25.08.07
読みもの
青森ねぶた祭り、秋田竿灯まつり、仙台七夕まつり、山形花笠まつり、盛岡さんさ踊り、福島わらじまつり。
この6つの夏祭りを「東北六大祭り」と言います。東北地方でも、特に大きな夏祭りを総称したものです。
東北芸術工科大学が所在する山形市では「花笠まつり」が行われます。毎年8月5日~7日の3日間、山形市のメインストリート1.2キロを約14000人の踊り手たちが、「花笠音頭」に合わせて踊りながら練り歩きます。約100万人が訪れるこの3日間は、山形市が1年で最も熱い3日間だといっていいでしょう。
そんな歴史と伝統ある花笠祭りに、芸工大チームが参加しています。
参加するのは、「花笠チュートリアル〈チーム桜〉」所属の52名とサポーター10名の計62名。「チュートリアル」とは、芸工大の教員がその専門性を生かして行う課外活動のことで、学科やコースを超えて学生が集まり、教員と学生とが一緒になって活動できる「部活」とも「サークル」とも違う芸工大オリジナルの活動です。
この花笠チュートリアル〈チーム桜〉のみなさんも、学科・コースはもちろん、学年も出身地も違う混成集団。平日の授業後に体育館に集まって、日々練習に励んできました。すべては、この一夜のため。今日は、その一夜の模様をお伝えしたいと思います!
18:00 出発
日が傾き、蝉時雨も静まりはじめたころ、芸工大のバスプールに、華やかに着飾った〈チーム桜〉のみなさんの姿がありました。どの学生も、工夫を凝らしたフェイスアートやヘアスタイルで思い思いに着飾っています。
衣装にもチーム名の「桜」があしらわれています。
さりげない一瞬に仲のよさがうかがえます。
バスに乗り込む直前。いざ舞台へ。
20:20 出演
出演順が回ってきて、いよいよ〈チーム桜〉の出番です。
チーム名の「桜」のように華麗に舞って、山形の夏を盛り上げます。
開演前。肩を組んで、士気を高める。
凛と前を見て。
かけ声は「やっしょ、まかしょ、芸工大!」
山形市のメインストリート1.2Kmを練り歩きます。
大迫力の一瞬。
女踊り、男踊りなど、踊りにもさまざまな種類があります。
突き当りに見えるのは、旧山形県庁で映画「るろうに剣心」のロケで使われたゴール地点「文翔館」。
21:00 終了
およそ40分間を踊り続けて、ゴール地点の文翔館へ。
踊り切った充実感と終わってしまったさみしさと・・・忘れられない一夜になりました。
踊り終えて。光る汗が清々しい。
はじける笑顔が物語る充実感。声を合わせて「やっしょ、まかしょ、芸工大!」。
「私たち、今年で最後なんです、写真撮ってください!」と声をかけてきた4年生。花笠が繋いだ縁。
このチュートリアルのように、芸工大には、本気で打ち込み、一人一人が輝くチャンスがたくさん用意されています。芸工大のチュートリアルについてもっと知りたい方は、こちらのページをご覧ください!
●当日の様子はこちらからもご覧いただけます(山形新聞オンラインYouTube「〈Live〉山形花笠まつり2025 第1日」より:芸工大の出演は2:39:45ころから)