入賞

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『ちくあい ―あそべる!つながる!さがみはら!―』

弥栄高等学校(神奈川県)
小林さやか(3年)/田中理紗子(3年)/山田有里沙(3年) 指導教員:立川公子 教諭

遊びながら地元に詳しくなるゲーム。

私たちは自分の住む地域についてあまりよく知りません。理由のひとつに、興味や関心が持てないことがあります。これまでも自分たちの住む地域について学習する授業がありましたが、面白みに欠け、記憶に残りにくいものでした。そこで、自分の住む地域について楽しく学ぶことのできるボードゲーム「ちくあい」を提案します。
基本的なルールはすごろくと同じです。クイズマスに止まったら、地域に関するクイズに答えます。ボード自体がその地域の形をしていて、隣接する他の地域のボードと繋げることで、ゲームの舞台を拡大することができます。また、ボードに被せることで、マスに書かれた内容を変えることのできるシートがあり、例えば地域の歴史を巡る歴史すごろくとしても遊ぶことができます。
ちくあいを通して、周囲の人たちとの関わりを大切にする心も育んでもらいたいと思います。

ちくあい ―あそべる!つながる!さがみはら!―

遊びながら地元に詳しくなるゲーム。

二次審査時の提案パネル  PDFダウンロード

受賞者の声

小林さやか

小林さやか Sayaka Kobayashi

決勝大会進出の知らせが来たとき、私は驚きと共に本当に私たちにできるのか、という大きな不安を感じました。しかしいざ山形に到着するといいものを見せねばという覚悟がわき、何とか本番を乗りきることができました。協力してくれた友だち、ご指導いただいた先生方、そして運営に携わっている東北芸工大のスタッフの方々、本当にありがとうございました!

田中理紗子

田中理紗子 Risako Tanaka

決勝に行けると聞いたときは全く実感がわかず、ぼんやりと感動していました。準備を進めて会場に行く当日あたりになってやっと、緊張と一緒に、行けるんだということを実感しました。本番のプレゼンでは直前に少し緊張しましたが、プレゼンの間は楽しむことができました。この大会を通して経験したたくさんのことを、この先でも大切にしていきたいです。

山田有里沙

山田有里沙 Arisa Yamada

決勝進出が決まったときは不安で仕方なかったし、準備でもうまくいかないことがたくさんありましたが、得ることもたくさんありました。大会では同じ高校生でこんなにしっかりとした考えを持ち、形にできる人がいるんだと本当に驚き、尊敬しました。ちくあいの制作で周りの人との関わりについてたくさん学びました。人との絆を深める方法についてこれからも考えていきたいと思います。

立川公子 教諭

立川公子 教諭 Kimiko Tachikawa

今年、本校は初挑戦で初出場という栄誉をいただきましたが、デザセンは昔から気になっていた大会でした。生徒たちは一次、二次の企画・ボードについては自分たちで工夫してクリアしてきましたが、身近な地元でも実はよく知らない「地域」について、「楽しく」学べるツールを作るにはまず、自分たちがもっとよく知らなければいけないことに気付くのに時間がかかったようです。彼女たちは時間がない中、小学校の地域学習カリキュラムについて取材したり、相模原の行事・名所・資料館に足を運びました。各々の個性を活かして役割分担したり、ぎりぎりまで工夫や調整を行い、何とか自分たちの思い・考えを伝えることができたようです。この大会に参加することで、教員も含め3人はコミュニケーションやデザインの本当の意味や面白さが少しずつ見えてきたように感じます。大学や学生スタッフの方々には本当に丁寧に対応、サポートしていただきました。本当にありがとうございます。また再び山形に行けるようチャレンジしていきたいと思います。