TUAD
ART-LINKS 2023

2023年2月14(火〜3月10(金)

東京都内の5画(入場無料)

主催:東北芸術工科大学

協力:東北芸術工科大学校友会、卒業生後援会

新宿髙島屋 10階 美術画廊

浅野友理子/Asano Yuriko

様々な土地を訪れ、そこで受け継がれてきた食文化や植物の利用方法について尋ね歩いています。出会った人々とのエピソードを記録するように描き、作品を通じて土地の物語を伝え継ごうとしています。また、自身がその行為をなぞることで作品が生まれます。土地の文化をなぞること、描くことを続けていると、ふと異なる土地の文化が生活の中に溶け込んでくることがあります。訪れた場所でのやりとりと描きたいものとの出会いが、作品と自身の生活を少しずつ豊かにしてくれるように思います。最近は、身近な植物に目を向けたり、異なる土地と身近にある物語を結び合わせながら制作しています。

■宮城県生まれ ■2015年 東北芸術工科大学大学院洋画領域修了 ■2022年 「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2022」/個展 「脈脈」ツォモリリ文庫(東京)■2021年 個展 「綯い交ぜ」ビルドスペース(宮城)/「第8回 東山魁夷記念 日経日本画大賞展」上野の森美術館(東京)/「ウォールアートフェスティバルふくしまin猪苗代」(福島)■2020年 「VOCA展2020現代美術の展望-新しい平面の作家たち」大原美術館賞受賞 大原美術館収蔵 ■2019年 「青森EARTH2019いのち耕す場所 農業がひらくアートの未来」 青森県立美術館 ■2016年 「若手アーティスト支援プログラムVoyage」 塩竃市杉村惇美術館(宮城)/「たべるとくらす」 はじまりの美術館(福島)■2013-2018年、2021-2022年 「ひじおりの灯」 肘折温泉街(山形)

石原 葉/Ishihara Yo

私たちはインターネットが当たり前の生活をしていて、あらゆる情報に自由にアクセスできると考えていますが、実際は自分の見聞きしたいものをサーチエンジンが取捨選択し目の前に並べてくれています。その取捨選択の精度が上がれば上がるほど、私たちは物事を素早く判断することができるのです。しかしそれは情報だけに留まらず、人と対面しているはずなのに無自覚にフィルターを重ね、理解したつもりになることは少なくありません。私はそのフィルターを内省的に自覚し、どうしようもなさを受け入れながら、フィルターの向こうに手を伸ばしたくて制作をしています。

■宮城県生まれ ■2020年 東北芸術工科大学大学院博士後期課程修了 ■2022年 「Walking in the forest」Cyg art gallery(岩手)/「後発的当事者」原爆の図・丸木美術館(埼玉)■2021年 「舞踏ニューアーカイヴ展」BUoY(東京)/「ゲッコーパレード公演「病」作品出品」旧加藤家住宅(埼玉)/「アート自由市」星医院画廊(福島)/「この地から遠くへと思いを馳せて」羽黒・芸術の森(山形)■2020年 「石原葉 個展-Who-」靖山画廊(東京)/「ゲッコーパレード演劇映像「ファウスト」コンセプト担当/山形ビエンナーレ(山形)■2019年 「第七回悠々貫々展」ギャラリー専(仙台)/「悠々貫々展-東北芸術工科大学日本画修了生展-」仙台三越美術画廊(宮城)/「石原葉展」Chinese Restaurant CAREN(山形)/「博士学位審査展示 不法侵入」東北芸術工科大学7F the TOP (山形)/「Future Artist Tokyo」国際フォーラム(東京)/「Good things in life」羽黒・芸術の森(山形)/「森のコトノハ、野のイロドリ」羽黒・芸術の森(山形)/「RED-woman-」靖山画廊(東京)

岡村 悠紀/Okamura Yuki

生物をモチーフに、人がどのように“生物”を解釈してきたかをテーマに制作しています。神話や伝承に触れたり、名前の由来を辿ってみると、先人が見た、実に多様な生物の“姿”が見えてきます。生物が死ぬことで失われる“生”の輝きを留めておきたい、その切望を叶えるため、永く煌めき続ける“陶素材”と向き合っています。工芸の歴史を振り返ってみた時、“陶素材”の代替性の高さに着目し、金属や象牙など試みられてきた「自在」の実現をめざしています。可動ギミックは西洋のビスクドールに見られる“球体関節”から着想を得ています。

■山形県生まれ ■2011年 東北芸術工科大学芸術学部美術科工芸コース 卒業 ■2012年-2017年 陶芸家 高橋廣道氏に師事 ■2017年〜 一般企業に勤務の傍ら制作活動を開始、2020年退社。制作活動に専念。 ■2020年〜現在 個展「蟹工」ギャラリーマルヒ(東京)■2020年 グループ展アトリエヒロ(大阪)/ ■2019年 いきもの狂騒曲 茨城県陶芸美術館/第25回 日本陶芸展 入選 ■掲載・報道/2022年 炎芸術 No.149/2021年 月刊美術 No.555/2021年 炎芸術 No.146/2020年ブレイク前夜♯243(BSフジ)/2020年 ぶらり途中下車の旅(日テレ)

渡辺 綾/Watanabe Aya

古来より人々は自然の中に神を見出し、祈り、祀ってきました。今も残る伝承や信仰をひもとけば、人と自然とが結びつきその土地に生きる意味を作り上げてきたことがうかがえます。しかし、その結びつきは時代ともに変化してきました。人々の生活の中心が都市に移行し、交通・物流の発達によって土地に縛られることなく暮らしていけるようになった現代では、「土地」に根差し生きる意味も薄れてしまったといえます。 ですが、“心のよりどころ”としての土地との結びつきは今も息づいていると感じています。私は「山」を題材に、目まぐるしく変化する世界の中で自分を繋ぎとめるもの、 居場所を確かめるもの、現代における“心のよりどころ”としての自然を描こうと試みています。

■宮城県生まれ ■2012年 東北芸術工科大学美術科日本画コース卒業 ■2014年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了。現在は山形・仙台で作家として活動中 ■2022年 東北画は可能か?-千景万色-原爆の図 丸木美術館(埼玉)/「後発的当事者」原爆の図 丸木美術館(埼玉)■2021年 個展「N.E.blood21 渡辺綾 展」リアス・アーク美術館(宮城)■2022年 二人展「山と里のいろどり 展」酒田市松山文化伝承館(山形)■2019年 個展「やまのみちゆきびと」羽黒・芸術の森 今井アートギャラリー(山形)■2018年 個展「いざないの山へ」庄内町内藤秀因水彩画記念館(山形)■2017年 東北画は可能か?〜地方之国博物館構想〜鶴岡アートフォーラム(山形)/「森ノコトノハ、野ノイロドリ」羽黒・芸術の森 今井アートギャラリー(山形)■2016年 堂島リバーアワード 2016堂島リバーフォーラム(大阪)入選 ■2015年 東北画は可能か?-地方之国博物館構想-(東京都美術館)

