歴史遺産学科

歴史学/考古学
民俗学・人類学
文化遺産マネジメント

歴史遺産学科

歴史学/考古学
民俗学・人類学
文化遺産マネジメント

学科の概要

歴史と文化をリアルに語れる
相続者になる!

世の中を知ったふりして語る前に、自分を変えろ。地域で今求められているのは「共感する力」。人々が何を大切にし、何を受け継いできたのか。人々にとって歴史とは何か、文化とは……そして誇りとは何か。それを日常の中に発見し、共に語れるようになる。在学中のフィールド移動距離は、1万キロ。たくさんのモノや人と出会い、体験と思いを重ね、そこにある現実と肉迫する。そこには幾世代にもわたって積み上げられてきた地域や人々の「生」のリアルがある。その現実に「共感」できる相続者になる。共に歩み、共に汗を流し、共に涙をぬぐい合う仲間と出会う。そして、時代は君たちのものとなる。

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3つのPOINT

POINT1

1年次から始まる専門演習

本学では1年次から専門演習がスタート。少人数体制で、教員が学生一人一人にしっかり寄り添いながら、地域の成り立ちを理解するのに必要な自然や社会の読み解き方を、実際に地域に出て学んでいきます。

POINT2

質・量共に豊かなフィールドワーク

学科専門科目の約50%が演習とフィールドワーク。本物に向き合うことでしか得られない発想や思考を大事にし、地域に役立つ実学的な研究を推奨します。その結果、多くの卒業生が地域で活躍しています。

POINT3

学科連携で身に付く表現力

他学科とのプロジェクトを通じて養われる、調査内容をより視覚的に伝えるスキルやさまざまな考え方への理解、コミュニケーション能力は社会のあらゆる場面で自らの可能性を広げてくれる力となります。

4年間の授業とカリキュラム

1年次地域を理解する

地域固有の文化や伝統を理解する上で欠かせないのは、フィールドを歩くこと。現地を訪れ、自然観察や史資料の記録、住民へのヒアリングといった調査方法を体験。フィールドワークの基礎を身に付けていきます。

カリキュラム
歴史遺産調査演習A/遺跡がなぜそこにあったのか。当時はどんな環境だったのか。それは文献を調べ、歴史を勉強するだけでは分かりません。現地に立って、自然と人の暮らしが織りなす文化的な景観を歴史的に読み解く知識と感性が必要になります。旅をし、大いに歩きましょう。
カリキュラム
「関わり合いで自己を磨く」フィールドワーク演習1/身近な地域を歩いて、学内で学んだ自然や社会、歴史遺産に関する基礎知識を再確認するとともに、新たな気付きや課題の発見を促します。

2年次調査研究スキルを習得

自分の興味のある分野を重点的に学べる2年生。専門知識を深め、身に付けた調査研究手法を現場で磨いていきます。研究動機となる人との出会い、「問い」の発見へと導きます。

カリキュラム
フィールドワーク演習2/発掘調査、それは過去との対話。あなたが地面に挿した竹べらの先に数千年前の古代人の足音が聞こえます。昨年は北海道伊達市にある続縄文時代の貝塚-有珠モシリ遺跡を発掘。貝塚は生あるものを常世に送る聖なる場。豊富な出土品に圧倒されます。
カリキュラム
「リアルな過去を想像する」歴史学応用演習2/史料を解読し、そこから客観的に情報を読み取り、歴史像を描き出すという歴史学を学ぶ上での専門能力を身に付けます。

3年次主体的に調査研究する

地域の価値を見出し、保存活用の担い手となるために必要な地域への理解と共感、主体的なフィールド調査に加え、関連文献の読解にも力を入れ、自ら発見したテーマについて探究する手段とします。

カリキュラム
フィールドワーク演習3(民俗・人類学分野 田口ゼミ)/演習の中心は寒中のウサギ狩り。狩りを通して、村人たちの厳冬期の食資源と生活技術を学びます。
カリキュラム
「読解力と文章表現力を高める」歴史遺産文献講読1/課題図書や先行研究の論文読解・討論を通して、自らの研究課題を発見し、論文作成の作法を身に付けます。

4年次研究を深め、表現する

フィールドで出会ったテーマを多角的に掘り下げます。そこで培われるのは地域を総合的に理解する力。卒業研究、プレゼン、卒展を通して、地域の課題解決に向き合う自己効力感と実行力を高めていきます。

カリキュラム
卒業研究(卒展)/1年間かけて取り組んだ卒業研究の成果を一般に公開するのが卒展です。学生たちが取り組むテーマは、皆フィールドワークで出会った学生自身のリアルな体験と問いから出発しています。それ故、研究成果は生きた言葉で語られ、社会に還元されていきます。
カリキュラム
「自身の研究を深める」卒業研究/4年間の集大成として取り組む卒業研究の長い道のりは、社会に出てから幾度も経験する課題解決のプロセスにほかなりません。仮説、調査、分析、検証、発表・討論を繰り返し、論文をまとめていきます。研究成果を分かりやすく人に伝えるため、ポスターパネルを制作するとともに、プレゼンテーション力、表現力を養っていきます。

