美術科
彫刻コース

木彫/石彫/金属彫刻

心身の全てで掴む
たくましい精神と“作り出す”力

手のひらで素材を感じ、空間に立体を生み出す。本コースでは、制作のなかで豊かな感性と基礎力を培うと同時に、社会を広く見渡し、現代における表現の在り方について洞察を深めます。そのため近隣の自然環境を利用した「木こり体験」や学外での展覧会企画など、実践に重点を置いた授業が多いのが特長です。常に問題・課題意識を持ち、素材と向き合い、心身の全てを使って制作することで生まれる精神力や自己鍛錬の力は、多方面での可能性を拓く糧となるもの。彫刻家はもちろん、デザイナーや製品開発、舞台美術など幅広い就職実績へ結びついています。


卒業時取得可能資格:
小学校教諭一種免許状、中学校教諭一種免許状(美術)、高等学校教諭一種免許(美術)、学芸員
※指定の科目を受講することで取得できます。

授業ピックアップ

等身大塑造
彫刻基礎演習 3

ヌードモデルの等身像を粘土で制作。デッサンを繰り返し、人体の比率や動勢を捉える力を養い、量感とフォルムなどの造形概念を獲得します。粘り強く制作しながら、対象を深く洞察する力を身に付けます。

石彫
彫刻演習 1

石を素材として課題テーマに沿った作品を制作。ノミなどの道具の作り方、石材の動かし方や扱い方、工房機材の使い方、彫り進め方、仕上げなどを段階的に習得します。カービングによって形を作る力を開発します。

木彫
彫刻演習 3

木彫道具の扱い方や手入れ、木取り方法を学び、作品制作を通して彫刻技術を身に付けます。学年を超えて皆が協働する「木こり体験」ワークショップでは、チェーンソーや斧を使って何十メートルもの高さの木を伐採します。

彫刻思考
彫刻演習 4

彫刻と社会との関係性を考察して表現の幅を広げます。コンセプトの立ち上げ方、プランニング、他者への伝え方を、教員と対話を重ねながら学習。枠に捉われない実験的な作品を制作します。

自主制作
彫刻演習 6・7

作品テーマを設定し、素材の選択と制作プロセス、スケジュールを組み上げ、完成に至る自己管理力を養いながら独自の表現に挑戦。学外で展覧会を企画開催して発表するなど、主体的・実践的に学びます。

4年間の集大成
卒業制作

これまでに習得した彫刻のさまざまな造形要素と、考察を重ねてきた社会的な意義を、十分なスケール感をもった作品として最大限に発揮。4年間の集大成として独自な表現を発信します。

4年間のカリキュラム
NETBUSゲストユーザーでログイン後、シラバスを検索できます。

※ゲストユーザーでログイン後、シラバスを検索できます。


作品紹介

  • 素材

    松岡瑞紀「素材」

    H2200×W450×D450mm 楠・シナ

  • Rocket boy

    田中雄斗「Rocket boy」

    H1550×W500×D400mm 石膏

  • たとえ

    山本雄大「たとえ」

    H1500×W400×D704mm 樟・シナ

  • 透過する奥行

    靏久鉄男「透過する奥行」

    H1900×W400×D500mm グル―

  • 大島宗則「則」

    H1900×W2100×D1100mm 浮金石・鋼材

  • fino del questomondo

    松谷みき「fino del questomondo」

    焼物彫刻

  • 歴史の断片「捕食」

    林拓也「歴史の断片「捕食」」

    H1550×W1100×D2300mm 楠・欅

  • 思い、巡る

    三橋麻依「思い、巡る」

    H1500×W600×D600、H700×W1200×D1000mm 布・綿・発泡ビーズ

  • 壊れることのない電球

    東海林史恵「壊れることのない電球」

    鉄材

  • 透過する奥行

    靏久鉄男「透過する奥行」

    H1900×W400×D500 グル―ガン

  • 瀬戸志保「焔」

    H2700×W1000×D600mm 御影石

  • 水の底

    大井綾香「水の底」

    H1500×W600×D500mm 楠、アクリル絵具

  • background

    山田美樹「background」

    H750×W4500×D2000mm 石彫

  • fino del questo mondo

    松谷みき「fino del questo mondo」

    焼物彫刻、W3100×H2700×D1400mm

  • STARTEND

    久米秀亮「STARTEND」

    木彫

  • 壊れることのない電球

    東海林史恵「壊れることのない電球」

    金彫

  • はじまり

    瀬戸志保「はじまり」

    石彫

  • おでまし

    石川霞「おでまし」

    石膏彫刻

  • a red statue

    及川裕介「a red statue」

    木刻

  • 歴史の断片『捕食』

    林拓也「歴史の断片『捕食』」

    楠欅、H1550×W1100×D2300mm

  • 来栖花「息」

    「息」

    伊達冠石、H650×W900×D800mm

    「息2」
    伊達冠石、H550×W650×D600mm

  • 朔/loser

    飯泉祐樹 H1900×W460×D400mm「朔/loser」

     
  • 所在

    山田美樹 インスタレーション「所在」

    インスタレーション

  • 私の心地よい感覚Ⅰ、私のベッドと椅子

    沓沢佳奈「私の心地よい感覚Ⅰ、私のベッドと椅子」

    土・芝・ほか ミクストメディア

     


フォトギャラリー


教員紹介

吉賀 伸 准教授 /彫刻コース長
Yoshika Shin

吉賀 伸 准教授/彫刻コース長
Yoshika Shin

1976年 山口県生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科修了。修士(美術)。

 

“彫刻の一素材としての陶”という観点から素材の制約と概念を超越した陶による大型の彫刻作品を制作。土の持つ可変性を様々に引き出し、新鮮で堅固な立体作品の創出のうちに存在感のある遺跡のような強さと時間性の表出をテーマとしてきた。近作では古代から現代に受け継がれている日本人固有の美意識の発現を試みている。

2001年 筑波大学芸術研究科長賞(2000年度の筑波大学修了作品より各専攻1名を対象)。2002年 第66回新制作展 新作家賞(一般応募出品作品より数点の優秀作品を対象)。2002年 第3回日本ユーモア彫刻展02 大賞(全国コンペティション形式によりグランプリとして1点を対象)。2005年 第69回新制作展 新作家賞(一般応募出品作品より数点の優秀作品を対象)。2005年 つくば市フクロウ彫刻展 入賞(全国コンペティション形式により買上賞として数点を対象)。2007年 五島記念文化賞 美術新人賞(五島記念文化財団の推薦委員によりノミネートされた作家から選考委員により2名選) 2013年 個展 スペース・S、など

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「山百合の泉」2008年
陶 H196×W160×D158 彫刻・林間学校展 メルシャン軽井沢美術館

保田井智之 教授
Hotai Tomoyuki

保田井智之 教授
Hotai Tomoyuki

1956年 宮崎県生まれ。武蔵野美術大学造形学部彫刻科卒業。学士。

 

主に木とブロンズを用いて、作品を制作。「塑」ということと「素材の単位」について制作を通じて研究している。

2005年 平櫛田中賞受賞。2011年11月 県文化賞(宮崎)。県の文化向上、発展に貢献した人や団体に贈られるもので、受賞者累計は281人と1団体となっている。

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「質問者 an interrogator」
スプルス、姫小松、チーク、桧、さわら、ブロンズ
第22回平櫛田中賞受賞、井原市田中美術館所蔵

2018年度 講師一覧

2018年度 講師一覧

阿部光成
雨宮透
大島康幸
海崎三郎
金沢健一
坂田啓一郎
平井一嘉
藤原彩人
元木孝美