オリエ アート・ギャラリー

大野菜々子/Ono Nanako

リサーチや取材をもとに、土地と人間の関わりについてインスタレーションや絵画を制作しています。日本美術、土俗文化、インターネット表象などを組み合わせた表現を模索しています。

■秋田県生まれ ■2015年 東北芸術工科大学美術科日本画コース卒業 ■2018年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了 ■2022年 「世界一の花束を-Bless these little children-」第9回大学日本画展/「東北芸術工科大学日本画コース卒業生二人展 大野菜々子×渡部加菜実」UNPEL GALLERY(東京)/第9回 郷さくら美術館桜花賞展 ■2020年 個展「土と木の歌」東根市文化公益施設 まなびあテラス市民ギャラリー(山形)■2019年 個展「I was born here」 Room_412(東京)/Oe EXPO プレ展示イベント 大江町まちなか交流館 ATERA(山形)/東北芸術工科大学 美術科副手展 ■2016年 「Dojima River Awards2016」展示会 Dojima River Forum(大阪)/「三菱商事アート・ゲート・プログラム奨学生」展 原宿 GYRE(東京)

小野木亜美/Onogi Ami

私の作品に見られる無数の滲みは「細胞」、使用する和紙は「皮膚」の役割を担っている。ミクロとマクロ、両方の世界が見られる、透明で深い画面を作り出したい。そうすることで、デジタルには見られない自由な世界が広がると思うから。デジタルの鮮やかな画面は本物のように映し出していたとしても、それは機械によって計算され、規則的に並べられた光の集まりでしかない。しかし、絵画にはこうした規則性はないのだ。絵の具の滲みは、和紙の上を自由に流れていく。科学が発達し、身体を数値で表すことが当たり前のようになったが、私は科学的な感覚のみに頼るのではなく、自分自身の感覚も信じたい。規則性のない自由な画面で、身体の拡張の可能性を探っていく。

■福島県生まれ ■2021年 東北芸術工科大学大学院博士後期課程修了 ■2022年 「TOUGEN は何処?鴻崎 正武退任記念ゼミ展」ゆう画廊(東京)■2021年 個展「東北芸術工科大学大学院博士後期課程学位審査展 Body Boundary」悠創館ギャラリー(山形)■2021年 「小野木亜美 spectrum 展」ギャラリー58(東京)/「YOUNG ARTISTS′SHOW2021」GALLERY A8T(宮城)/「八色の森の美術展−語りかけるいろ、目覚めるかたち」池田記念美術館(新潟)/「浮遊幻想と透明幻想−梅木花梨 小野木亜美−」G.ART FIELD(東京)■2020年 「画廊からの発言 新世代への視点 2020」オーディエンス賞 ギャラリー58(東京)■2018年 「東北芸術工科大学 TOHOKU CALLING スモールワークス」オリエアートギャラリー(東京)■2017年 「うごめく東北の鼓動 2017」ギャラリー58(東京)■2016年 「Babble 小野木亜美 展」GALLERY.b.TOKYO(東京)■2015年 「公益財団法人佐藤国際文化育英財団 第25回奨学生美術展」佐藤美術館(東京)■2014年 「天童アートプロジェクト てんてん展-えがく・ほる・つむぐ・日々をたがやす人たち-」天童市美術館(山形)

加藤 奈月/Kato Natsuki

四季を通して見る森、海、街は暖かな生命の光と死の影が常に連想される。その不安感からの脱却と癒しを根底に置き、日常のような幻想世界の切り取りをキャンバスに描いている。ここ数年のテーマは「理想郷の制作」。夢のような幻想世界と幻想生物、人型のなにかなど。空想上の生命体の可視化をし「争いのない理想の世界」を制作している。

■北海道生まれ ■2019年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業 ■2019~2021まで東京と北海道で作家活動し、2022年現在は北海道を中心に活動 ■2022年 個展「うろのもり」ギャラリー犬養(札幌)■2021年 個展「朧の森」ギャラリー犬養(札幌)/「DOORs」GALLERY ART POINT(東京)/「Paraiso」M.A.S.D Art Gallery/「CROSS OVER Vo;.34 in 台湾」/「CROSS OVER Vo;.37 in タイ」 ■2020年 「ART POINT Selection I」GALLERY ART POINT(東京)/「真夏の美の夢」展Vol,7東京九段耀画廊 ■2019年 「風はなにいろですか」ギャラリイK(東京)

田島治樹/Tajima Haruki

建造物、構造物というのは、絵画作品における「バベルの塔」に象徴されるように文明の隆盛と深い関わりを持っている。また、数多くのSF作品(小説・映画・マンガ)に登場する建造物、構造物も同様に現代社会への警鐘や可能性の提示が試されてきた。現代社会において常に監視を強いられる監視カメラや、SNSだけでのコミュニケーションに依存する人々、都市の無計画な広がりなどを、未来の建造物、廃墟を描くことでそれらを警鐘またはその可能性を探ることが可能だろうか。私は、未来の建造物、廃墟を描くことでその表象を試みている。

■埼玉県生まれ ■2015年 東北芸術工科大学大学院洋画領域修了 ■2016年 横浜デザイン学院 マンガ科 教諭(現在)■2022年 ブレイク前夜 ~次世代の芸術家たち~ PARTⅡ GINZA SIX artglorieux(東京)-BSフジ放映/「TUAD ART-LINKS 2022」田島治樹-DIFFERENT VIEW- B-gallery(東京)/「SIGNS OF A NEW CULTURE Vol.5」GINZA SIX artglorieux(東京)/「TOUGENは何処?」鴻崎正武退任記念ゼミ展 ゆう画廊(東京)/田島治樹×相馬祐子 二人展「MIRAGE」ギャラリーエイト(宮城)■2020年 Independent Tokyo 2020特別賞 東京ポートシティ竹芝(東京)■2019年 SHIBUYA ART AWARD 大賞/オーディエンス賞 スペース428(東京)/世界絵画大賞展 ワイ・エスフレーム賞 ■2017・2015年 「個展」ギャラリ-58(東京)■2014年 トーキョーワンダー・ウォール入選

