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24.01.16

芸工大探訪シリーズ第2弾 本館1階~前編~

芸工大生が、普段どのような環境で学生生活を送っているのかを、建物を中心にご紹介する「芸工大探訪シリーズ」!第2弾となる今回はいよいよ最初の建物「本館(ほんかん)」をご紹介します。
第1弾【バスプールから鏡橋編】 ←見逃した方はこちらもどうぞ

見所満載の本館は、一つの記事では紹介しきれませんので、本記事では主に本館1階の北側をご紹介します。
それでは見ていきましょう♪


まずは、鏡橋を渡った先の本館正面入口がこちら!

ライトアップした玄関も好きなので、夜に撮影してみました。


重量のあるドアを開けて中に入ると、まず最初に目に入るのが事務局です。なかではたくさんの本学職員が働いています。ちょっと中を覗いてみましょう!

左右にはエレベーターが付いています。

自動ドアを抜けた先にカウンターがあって、スタッフが学生の幅広い相談にのっています。授業や成績のこと、学費や奨学金のこと、作品展示のためのギャラリーや備品の貸し出しなどなど、さまざまな窓口がここに集約しています。

高校では割とどんなことも身近な先生に相談していると思いますが、大学では授業のことは教員が、それ以外のことは事務局の職員がそれぞれ担っています。誤解を恐れずに言うなら、事務局は高校までの職員室のような場所。学生生活で何か不安に思っていることがあれば、まずは気軽に立ち寄って聞いてほしいと思っています。

約70名の大学職員がこの事務局で働いています。


再び廊下に戻ってきまして、上を見上げてみると、どうでしょう!一部が建物最上階の天井までどーんと吹き抜けています。ちなみに本館は7階建てです。大学の周囲には高い建物がないので、本館はとりわけ大きく見えます。


そして、本館入口上部には、フランスの詩人『ルイ・アラゴン』の言葉が掲げられています。
このレリーフは、「ストラスブール大学の歌」という詩の一説です。ストラスブール大学の教授や学生がナチの軍隊により銃殺された事件で、学生の死を悼み、また残された学生たちを励ますために、この詩を書いたと言われています。冒頭の詩句は、知識を得ることだけが目的ではない真の学問の姿を語った言葉としてしばしば引用されています。


北側に進むと、そこには大きな御神木(ごしんぼく)が。
長野県長野市の『皇足穂吉田大御神宮(すめたるほよしだおおみかみのぐう)に聳えていた樹齢600年のハリエンジュです。虫食いの被害に遭い、切り倒すしかなくなったものを、「学生に生命力を伝えたい」と本学が申し出、譲り受けました。

搬入の際は玄関を壊したそうです。

歩いている学生と比較するとその大きさと重圧感が伝わってきます。


御神木の向かいには、おしゃれな雰囲気のラウンジがあります。
友だち同士で喋ったり、ご飯を食べたり、オンラインの授業を受ける学生の姿もよく見かけます。

ミーティングスペースとして利用することも。

ちなみに、このラウンジの椅子とテーブルは、山形県天童市に本社のある天童木工のもの。成形合板の高品質な家具を製造することで世界的に有名な家具メーカーです。こちらから実際に購入することも可能。美しいフォルムと、軽くて強度のある作りが魅力的ですね。普段学生たちが何気なく座っているテーブルや椅子が、実は一流のプロダクトなのです。

ラウンジにはカウンター席も用意されているので、外の景色を見ながらゆったり過ごすこともできますよ。
また、カップ式自動販売機もあるので、ホッと一息付きながら優雅なひと時を過ごせるスペースとなっています。

カウンター正面には鏡池が見えます。

90円~110円で購入でき、お手頃価格。

ラウンジの北側には『THE WINDOW』というミニギャラリーがあります。その一角は山形と芸工大展という常設展になっていて、これまで芸工大が山形県内の企業や自治体と取り組んだ実例をいつでも見られるようになっています。芸工大の「超実践型教育」の成果です。ちなみに、展示物は定期的に入れ替えていますよ。

実際に商品化されたものが並んでいます。

商品企画やパッケージデザイン、建物のリノベーションや街づくりの事例ほか、映像学科が制作した地域のPR動画なども展示しています。芸工大に来たら、こちらも是非覗いてみてください♪


このギャラリーのもう半分は、作品展示などで多用途に使えるスペースとなっています。こちらの写真は先日開催された、『美術科・版画コース×文芸学科有志 共同制作画文集展』の様子です。各学科・コースの演習の成果展などもここでよく開催されています。

版画コース×文芸学科のコラボ

THE WINDOWを出ると、県内外で開催予定の美術展やアートイベント等のさまざまな情報を集めた掲示板があります!ここで開催を知って、実際に見に行くということが個人的にもよくあります。

さて、いかがだったでしょうか?

次回第3弾は、【本館1階~後編~】です!本館1階の南側についてご紹介しますのでお楽しみに♪


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