26.08.03
読みもの
総合型選抜入試[専願体験型](以降、専願体験型入試と略)の出願開始まで一ヶ月を切りました。
専願体験型入試は、どの学科・コースを受験いただく場合も、試験内容は「体験授業+面接」の組み合わせになりますが、「面接が苦手」だと感じている方も多いのではないでしょうか。
そんな皆さんにこそ、エントリーシートの作成に注力することをおすすめします。なぜなら、面接ではエントリーシートに書いたことが、間違いなく質問の材料になるからです。
※以降の試験でも、面接がある試験ではエントリーシートの提出が必須です。
エントリーシートは、「これまでの活動や志望動機などをアピールするための提出物」であり、大学側にとっては「受験生のことを知るための大切な資料」です。
出願書類に含まれているので、「エントリーシートは出して終わり」と勘違いされがちなのですが、実はそうではありません。
エントリーシートは「面接試験で、面接官の手元にある資料」でもあるので、面接試験にも大いに関係してくるものなんです。
つまり、何を・どんなふうに書くかによって、面接時の質問内容が変わります。だからこそ、エントリーシートを書くことが面接準備の第一歩とも言えるんです。
芸工大のエントリーシートには、3つの設問があります。
まずは1つ目の設問。
あなたがこれまで一番熱心に取り組んだことは何か。そのことを通じて何を学んだか。

例年この設問には、高校の部活動や文化祭での取り組みなど、高校生活のことを書く受験生が多い印象ですが、高校での活動に限定した欄ではありません。これまで、そしていま、皆さんがどんなことに夢中なのか・一生懸命やってきたのかを書く設問です。なので、どんなことでもいいんです。
自分はどんなことに対して気持ちが動く人なのか、どれくらい情熱を注げる人なのか。
こうしたことが読み手に伝わるように意識してもらえたら、より良い内容になるのではないかと思います。大事なのは賞や実績ではなく、そのプロセスです。
続いて2つ目の設問。
大学に入学してどのようなことを学んでいきたいか。なぜそのことを学びたいと思ったか。

この項目はいわゆる「志望理由」にあたるわけですが、例年受験生の多くが同じようなことを書いているように感じます。
例えば、映像学科志望の受験生が、こんな内容を書いたりします。(※あくまでも例です)
…… 私は映像学科で映像全般を学びたいと考えています。映像学科では、企業や地域と連携したさまざまな演習やプロジェクトを積極的に行っているので、参加することでいろいろなことを学べると考えています。また、さまざまなジャンルで活躍する経験豊富な先生たちから教われることも芸工大を選んだ理由です。……
大学のことを調べて、学科の特徴に共感してくれていることは読み取れますが、学びたい理由・意思については弱いように感じます。場合によっては、他の受験生とほぼ同じ内容になってしまうことも…
ここで書いてほしいのは、皆さん一人ひとりの中にしかないこと です。
そもそも、その分野を知った最初のきっかけはなんだったのでしょうか?
そして、それを本格的に学んでいきたい、芸工大に行きたいと思ったのは、なぜでしょうか?
そうした皆さんの中にしかないことを、具体的に書いてほしい項目です。
大学進学は人生の中でも大きな出来事です。だからこそ、なんとなくではなく「○○だから、芸工大で学びたい」としっかり表明できるようになってほしいと思います。
最後に3つ目の設問。
大学を卒業後、どのような進路を考えているか。その進路を実現するために大学でどのようなことに取り組むのか。

この設問は、単に卒業後の進路を聞いているだけではなく、目標達成のために何が必要なのか考えたり、その分野や業界を自分でちゃんと調べているかを見ている、とも言えます。
言い換えれば、皆さんの学びたいという思いがどれくらい本気かを見ている、ということです。
したがって、自分の将来像をできるだけ具体的に描き、その目標に向けて大学でどのような力を身につけたいのかを明確に伝えることが大切です。
例えば、志望する分野の仕事に求められるスキルや知識について調べ、それを大学でどう学べるのか、どんな授業やプロジェクトに参加したいのかを結びつけて書くことで、説得力のあるエントリーシートになります。
ここまで紹介してきたポイントを自分なりに考えて、まずは頭の中にあることを書き出してみましょう。行き詰まった時は、家族や友達、先生と話しながら整理していくことで、自分では気付かなかった想いが見えてくることもあります。
そして、冒頭で説明した通り、エントリーシートは出願のためだけの書類ではありません。面接では、書いた内容について質問されることも多いので、一つひとつの内容をしっかり考えて書くことが大切です。
自分の経験や考えを整理しておけば、面接で丸暗記の受け答えをするのではなく、あなたが考えていることを「自分の言葉」で自信を持って伝えられるはず。
やってみるとなかなか大変な作業ですが、自分自身としっかり向き合って頑張ってください!🌸