藤本 桃子/Fujimoto Momoko

動物をモチーフに主に和紙と岩絵具で制作する。実際に動物を目の前にして空気感や臨場感を描き留めた写生を基に、動物とのコミュニケーションやペットとの日常といった体感を込めながら、観る人が思わず絵のなかの動物を撫でたくなったり、心音を感じられるような、愛らしい生きもののかたちや岩絵具の粒感や和紙の柔らかな質感の表現を追求する。動物たちを通して、日常のなかの落ち着ける場所を描くことが主なテーマである。最近では、絵を構想する過程そのものや、岩絵具の鼠色とハムスターを掛けた作品など絵描きのアトリエをテーマにした作品も描いている。

■千葉県・福岡県育ち ■2019年 東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業 ■2021年 東北芸術工科大学大学院日本画領域 修了、現在 山形県で制作活動中 ■2022年 「五節句の賦」東京九段耀画廊(東京)/「春を奏でる」ゆう画廊(東京)/個展“Garden”ゆう画廊(東京)/「猫と鳥たち」ギャラリー美の舎(東京)■2021年 神山財団芸術支援プログラム卒業成果展 理事長賞・オーディエンス賞 AXISGALLERY(東京)/第28回飛騨高山臥龍桜日本画大賞展/ギャラリーへ行こう 2021/「Ulatopia」山形郷土館文翔館/東北芸術工科大学卒業・修了制作展・ 山形市買上 ■2020年「真夏の美の夢-山形で繋がる美-」藤本桃子企画 東京九段耀画廊 ■2019年 第21回 雪梁舎フィレンツェ大賞展/第5回石本正日本画賞展/dadacha」スルガ台画廊(東京)■2018年 第36回上野の森美術館大賞・賞候補 ■2017年 第17回佐藤太清賞公募展 板橋区長賞受賞(福知山)

山本 圭子/Yamamoto Keiko

存在感と量をテーマに制作している。息を吸う、吐く、歩く。家族と過ごす。友と会う、おしゃべりする。恋人と会う、だきしめる。キスをする。私たちは時を積み重ねていく。今までのすべての時が私を作っている。一枚一枚は過ごした時間。時間は重なり量となる。時の集積。

■静岡県生まれ ■2005年 東北芸術工科大学芸術学部美術科彫刻コース卒業 ■2007年 東北芸術工科大学大学院彫刻領域修了 ■2022年 10dence art gallery projects/Contemporary (ベルギー)/2022・2021年 HATTENBA.TOKYO#2 ART・IN・GALLERY(東京)■2021・2019・2017年 テキスタイルアート・ミニアチュール7~5 gallery5610(東京)■2020年「HINOKI ANNUAL」ギャラリー檜(東京)■2019年 東北芸術工科大学彫刻コース卒業生大展覧会「躍動する彫刻」(山形)/「層と層の間」part1 ギャラリー檜(東京)■2019・2015年 個展 ガレリア・グラフィカbis(東京)■2017・2016年 個展 ART FOR THOUGHT(東京)■2017年 東北芸術工科大学アートウォーク2017 ギャラリー檜(東京)

REIJINSHA GALLERY

伊藤 百香/Ito Momoka

どんなに理想や希望を抱いていても,どうしようもならないことがあるのが私たちの生きるこの世界である。それぞれ見えている 視点や信念が異なるからこそ、私たち人間はいつまで経っても分かり合うことができず,今もどこかで争いを続けている。そんな絶望的な中でも考え続けることをあきらめなければ、誰かと歩んでいくことはできるのではないだろうか。私は,この世界の「正義と悪」についてそれぞれの視点から考え、日々変わりゆく・移りゆくその姿を、「現代の宗教画」として描いている。

■宮城県生まれ ■2021年 東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業 ■2022年「TUAD ART-LINKS 2022」新宿高島屋(東京)/「犬展」プライベイト(東京)

ゆう画廊

安達 栞/Adachi Shiwori

水性木版画とコラージュを用いたレイヤーの可視化と複製による版画表現の探求を制作の主軸とし、版画で制作する目的としている。私はレイヤーを一つのまとまりとしてではなく、版を重ねる時のように分解して捉えている。それらを可視化させることで絵の中の情報の多様さを鑑賞者に示し、表面以外の中の情報を伝えることで 他の媒体で、中身への関心を持つことを期待したい。また、版画を複製する=エディションを作るではなく、一つの図版から無限に異なる画面を生み出すことができる、それぞれに個性を作り出すことができる証明をし、没個性への争いと私自身の心のざわめきを表現しようとしている。

■宮城県仙台市生まれ茨城県育ち ■2022年 東北芸術工科大学芸術学部美術科版画コース卒業 ■2022年 東北芸術工科大学 卒業/修了・制作展 2021 最優秀賞

カズリ/KAZURI

私たち人間は見えない存在に強い魅力を感じます。 ここで見えない存在とは、妖怪や幽霊など架空の存在を意味します。 私は幽霊や妖怪など存在を信じていますが、実際に見たことがありません。 その実在を信じていても見ることができないというところに好奇心や怖いもの見たさを感じて惹かれるのだと思います。 以前ニューヨークに行き、美術館やギャラリーなどを見た際に様々な国の人たちと架空の生き物についての歴史 や文化などを話していく上でアイデンティティーの重要さに気づき、そして同じ日本でも地域によって伝承が異なる点を発見しました。 実在しないものは目に見えないため、見て描くことができません。だから、それをどのように表現するかは描き手の想像力にゆだねられていると思います。この想像力は描き手の知識に依存し、知識が増えればそれだけ描けるものの幅も広がります。そのため実在しないもの・目に見えないものを描くためには、より多くの知識を得る必要があり、そして様々な知識を取り入れることによって、自分のイメージする架空の実在性を更新し続けます。

■宮城県生まれ ■2019年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業 ■2021年 東北芸術工科大学院洋画領域修了 ■2021年 「FUTUR」展 WK gallery(北京)/「The young artists」展 野松 gallery(香港)■2020年 個展「人魚伝説」インターアート7(東京)/個展「MERMAID STORY」インターアート7(東京)■2019年- 東北のいぶき"perche"展 銀座スルガ台画(東京)/銀座日動画廊-第6回未来展/"KAZURI Solo exhibition" Lazy Susan gallery(New York)/三菱商事アート・ゲート・プログラム 2019年度奨学生 ■メディア 2020年 J-wave New year Special "Towards the dream"(ラジオ)/アートコレクターズ No.135 6月号(雑誌)