リアルな学び

リアルな学び

文化遺産マネジメント
―地域に学び、地域を支える

文化財保護の理念や制度を学び、地域に入って実践します。近年は江戸時代の宿場町「史跡羽州街道楢下宿」の保存・活用に取り組んでいます。上山市楢下において、旧家の雛の展示、古民家の障子張り替え、春祭り、夏祭り、秋のイベント(ツール・ド・ラ・フランス、そばまつり、茅刈り)、土蔵の文化財レスキュー、活動成果展などを実施し、春夏秋冬、1 年を通して住民主体のまちづくりに参加することで、リアルな地域の姿と住民目線に立った文化継承を学んでいます。また、2019 年度は、全国でも稀有な「温泉城下町-上山」の価値と魅力を伝えるため、城下町エリアのフィールドワークを行い、ブックレット(歴史遺産学科× 文芸学科)を制作しました。

リアルな学び

地域に残された古文書を調査
山形市蔵王上野

地域には400 年前の江戸時代から伝来した古文書が意外にも多く残されています。しかし、それらは人知れず失われてしまうことも少なくありません。本学科ではこれらを後世まで残すべく、山形市を中心に地域の古文書整理を行っています。山形市蔵王上野地区では、2014 年度から調査を始め、2019 年度、調査報告書をまとめ、地域での報告会も開催しました。本物の古文書に触れながら授業で学んだ技術を実践。さらに、報告書や報告会を通して情報を公開する責任感と学びが形になる達成感を得ることができます。

リアルな学び

公務員試験対策講座

文化財行政や博物館学芸員など、公務員を目指す学生のために、学科独自に公務員試験対策講座を開講しています。資格予備校の講師による授業を格安の値段で受講することができるほか、公務員経験のある教員から適切なアドバイスを受けることができます。

リアルな学び

社会教育士 養成課程

地域の歴史文化資源を行政やNPO など多様な主体と連携して、人づくりやまちづくりに貢献する人材を育成するため、社会教育士の資格課程を設けています。2019 年度は上山市教育委員会の協力を得て、実際に社会教育行政の現場を体験しました。武家屋敷を活用した寺子屋教室、市立図書館での司書業務、上山城郷土資料館での学芸業務、羽州街道金山峠越の保全活動、楢下でのまちづくり活動を通して、社会教育士の役割を実践的に学んでいます。

主な進路実績

主な進路実績 主な進路実績

【学校、施設、団体等】池波正太郎真田太平記館/NPO 法人西沼田遺跡サポネット/奥松島縄文村歴史資料館/学校法人河合塾/北上市立博物館/清春白樺美術館/埼玉県埋蔵文化財調査団/さがえ西村山農業協同組合/社会福祉法人ありのまま舎/宗教法人輪王寺/地底の森ミュージアム/日本こんにゃく協会/花巻農業協同組合/ 東根観光物産協会/福島県文化振興財団/文化庁/宮城県公文書館/宮古市/明治大学考古学博物館/最上徳内記念館/山形県/山形県国民健康保険団体連合会/山形県埋蔵文化財センター/山形中央農業共済組合
【民間調査機関、民間文化財コンサルタント】国際文化財/都市景観設計/トリアド工房/ノガミ/パレオ・ラボ/毛野考古学研究所
【金融、保険等】あいおいニッセイ同和損害保険/きらやか銀行/荘内銀行/山形信用金庫
【映像制作】アトリエ・NOA/コラボレーション
【建築、都市設計、環境、インテリア等】アークビジョン/エスコ/ 野上建設興業
【公務員】大江町/小国町/新発田市/多賀城市/高畠町/棚倉町/長井市/名取市/南陽市/東根市/村山市/岩手県/宮城県警察
【出版、印刷、新聞等】農山漁村文化協会
【その他(製造、小売、サービス等)】アカオリゾート公国/アクセス米沢/いそのボデー/一の坊/NHK山形/遠藤商事/共育舎/郡中丸木/ゲオホールディングス/サンデー/CSI/シベール/セントラルリース/第一貨物/高見屋旅館/天童ホテル/中央アルプス観光/東京スタイル/東横イン/とびしま/トヨタカローラ山形/ナウエル/日本クッカリー/日本生命保険/日本郵政グループ/バーウェル/ハマツーリスト企画/東日本プランニング/ひなの宿千歳/平田牧場/保志/ポンパドウル/マイナビ/松屋フーズ/マルイ/メディカジャパン/モンベル/レオパレス21/山形駅西口ワシントンホテル/山形酸素/山形トヨペット/山形リコー/ヤマコー/ヤマザワ/ヤマト運輸/山寺風雅の国/ヨークベニマル/旅館古窯/リンベル/ローソン/ワールドストアパートナーズ ほか

学科のデータ

入学定員:
32名(2020年度)
在学生数:
141名(2020年度)
卒業時取得可能資格:
小学校教諭一種免許状、中学教諭一種免許状(社会)、高校教諭一種免許(地理歴史)、学芸員、社会教育士(養成課程)
※指定の科目を受講することで取得できます。
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