所/本間利雄設計事務所/西方設計/UAPP設計事務所/鈴木弘人設計事務所/蟻塚学建築設計事務所 /フケタ設計/羽田設計事務所/秦・伊藤設計/久慈設計/リオタデザイン/ビオフォルム環境デザイン室/ハウスデザイン一級建築士事務所/ノルムナルオフィス/須藤剛建築設計事務所/N’s Create/LIFE RECORD ARCHITECTS/文化財保存計画協会/菊池佳晴建築設計事務所/一級建築士事務所SATO+/渋谷達郎+アーキテクチュアランドスケープ一級建築士事務所/アトリエノルド
【建設会社、住宅メーカー】鹿島建設/清水建設/安藤ハザマ/積水ハウス/東北ミサワホーム/タカカツホールディングス/ホリエ/サンコーホーム/市村工務店/山形建設/宮城建設/日本国土開発/スタップ/土屋ホーム東北/日本住宅/リビタ/セキスイハイム東北/シェルター/北州/アールシーコア/一条工務店仙台/タマホーム/ウンノハウス/淺沼組/沼田建設/升川建設/千歳建設/鶴岡建設/YKK AP/サンゲツ/アイジー工業/要建設/後藤組/タカラスタンダード/大和リース
【内装、インテリア、測量、環境】乃村工藝社/日比谷花壇/東急不動産/天童木工/スペース/小西造型/小泉創芸/クラフト/住友林業緑化/朝日測量設計事務所/寒河江測量
【公務員】山形県/山形市/米沢市/鶴岡市/長井市/上山市/新庄市/朝日町/大石田町/尾花沢市/河北町/川西町/宮城県/気仙沼市/青森県/新潟県/自衛隊
【学校、施設、団体等】山形工業高校/米沢工業高校/仙台工業高校/古川工業高校/NPO環境ネット山形/山形県みどり推進機構/JAさがえ西村山/JAみちのく村山/山形県建設技術センター/山形県都市整備協会/山形県住宅供給公社
【金融、保険等】山形銀行/山形労働金庫/きらやか銀行/明治安田生命保険
【放送、音響、映像制作等】NHK鶴岡/山形テレビ/手塚プロダクション/テレビアルファ/ダイバーシティメディア
【出版、印刷、新聞等】河北新報/JTBパブリッシング/大風印刷/北羽新報社
【その他(製造、サービス、小売他)】JR東日本/日本郵便/セゾンファクトリー/イオン/ディーエルディー ほか

教員紹介