B-gallery

真栄城理子/Maeshiro Riko

版にインクを詰め、現れる黒い海。インクを拭うと、そこには光が浮かび上がる。そしてそれはクラゲのような形をもち、黒い海の中で光り、漂う。版を削り、インクを拭う感覚は、海を漂うクラゲの動きとリンクしているように感じる。そしてその感覚を感じるほどに、私の意識は曖昧なものへと変化していく。まるでこの世ではないどこかへと意識が運ばれているような、まどろみの中にいるような感覚。あの世とこの世が混ざり合う、そんな形容しがたい曖昧な世界。私はそんな世界をクラゲをモチーフに銅版画で表現していきたい。

■東北芸術工科大学芸術学部美術科 洋画コース入学(2011年より版画コースへ転科)-2014年卒業 ■2016年 東北芸術工科大学大学院版画領域修了 ■2022年 「ピュシス銅版画展」CCGA 現代グラフィックアートセンター(福島)/「ピュシス NEXT 版の表現者たち」(東京、新潟、福島、山形巡回)■2021年 「版は異なもの味なもの展 漆」the Art Complex Center of Tokyo(東京)■2020・2022年 「pickup2020」REIJINSHA GALLERY(東京)■2020年 日本現代版画アート展(セルビアノビサドラビスタギャラリー/セルビア)■2019年 「TUAD ART-LINKS 2019」REIJINSHA GALLERY(東京)■2018年 日本版画協会 第85回版画展 一般公募部門 受賞者展 シロタ画廊(東京)■2017年 日本版画協会 第85回記念版画展 版画協会賞受賞 東京都美術館 ■2017・2021・2022年「東北の蕾 ピュシスよりⅥ」養清堂画廊(東京)■2015・2016・2017・2018・2019・2020・2021年 「ピュシスⅤ 萌芽する版画家たち」(東京、新潟、福島、山形を巡回)

TUAD
ART-LINKS 2022

2022年2月15(火〜3月11(金)

東京都内の6画(入場無料)

主催:東北芸術工科大学

協力:東北芸術工科大学校友会、卒業生後援会

新宿髙島屋 10階 美術画廊

青山 夢/Aoyama Yume

これまで、山形県村山地方の供養習俗であるムカサリ絵馬の取材を通し、人々が暮らす環境の中で、人の死を思う人間の普遍的な形式をモチーフにして作品をつくってきた。現在は、人知を超える大きな災いが起きても、境界なく入り混じりつながる獣に興味を持ち、様々な獣の皮膚や毛を土台に製作中。治癒と破壊を繰り返す、人間と自然の共生を神話学的思考で捉え、描いている。

■茨城県生まれ ■2020年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業/現在、同大学絵画領域に在籍 ■2020年「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2020・丸の内賞」行幸地下ギャラリー(東京・9月)/「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ 2020」/オンライン配信(9月)■2019年『青山夢個展“不条理を凝視せよ、』コート・ギャラリー国立「画廊企画」(国立・11月)/「3331 ART FAIR TOHOKU CALLING」アーツ千代田 3331(東京・3月)

飯泉 祐樹/Iizumi Yuki

最近は「時間」について考えながら制作を行っています。私たちが生活する上での時間、共通認識における時間とは違った物質がもつ時間や人の観念から離れた感覚としての時間を立体として空間に抽出するように作品にしています。私は立体作品を主に制作しているので素材というものが常に制作に関わってきますが、その素材がそもそも備えている(内包している)時間に目を向けることもとても意識しています。彫ったり、刻んだり、触ったり、目だけではなく手の中の感覚を大切にしながら カチッと決まりすぎないようにゆっくりとカタチに解釈していくようにしています。

■茨城県生まれ ■2016年 東北芸術工科大学大学院彫刻領域修了 ■2020年「シグ セレクト 2020」Cyg art gallery(盛岡)/「第9回せんだい21アンデパンダン展2020」ギャラリー ターンアラウンド(仙台)/「いりや KOUBO」いりや画廊(上野)/「SUBJECT/OBJECT」HOTEL ANTEROOM KYOTO gallery9.5(京都)/「おはようおやすみなさい」Toast(盛岡)/ TOHOKU CALLING」東京都美術館(上野)■2019年「脈動する彫刻」東北芸術工科大学(山形)/「第8回せんだい21アンデパンダン展2019」スタジオ開墾(仙台)/「TOHOKU CALLING」佐藤美術館(新宿)/「彫刻の五・七・五」沖縄県立芸術大学(那覇)

伊藤 百香/Ito Momoka

どんなに理想や希望を抱いていても,どうしようもならないことがあるのが私たちの生きるこの世界である。それぞれ見えている視点や生まれた環境が異なるからこそ、私たち人間はいつまで経っても分かり合うことができず,今もどこかで争いを続けている。そんな絶望的な中でも考え続けることをあきらめなければ、誰かと歩んでいくことはできるのではないだろうか。 私は,この世界の「正義と悪」についてそれぞれの視点から考え、日々変わりゆく・移りゆくその姿を、日本画の「写生」という行為を通し,表現している。描いた上からまたさらに異なる絵を描き,積み重ねていくことで深化させ,複数の視点から作 品を見ることができるような構造となっている。私は常に、この世界, 私たち人間に問いかけるための作品を描き続ける。

■宮城県生まれ ■2021年 東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業/宮城県公立中学校美術教員 ■2021年「東北芸術工科大学卒業・修了制作展」(山形・東京)最優秀賞受賞 ■2019年「最上川ここから始まる山形」山形美術館(山形)

渋谷 七奈/Shibuya Nana

現在私は、世界の影響を受けながら揺らいでいく人間とその精神性について、獣や人体の変容という形で、絵画、ドローイング、空間表現で表現しています。 私が世界を自分の感覚で捉え解釈するとき、他の誰かも同じことを行なっています。そこで私やあなたが何を見つけたとしてもそこに正解はないと思うのです。まるで虚構のような世界の一部として私達人間は、ぶつかり合い、認め合いながらもお互いの間の感覚の歪みを解消していく。情報の渦が毎日ディスプレイの前から現れては消えていき、どの姿が自分の思い描く 主人公なのか私たちはちゃんと描けているのだろうか。記載しています、平面作品「誰?」は私たちが混沌の中で何者かになる予兆を表しています。

■宮城県生まれ ■2019年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了/山形を拠点に活動を行う ■2021年「ARTISTS' FAIR KYOTO 2021」京都文化博物館別館(京都)■2020年「シグセレクト2020 cyg art gallery」(盛岡)/「山形ビエンナーレ2020"まちとひと"TOMIHIRO Building」(山形)■2019年「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2019・加藤泉賞」行幸地下ギャラリー(東京)/「KUMA EXHIBITION 2019」スパイラル(東京)

