美術科 日本画コース

現代日本画/古典技法
日本画素材
写生/展覧会企画・運営

美術科 日本画コース

現代日本画/古典技法
日本画素材
写生/展覧会企画・運営

学科の概要

日本画ルネサンス
–今の時代の日本画をつくる–

日本画は、伝統と革新が織りなす可能性にあふれた領域です。古典と現代を往来しながら、今を表現し、今だからこそ社会で活用可能な絵画、それが私たちの考える日本画です。2020年、日本画コースは「日本画ルネサンス」を宣言します。ルネサンスとは再生、復活を意味します。日本絵画の原点である写生を通して日本画を捉え直し、首都圏から遠く離れたこの場所から真の意味での日本画を復興する文化運動をスタートします。現代の日本画に写生精神を取り戻し、また写生によって画力を身に付け、現代の社会で実践します。私たちは、自らの眼で時代を見つめ、自らの手でゼロから新しいものを生み出すことで、未来を切り開いていくのです。

資料請求

3つのPOINT

POINT1

日本画の基本は「写生」から

写生とは、見たものをありのまま描くだけでなく、物事の本質に迫ろうとする姿勢。写生を軸に観察力と画力を鍛えることで独自性が磨かれ、在学中から公募展で受賞するなど、対外的な評価へつながっています。

POINT2

首都圏から遠く離れたこの環境で

東北という場所は、自ずと目の前の雄大な環境に向き合わせてくれます。さまざまな授業、課外プロジェクトを通して、山形をはじめ、東北地域へ深く入り込み、そこで得た体感や思いを視界いっぱいに広がる大画面に描き表す時間は、表現力と精神力を着実に育みます。

POINT3

地域や社会への発信力を磨く

技術のみならず、制作におけるコンセプトと思考を重視。展覧会発表を通して自らの言葉で伝える力を習得するなど、社会への対峙を意識付けすることでプレゼンテーション力やコミュニケーション力が育まれています。

4年間の授業とカリキュラム

1年次基礎知識、写生、技術の修得

日本画の出発点と言える「写生」や、日本画の概念を学び考える授業などを通して、制作における基礎的な知識を理解し、技法、手順を習得します。

カリキュラム
「日本画とは何か?」日本画基礎演習3/「日本画考2」の授業と連動し、「日本画とは何か?」という問いに対して、歴史的観点、現代における日本画の立ち位置などさまざまな視点から見識を得て、自己の思考を作品に反映させます。
カリキュラム
「日本画への考え方を深める」日本画考1・2/1では日本画史の中で重要な作家や作品を紹介します。2では日本画コース全教員、ゲスト作家、評論家、学芸員などそれぞれの講義を基に日本画に対する考え方を構築していきます。

2年次古典技法から自己表現へ

今から千年以上前の古典作品を模写することや、素材調達から画材作りまでを経験することは、創作の可能性を広げ、自己の表現へとつながります。

カリキュラム
「模写を通して古きを学ぶ」日本画演習1・2/平安時代の絵巻物の摸本を通して、墨での下書き、染料を用いた古色再現など、古来の日本画技術を学びます。また先人の技法を観察し制作を進める中で、和紙や絹などさまざまな素材の特徴を学びます。
カリキュラム
「素材への視点」素材学/紙漉き職人や表具師などの特別講師による実演を通して、さまざまな日本画材料の性質を学び、創作に生かすための知見を獲得します。道ばたの石から実際に岩絵の具を作り、素材への視点を学び、拡張します。

3年次自己のテーマを追究し、社会へ

学内外で発表する機会を設け、自らの言葉で伝える力を習得。そうした体験を通して、自らのテーマを見つけ出すきっかけをつかみます。

カリキュラム
「学外展覧会を企画・運営」日本画演習6・7 /「美術と実践力2」で培った力を基に、大学から社会へと展覧会の場所を移し、より実践的に展覧会の企画と運営について学びます。学芸員の教員を含めた全教員が関わりながら展覧会を開催し、日本画と社会との関係を見つめます。
カリキュラム
「写生から画像まで」日本画演習4・5/日本画に関する技術・知識・経験を生かしながら制作テーマを深め、「写生」と「画像」を用いて日本画の可能性を追究します。自身の思いやテーマを文字で表現する力と、言葉で伝えるプレゼンテーション能力を身に付けます。

4年次将来を見据え、集大成へ

これまでに習得した技術と表現を生かし、大作の作品制作に挑戦。自身の進路に沿った芸術の社会的意義を考え、表現の内容を深めます。

カリキュラム
「4年間の集大成」卒業制作/4年間を山形の地で過ごし、創作に対峙した意味を考えて卒業制作に取り組み、今ここでしかつくることのできない表現に挑戦します。将来を見据え、芸術の社会的な意義を考えながら作品を制作します。

