入賞

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『結婚計画。』

川崎総合科学高等学校(神奈川県)
村上もも(3年)/吉武理帆(3年)/中村あさの(3年) 指導教員:中村敦子 教諭

高校生のうちに「結婚」を学ぶすごろく。

近年、日本では未婚率の増加が問題となっていますが、原因のひとつに、結婚に関する意識や風潮の変化があります。結婚についての知識を深め、興味を持ってもらうために、高校の総合学習の授業で、結婚についてのワークショップ「結婚計画。」を行うことを提案します。
既婚者をゲストに招き、結婚に関する体験談などを聞きます。その後「結婚すごろく」を使って、楽しみながら結婚について学びます。このすごろくは「出会い」「交際」「結婚準備」の3つのパートに分かれていて、最後に「結婚式」のマスに来たらあがりです。
東日本大震災以後、結婚したいと考える人が増えているそうです。意識を変えることで、未婚率の問題は改善できると思います。このワークショップを通して、高校生が結婚に関する意識を見直し、興味を持つきっかけをつくります。

結婚計画。

高校生のうちに「結婚」を学ぶすごろく。

二次審査時の提案パネル  PDFダウンロード

受賞者の声

村上もも

村上もも Momo Murakami

入賞が決まったときは、驚きと喜びと焦りと不安であたふたしてしまいましたが、決勝大会という場で発表させていただいたことを誇りに思います。自分にとって最も不得意であったプレゼンテーションも、いつの間にやら得意分野に。デザセンに参加したことで、「自分の考えを相手に伝える」ことの大切さを改めて実感しました。これからもこの経験を活かして、前に向かって進んでいきたいと思います。

吉武理帆

吉武理帆 Riho Yoshitake

デザイン選手権に出場したのは、学校の授業がきっかけです。クラスの中のどのチームよりのんびり企画書やパネル作りを進めていたので、まさか上位12チームに選ばれて決勝大会に行けるとは夢にも思っていませんでした。企画から決勝までの間に、大学受験や卒業制作、意見の食い違い、チームでの作業効率にとても悩まされましたが、その中でたくさんのことに気付くことができました。

中村あさの

中村あさの Asano Nakamura

私たちの高校は、デザセン決勝に数年ぶりの出場ということでプレッシャーもあり 、準備期間はメンバーと口論になったりして提出遅れなどもしてしまいましたが、先生やサポーターの方々の協力で、本番は自信を持って発表することができました。メンバーがいつも一緒に行動している仲間だというのも大きかったと思います。素晴らしい仲間と貴重な経験ができて本当に良かったです。

中村敦子 教諭

中村敦子 教諭 Atsuko Nakamura

毎年、本校デザイン科3年生を対象に、授業でデザセンに取り組んでいます。今回は6年ぶりに決勝大会へ出場することができました。決勝大会進出の通知をいただいたとき、生徒たちは「えっ!?私たちが!?」と状況をのみ込めない様子で、予想もしていなかった展開となりました。私自身は本校勤務3年目、それ以前は民間企業に勤務しておりましたので、デザセンを知ったのはここ最近のことで、こんなにおもしろい大会があるんだ!と肌で感じることができました。デザインとは造形表現をするというイメージがありますが、デザセンはこれから社会人になるであろう高校生に向けての新しいスタイルの取り組みであると思います。特にグループ作業(チームワーク)は、社会に出てから必要不可欠なものとなるでしょう。今回の決勝大会では、生徒にとっても私にとっても、大変貴重な経験となりました。大会事務局・サポートスタッフの皆様に、感謝申し上げます。