高橋 悠眞/Takahashi Yuma

漆の新しい居場所をテーマに制作。近年ではストリートカルチャーと工芸文化の接点や融合を模索した作品制作を意識しています。その中で陶芸家やアパレルブランドともコラボし国内外で発表活動を行っています。メインとなる変塗(かわりぬり)技法の歴史は江戸時代に始まり、武士たちが自分の刀の鞘に施すことで階級などを表した技法でした。また漆といえば黒と朱のイメージですが、明治以降に開発が進められた色漆を多彩に取り入れ現代的な漆芸作品を目指しています。

■東京都生まれ ■2015年 東北芸術工科大学芸術学部美術科工芸コース卒業 東北芸術工科大学卒業・修了制作展」日本漆工協会漆工奨学賞/2018年 金沢卯辰山工芸工房 修了/現在、金沢市にて制作 ■2021年 「COLORS|高橋悠眞・露林舞美展」スペース大原(岐阜)■2020年「TOKYO ANTIQUE FAIR 2020」東京美術倶楽部(東京)■2019年「Narrative-漆展」個展・オリエ・アートギャラリー(青山)■2018年「アートフェア東京 2018」東京国際フォーラム/「金沢卯辰山工芸工房賞」受賞・収蔵 ■2017年「高橋悠眞・松永圭太 二人展」現代美術 艸居(京都)/「第73回 金沢市工芸展」石川県伝統産業振興協議会 会長賞

オリエ アート・ギャラリー

青木 忠史/Aoki Tadafumi

人や植物など命あるものを題材に、人間の奥底にある不思議な心の働きを表現したいと考えています。以前病気を患い、幻聴や幻覚など、この世の物とは思えない不可解な体験をしたことがあります。それは普通に生活をしているだけでは絶対に視覚的に認知できない無意識の世界です。それ以来、内在的で神秘的な心の在り方を強く意識し始めました。あの不思議な世界に現れた存在たちが、私に伝えようとしたメッセージを私なりのフィルターでキャンバスに落とし込んでいます。

■長野県生まれ ■2015年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース 卒業/2020年~長野美術専門学校 ながのこども美術学校 講師 ■2021年 個展「命の旅」須坂市シルキーホール(長野)■2020年 個展「Scent of heaven」ギャラリーQ (東京)■2019年 個展「Prayer」ギャラリーQ(東京)/青木忠史+宮野知子 生命の宴 Live of Life」えすぱすミラボオ(東京)/「青木忠史+雲の上 ライブパフォーマンス」境内アート 玄照寺 (小布施)■2018年 個展「妄想トーン」ギャラリー豆蔵(長野)/個展「DELUSION|私のそばに存在する世界」ギャラリーQ(東京)/「第15回三井不動産商業マネジメント・オフィース・エクスビジョン」三井不動産商マネジメント株式会社(東京)

川合 南菜子/Kawai Nanako

「人々の生活の営み」をテーマにした絵画作品を制作しています。ある特定の土地の文化や習慣と、何処でも見かけるようになった生活を通して生まれる疑問や気づきを記録するように描いています。また、それを踏まえて、人間にとって、生活の営みのあり方は何か、考察し、描いています。人の生活はその時代の価値観や状況によって日々変化しています。その変化をできるだけ取りこぼさず描きとめていきたいです。

■茨城県生まれ ■2018年東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業/福島県喜多方市を拠点に作家活動 ■2021年「玉響I Fleeting Moment」GALLERY ART POINT(東京)■2020年「TUAD ART LINKS 2020・阿久津真那・川合南菜子二人展」東京九段耀画廊(東京)/「新しいAIZUの美術展」会津稽古堂(福島)■2019年「CD ジャケット展」Gallery ARK(横浜)/個展「水面下で揺れる人跡」土浦駅 PLAY atre/「会津まちなか アートプロジェクト」上越教育大伊藤ゼミと若松第一中学校美術部生徒にワークショップ実施 ■2018年「東京百景展」伊勢丹新宿店(東京)/福島県柳津町立斎藤清美術館にて作品制作、発表、作品収蔵。

巌 源六/Gan Genroku

目にした風景や光景、目にした生き物等から浮かんだイメージを形にしています。そのイメージは時に社会的な出来事や意味を風刺していたり、ただその在り様を表現していたり、又は個人的な考えや価値観、思いや願いを込めて描いています。

■千葉県出身 ■2013年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了/2020年から雅号「巖 源六」を使用 ■2021年「“あなた”との対話展」ぎゃらりぃ朋(東京)/「はちぽち展」公津の杜コミュティーセンターMORI×MORI Gallery(成田)■2020年 「柏木奈々子・今枝加奈 二人展」創英ギャラリー(東京)■2019年 かわうそ新人賞 入選 ■2018年「関口恵美・今枝加奈 二人展」公津の杜コミュティーセンターMORI×MORI Gallery(成田)■2017年「artist group-風・入賞」■2015年「美術新人賞デビュー2016」入選

木下 華穂/Kinoshita Kaho

人は他人や自身の周りの物事に対して色、形、柄、表情や仕草などといった目につきやすい情報から先入観や断片的なイメージをするが、これはその対象が持つ本質とは大きく異なることがある。私はこの点に注目し、人によって擬人化・キャラクター化されやすい動物をモチーフに服・装飾品から抽出した要素を重ね合わせ、色彩を再構築した作品を繰り返し試行錯誤しながら展開している。

■埼玉県生まれ ■2019年 東北芸術工科大学芸術学部美術科工芸コース漆専攻卒業/2021年 東京造形大学大学院 造形研究科美術専攻(彫刻)を修了/現在、神奈川県に拠点を移し、関東を中心に活動中 ■2021年「第44回東京五美術大学連合卒業・修了制作展/ZOKEI展」造形賞受賞(東京)/「2020年度東京造形大学大学院修士論文・修了制作展」(東京)■2019年「彫刻の五・七・五展」(沖縄)/「東北芸術工科大学卒業/修了研究・制作展」(山形・東京)■2017年「あいづまちなかアートプロジェクト2017」(福島)

設樂 陽香/Shitara Haruka

西洋化が進む現代で生活する私は、過去の日本文化に興味を持った。 過去の日本人の物の感じ方や見せ方を、現代に生きる私が木という素材に落とし込む。過去と現代。私と素材。不揃いのものを一つに揃え、作品にする。様々な物事の間で、新しい表現が生まれると考える。