卒業制作優秀作品

  • 源由華「愛の巡礼」
    H1800×W2925mm
    和紙・岩絵具・水干絵具

    源由華「愛の巡礼」
    H1800×W2925mm
    和紙・岩絵具・水干絵具

  • 中野天音「惟い浸く」
    H2590×W1940mm
    和紙・岩絵具・水干絵具

    中野天音「惟い浸く」
    H2590×W1940mm
    和紙・岩絵具・水干絵具

  • 伊藤みさき「此処にいる」
    H1700×W300mm
    和紙・岩絵具・胡粉・他

    伊藤みさき「此処にいる」
    H1700×W300mm
    和紙・岩絵具・胡粉・他

  • 東峰晴香「あたらよ」
    H2000mm×W2000mm
    和紙・岩絵具・胡粉・水干絵具・方解末・水晶末

    東峰晴香「あたらよ」
    H2000mm×W2000mm
    和紙・岩絵具・胡粉・水干絵具・方解末・水晶末

  • 髙橋ひかる「海月化死屍観想図」
    H3000×W1800mm
    和紙・岩絵具・胡粉・墨・水干絵具・その他顔料・色鉛筆

    髙橋ひかる「海月化死屍観想図」
    H3000×W1800mm
    和紙・岩絵具・胡粉・墨・水干絵具・その他顔料・色鉛筆

  • 土田翔「推本溯源」
    H3000×W1800mm
    和紙・岩絵具・胡粉・墨・水干絵具・その他顔料・色鉛筆

    土田翔「推本溯源」
    H3000×W1800mm
    和紙・岩絵具・胡粉・墨・水干絵具・その他顔料・色鉛筆

  • 冨田菜摘「Bloom into you」
    H1820×W5460×D1200mm
    綿布・板・アクリルパネル・岩絵具・胡粉・水干絵具・その他顔料

    冨田菜摘「Bloom into you」
    H1820×W5460×D1200mm
    綿布・板・アクリルパネル・岩絵具・胡粉・水干絵具・その他顔料

  • 山田竜馬「共棲」
    H1800×W2850mm
    和紙・板岩絵の具・胡粉・墨

    山田竜馬「共棲」
    H1800×W2850mm
    和紙・板岩絵の具・胡粉・墨

  • 石井瑛穂「叢生」
    H1740×W3360mm
    和紙・岩絵具・水干絵具

    石井瑛穂「叢生」
    H1740×W3360mm
    和紙・岩絵具・水干絵具

  • 泉早織「The winds」
    H1620×W4410mm
    和紙・岩絵具・墨・水干絵具

    泉早織「The winds」
    H1620×W4410mm
    和紙・岩絵具・墨・水干絵具

  • 下田実來「Continent」
    H2000×W3600×D850mm
    綿布・岩絵具・胡粉・墨・水干絵具・色鉛筆・パステル・箔

    下田実來「Continent」
    H2000×W3600×D850mm
    綿布・岩絵具・胡粉・墨・水干絵具・色鉛筆・パステル・箔

主な進路実績

【デザイン、設計等】カイカイキキ/スタジオタブ/スタッフエージェンシー/ソフタス/大伸社/タフゴング/丹青社/ディーテイルズ/デザインコンプレックス/ドラフト/博報堂アイ・スタジオ/マックスマウス/ライツアソシエイツ
【生活用品、家具、装飾、貴金属、専門サービス等】ウエスト/オカモト/花仙陶房富士/企業組合滴生舎/ケイ・ウノ小泉製作所/佐藤繊維/ジュエリー アベ/浄法寺漆器工芸青龍窯/天童木工/東京インテリア家具/東北川島織/とみひろ/ナンゴー/ニューヨーカー/パルコモード/プラント/墨仙堂/保志/ミキモト装身具/モードセンター/木工デザインくだものうつわ/杢目金屋/モンベル/和田装備
【学校、施設、団体等】アンデルセン公園こども美術館/いわき信用組合/江別市セラミックアートセンター/MOA美術館/岐阜県美術館/静岡県立美術館/湘南美術学院/高澤学園すいどーばた美術学院/天竜厚生会/町田国際版画美術館/米沢上杉文化振興財団伝国の杜
【玩具、文具、ゲーム、映画、アニメ等】旭プロダクション宮城白石スタジオ/アップリンク/アナロジカル/アニメインターンショナルカンパニー/アルファ・グリッド/A-1Pictures/ガイナックス/クリーク・アンド・リバー/コナミデジタルエンタテインメント/サイバーステップ/CGCGスタジオ/ジェオグラフィー/スタジオジブリ/スタジオワイエス/ダイバーシティメディア/ピクス/フロム・ソフトウェア/MAPPA
【機械、電器、自動車等】アシーナ/木戸浦造船/三栄精機/スズキ/日産自動車/ハヤシゴ/ハリオグラス/本田技術研究所/マツダ
【教員】青森県/茨城県/岩手県/神奈川県/埼玉県/静岡県/千葉県/東京都/栃木県/福島県/北海道/宮城県/山形県/青年海外協力隊美術指導員
【金融、保険等】日本生命保険/北都銀行/ローズ・コモディティ
【建設、住宅メーカー等】内田内装/東北ミサワホーム
【建築、都市設計、環境、インテリア等】NHKアート/小西美術工藝社/筑波ランドスケープ/山形用地補償研究所
【公務員】仙台市/月舘町/豊田町/宮城県警察
【出版、印刷、新聞、広告等】大洋印刷/タカノ印刷デザイン/東北紙工/東洋印刷/トランスコスモス/藤庄印刷/山形コミュニティ新聞社/山形新聞社
【その他(製造、サービス、小売他)】青木器械店/アバハウスDC/アライアンスマーケティング/エーアールシー/セゾンファクトリー/日比谷花壇/星野リゾート ほか

学科のデータ

入学定員:
169名(2020年度)
※美術科(7コース)全体での定員数です。
在学生数:
145名(2020年度)
※日本画コースの在学生数です。
卒業時取得可能資格:
小学校教諭一種免許状、中学校教諭一種免許状(美術)、高等学校教諭一種免許(美術)、学芸員
※指定の科目を受講することで取得できます。
資料請求