■山形県生まれ ■2014年 京都芸術大学総合造形コースへ半年間の交換留学/2018年 東北芸術工科大学大学院彫刻領域修了 ■2020年「阪急うめだ 本店1Fと4F ショップ内にて作品展示」/「TOHOKU CALLONG-鹿逐う者は山を見ず-」東京都美術館(上野)/「ART POINT Selectuon 展」ギャラリーアートポイント(東京)■2019年「東北芸術工科大学 TUAD ART-LINKS 2019」新宿高島屋 10F 美術画廊(東京)/「神奈川県美術展・美術奨学会記念賞受賞」神奈川県民ホール(横浜)/「脈動する彫刻」東北芸術工科大学7F ギャラリー(山形)/「一の字展 Vertical&Horizontal art exhibition」オリエ アート・ギャラリー(東京)■2018年「TOHOKU CALLING-SMALL WARKS-」オリエ アート・ギャラリー(東京)/「3331 Art Fair」アーツ千代田3331(東京) ■2017年「ファインアート・ユニバ ーシアード U-35 展」(優秀作品賞受賞)つくば美術館(茨城)

下田 実來/Shimoda Mirai

作品を通して人と人が繋がることを思い、目まぐるしく変化する日々の風景と失われていく人の記憶をモチーフに、これからの先の道を照らす光を描いている。どこかに置き忘れてしまった記憶を思い出すように、人々の周りにある自然との関係や人と人の間に橋をかけ互いの思いを繋ぎ合えるような作品を制作している。光を描くことで導きを捉えようとしている。導きの先に広がる風景を描き私たちが、これから築きあげる新しい世界を照らしている。

■東京都生まれ ■2020年 東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画卒業/現在、同大学大学院日本画領域に在籍 ■2021年「第39回上野の森美術館大賞展・フジテレビ賞」(上野)/「dadacha-東北芸術工科大学日本画6人展」銀座スルガ台画廊(東京)■2020年「dadacha-東北芸術工科大学日本画領域6人展」銀座スルガ台画廊(東京)/「真夏の美展一山形で繋がる美」東京九段耀画廊(東京)/「東北芸術工科大学卒業・修了制作展」優秀賞(山形・東京)■2019年「みちのく現場考展」小津ギャラリー(東京)■2018年「金谷美術館コンクール2018」特選/「本と僕ら。」郁文堂書店(山形)/「未来の収穫祭 2018」丸亀市生涯学習ギャラリー(香川)

琢磨 香織/Takuma Kaori

現代社会における固定観念は崩れ、グレーゾーンやグラデーションなどと呼ばれる部分が意識され始めて久しい。私たちはその漠然とした世界に順応しかねており、古い観念の名残で安定を保っているに過ぎない。私はこれまで曖昧とされるものを描いてきた。見えそうで見えない、意識によっては消えたり顕れたりする様を捉えようとしたのだ。そのような存在の正体をはっきりさせたとして、どのように解釈するかは模索している最中である。曖昧さの捉え方を、検証していく。

■香川県生まれ ■2021年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了 ■2021年 個展「透明な輪郭」(山形)/「アマダレ2021 北澤知佳・佐々木菜摘・琢磨香織」翠巒画廊(山形)/「red&blue」hairatelier PHILOSOPHY ■2019年 神山財団第6期奨学生/「山月の會-春耀花影-」東京九段耀画廊(東京)/東北芸術工科大学チュートリアル「みちのく現場考展-東北描キ巡り、芸術想ヒ廻り」小津ギャラリー(東京)/レジデンス「AIR むつ川内」(青森)■2016年 レジデンス「HOT サンダ ルプロジェクト」(香川)【美術の社会活動】■2018年「鶴岡おうら愛鳥館絵画ワークショップ」(山形)■2016・2017年 ふるさと壁画事業「金山町中田地区カルバート内壁画制作」(山形県最上郡)

REIJINSHA GALLERY

亀山 晴香/Kameyama Haruka

玩具などを用いてランダムに作られたジオラマの風景写真とキャラクターのアナログペインティングを融合した作品を主に制作し、それぞれのモチーフが持つ表裏性を作品上で一緒くたにすることで、ある種の幼児向けアニメのような軽快かつ娯楽的な世界観を展開している。また最近は、スマートフォン用画像加工アプリを制作技法とする作品も制作し、混沌とした SNS 時代のエンターテイメント的側面をアートへ昇華させる試みをしている。

■宮城県生まれ ■2019年 TUAD Incubation Program(T.I.P)一期生として活動 ■2020年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業/同大学卒業・修了制作展洋画コース優秀賞受賞/現在、同大学大学院絵画領域在籍 ■2021年 個展「Teddied」東北芸術工科大学 The Cube/「Pre-Opening EXHIBITION」GALLERY A8T/「Visions in mind」愛でるギャラリー祝(東京)■2020年 個展「Untitled」東北芸術工科大学 The Cube/東北芸術工科大学卒業・修了展「鹿逐う者は 山を見ず」東京都美術館(東京)/東北芸術工科大学卒業・修了制作展(山形)■2019年 個展「Kidding」伊達海鮮花京院店ミニギャラリー/「ポートフォリオ選抜展」新宿眼科画廊(東京)/「3331 ART FAIR」アーツ千代田3331(東京)■2018年「ポートフォリオ展 2018」新宿眼科画廊

ゆう画廊

藤本 桃子/Fujimoto Momoko

動物をモチーフに、いのちの温もりを体感できる絵画を目指す。制作の始まりに必ず ”写生” をする。実際に動物を目の前にし、時には動物とコミュニケーションをとりながら、触り心地や心音・息づかいなど、目には見えないものを描きとることを心がけている。また、和紙の繊維質でやわらかい質感・数種の和紙を重ね合わせたコラージュ、岩絵の具のざらざらとした粒子感を活かした表現等用いて、触覚的リアリティーを追究する。観る人が思わず絵の中の動物を撫でたり、触りたくなるような感覚を引き出したい。

■千葉県・福岡県育ち ■2021年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了/現在、山形県で制作活動中、■2021年「東北芸術工科大学卒業・修了制作展・山形市買上賞」(山形)/「ギャラリーへ行こう 2021」数寄和(東京)/「Ulatopia」郷土館「文翔館」(山形)/常設個展 ギャラリーもみ蔵(山形)/「福島復興アートプロジェクト」天井絵制作(白幡神社・福島)■ 2020年「真夏の美の夢一山形で繋がる美一」藤本桃子企画・計6回 東京九段耀画廊(東京)■2019年「雪梁舎フィレンツェ大賞展」/「第5回 石本正日本画賞展」/「上野の森美術館大賞」(賞候補)/「dadacha」スルガ台画廊 計2回(東京)/グループ展「猫と猫たち」ギャラリー美の舎(東京)/「みちのく現場考」小津ギャラリー(東京)/「東北芸術工科大学卒業・修了制作展/選抜展」(東京)/「AIR むつ アーティスト」選出(青森県むつ市)■2017年「第17回福知山市佐藤太清賞公募展」板橋区長賞受賞

早坂 美里/Hayasaka Misato

陶に霊性を与えることは可能なのかを試みる為に、仏像の様式を用いて女性像を制作している。 美術家・井上正が語る「霊木化現仏」の思想を基に「霊木」を粘土の塊に置き換えて、カービングのみで女性像を彫り出している。一度無垢の塊を作ってから女性像を彫り出し焼成することで、土や女性が備えている霊性をより可視化させる狙いがある。自身が抱える「女性であることから生まれる自己嫌悪」が、近代社会を支えてきた家父長制や性別二元性といった構造・ 思想と密接なものであることを自覚し、現代における女性像として表出する。

■山形県生まれ ■2019年 東北芸術工科大学芸術学部美術科工芸コース卒業/2021年 東北芸術工科大学大学院工芸領域修了 ■2021年「東北芸術工科大学卒業・修了制作展」(山形)

ぎゃらりぃ朋

神谷 恵/Kamiya Megumi

広大なものを目の前にした時に感じる、自身の小ささや、今いる場所や状況からふわりと宙に浮くような感覚を作品に落とし込みたいと思い制作をしています。そのため、モチーフには星宙を多く使っています。しかし、自身のちっぽけさを感じる一方で、天の川が数多の恒星で出来ているように、小さなものが集積することで広大なものへと繋がっており、絵作りにおいても星宙だけを描くのではなく日常的なものとの対比で描いています。また、岩絵具という粒子のある絵具を集積させ星空を描くことが、そのことの再現にもなると考えています。

■神奈川県生まれ ■2019年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了/現在、日本美術院院友 ■2021年「東北のいぶき 東北芸術工科大学卒業・修了生選抜展」銀座スルガ台画廊(東京)/「日本画4人展 MA」アートスペース羅針盤(東京) ■2020年 個展 「Layered 神谷恵日本画展」仙台三越アート ギャラリー(宮城)/「TUAD ART-LINKS 2020・掛軸展」数寄和(東京)/「日本画4人展 Party」アートスペース羅針盤(東京)/「七輪彩 2020」Gallery 風(東京)/「日本画アートウォール CONNECTエンブレムフロー箱根(神奈川)■2019年 第2弾/第3弾「日本画解放区・Bunkamura Gallery(東京)/「新鋭日本画 野桜会展」恵埜画廊(山形)■2018年「第73回春の院展」初入選(以降'21年入選)■2017年「再興102回院展」初入選(以降'18'19年入選)/2017年神山財団芸術支援プログラム奨学生第4期生

B-gallery

田島 治樹/Tajima Haruki

建造物、構造物というのは、絵画作品における「バベルの塔」に象徴されるように文明の隆盛と深い関わりを持っている。また、数多くのSF作品(小説・映画・マンガ)に登場する建造物、構造物も同様に現代社会への警鐘や可能性の提示が試されてきた。現代社会において常に監視を強いられる監視カメラや、SNSだけでのコミュニケーションに依存する人々、都市の無計画な広がりなどを、未来の建造物、廃墟を描くことでそれらを警鐘またはその可能性を探ることが可能だろうか。私は、未来の建造物、廃墟を描くことでその表象を試みている。

■埼玉県生まれ ■2015年 東北芸術工科大学大学院洋画領域修了/2016年 横浜デザイン学院 マンガ科 教諭(現在)■2020年 Independent Tokyo 2020 特別賞 ■2019年 世界絵画大賞展 ワイ・エスフレーム賞/SHIBUYA ART AWARD 大賞・オーディエンス賞 ■2017・2015年 個展 ギャラリ-58(東京)■2014年 トーキョー ワンダー・ウォール 入選

TUAD
ART-LINKS 2021

2021年2月10(水〜3月5(金)

東京都内の5画(入場無料)

主催:東北芸術工科大学

協力:東北芸術工科大学校友会、卒業生後援会

2021

ORIE ART GALLERY

本田 崇/Honda Takashi

日常の中で感じた記憶を元に描いている。記憶は自己を形成する上で重要なものだ。蓄積と消去とを繰り返す中で、無意識に閉じ込めていたり、都合よく歪曲したりと、どこか曖昧で不安定な存在である。制作は深層を再認識させ、疑問を持たせる。その中で感情を整え、画面との対話の中で表現していきたいと思っている。

■宮城県生まれ ■2005年 東北芸術工科大学大学院洋画領域修了 ■2020年 「maju・独立三人展」ギャラリー志門(東京) ■2019年 独立展・新人賞/独立春季新人選抜展 前田さなみ賞/「翔展 HABATAKUTEN 2019」東京銀座画廊 ■2017年 個展 ギャラリー クローゼット(東京)/「18人の表現者たち展」K’s Gallery(東京) ■2016年・2015年 「maju・独立三人展」櫟画廊(東京) ■2015年 第65回 新規美術協会展 会員賞 以降毎年出品/独立協会 会友

赤木 孝成/Akagi Kosei

割れや欠けたりした陶磁器を漆で継ぎ、金などで装飾する日本の伝統的な修復技法「金継ぎ」。その技法の一つに「呼び継ぎ」という本体とは違う陶磁器を用いて修復する技法がある。この「複数の異質な陶磁器の破片を用いて一つにする行為」は、私が今、主な表現の媒体にしている「木版の複数の版を1枚の紙に摺る技法」と類似する点があると感じている。この二つの共通点を掛け合わせることで、金継ぎをテーマにした新しい木版画の表現を模索している。

■栃木県生まれ ■2020年 東北芸術工科大学芸術学部美術科版画コース卒業、現在同大芸術工学研究科修士課程 芸術文化専攻(版画領域)に在籍/東北芸術工科大学 卒業・修了制作展・美術科 版画コース優秀賞 ■2019年 第三回宝龍芸術大賞 優秀賞 収蔵/第44回全国大学版画展/第24回鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞 審査員特別賞

市川 江真/Ichikawa Ema

自分にとって自由の象徴である「海洋生物」と花言葉を基に表現した「植物」をモチーフに、自分の願いや思い、その時の感情をベースに制作している。自分の思いを一方的に画面にぶつけるのではなく、鑑賞者が想像力を膨らませられる絵づくりを心掛けている。琳派風な近時の装飾美を背景にしたモノトーンの世界に、生物のエネルギーを感じさせる表現を目指している。

■宮城県生まれ ■2020年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業 ■2020年「Coexist-コエグジスト2020」銀座 GALLERY ART POINT/「第 45 回日動展」「第 57 回太陽展」「第 55 回昭和会展(東京海上日動賞)」日動画廊銀座本店/東北芸術工科大学卒業・修了制作展学長奨励賞 ■2019年「第 73 回二紀展 」奨励賞 ■2018年「第1回 DBC アートアワード(岩泉産業開発賞)」

南 裕里子/Minami Yuriko

人間が織りなす群れの景色、「個」が無数に集まることで見える情景を自然現象のように表現することを目指している。花や川といった純然たる自然とのダブルミーニングを意識し、モチーフとして建物や群衆を描くが、特に空間から沸き立つ雰囲気は、人の感情を通してまた外へ伝播するものであり、それがまたその空間に染み込んでいって情景となることをどの作品も共通して感じて貰いたい。

■神奈川県生まれ ■2020年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了 ■2020年 東北芸術工科大学 卒業・修了制作展/■2019年「not rocket sience」山形 BOTAcoffee/「踊らない人」ギャラリー絵遊(山形)/「アマダレ展 2019」画廊翠巒(群馬)/「金谷美術館コンクール 2017 審査員・受賞者新作展」(千葉)/「第 7 回 悠々貫々展」ギャラリー専(宮城)/「コラージュ展 Part2」東京 ギャラリィ K ■2018年「金谷美術館コンクール 2017(銀賞)」(千葉) ■2017年 国際瀧冨士美術賞 第 38 期奨学生 /「トリエンナーレ豊橋 第七回星野眞吾賞展」豊橋市美術博物館

小野 美穂/Ono Miho

割れてしまう脆い素材であり、作家の手を離れ、窯の中で一瞬で変化する緊張感は、陶素材の持つ独特の「儚さ」である。その素材感に魅力を感じ作品を制作している。自然のふとした瞬間を作品に落とし込み、儚さの中から滲み出るような強さと美しさの表現を目指している。

■山形県生まれ ■2011年 東北芸術工科大学芸術学部美術科工芸コース卒業 ■ 2013年 東北芸術工科大学美術科工芸コース担当副手(~16年)■2020年 さいたま国際芸術祭「美術と街巡り・浦和」/「つくるひと×つかうひと×みるひと展 2020」gallery 子の星(東京) ■2019年「香十香皿デザインコンテスト受賞展」香十本店(東京) ■2018年 「はるかな時のすきまで Aplus viewing 02~EPHEMERAL/ETERNAL~」旧田中家住宅(埼玉)/「Aplus×ATLIA 地域のなかのアートな居場所」川口市立アートギャラリー・アトリア

浦中廣太郎/Uranaka Kotaro

人の記憶をテーマに、自分や他人の記憶をモチーフとして、その色合い、透明感、時間を重ね合わせる事で生まれる景色や気配を金属素材で表現したいと思っている。また生活の中で使える器を中心に、2年後に自身のブランドを立ち上げるための準備を行なっている。

■和歌山県生まれ ■2011年 東北芸術工科大学芸術工学研究科修士課程(工芸領域)修了 ■2020年「TUAD ART-LINKS 2020」オリエ アート・ギャラリー(東京)■2019年 「JOYA」(バルセローナ)/Talente Prize 2019受賞/「東京アートフェア」霊性×工芸/クラフト ビジネス機構 ■2018年「JAPON-FRANCEシャンパンクーラー展」清課堂(京都)■2017年「re-importation02」アクシス・ギャラリー(東京)/「4人のアーティスト展・熊野で出会う」三重県立熊野古道センター

新宿髙島屋

近藤 七彩/Kondo Nanase

工業的に作られた鉄素材がつくる造形は、現代において一つの美的な様式に変質する可能性を秘めている。伝統的な日本の様式の美しさを持つ古家具と、鉄素材が作る新たな様式を対比させ、時を経て積み重なっていく様式の融合を目指して制作している。近代主義の大きな物語から脱却し、工業用製品が作る新しい様式美を見出す作品を作りたいと思っている。

■岩手県生まれ ■2020年 東北芸術工科大学芸術学部美術科工芸コース卒業、現在同大大学院工芸領域に在籍 ■2021年 アンスティチュフランセ東京にて初個展 ■2020年 アートアワードトーキョー丸の内 フランス大使館賞 ■2020年 東北芸術工科大学卒業制作・修了展 工芸コース優秀賞 ■2019年 上山城下町アート 旧曽我部家(武家屋敷)にて展示

春原 直人/Sunohara Naoto

私たちが何かを感じたり気付いたりする時、その背景には今に引き寄せられ働いている過去の体験がある。事実としての世界だけではなく、自己の無数に沈殿している体験の素材から構成される世界を同時に生きる中で、比較と判断を繰り返し、「もの」の意味が発生する。私たちはどれだけその訴えに応えることができるのだろうか。

■長野県生まれ ■2020年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了/「⿅逐う者は⼭を⾒ず」東北芸術⼯科⼤学卒業・修了展[東京展] 東京都美術館/同大学卒業・修了展優秀賞 ■2019年 「春原直⼈ 巌-同時に⽣きる」個展 アートフロントギャラリー/公益財団法人クマ財団奨学生3期生~2期生 ■2018年 第4回⽯本正⽇本画⼤賞展」⽯正美術館(島根)/「⼭形ビエンナーレ2018 ⼭のような100ものがたり」/「アートアワードトーキョー丸の内2018」東京駅 ■2017年 東北芸術⼯科⼤学 卒業・修了展」⽇本画コース最優秀賞

髙田 幸平/Takata Kouhei

モチーフはない。いつからか頭の中を整理するノートのようなものに近くなっている。目と手、理性と反射のバランスを手探りしながら、画面上に絵具を、線を重ねることで、絵画だから持ちえる明確でない頼もしさを描くために制作を行っている。

■兵庫県生まれ ■2013年 東北芸術工科大学大学院洋画領域修了 ■2019年 個展「カプセルと螺旋」/2017年 個展「P&M」/2015年 個展「えをみる」Cyg art gallery(盛岡) ■2016年 「平らであるより波打っていたいのか」アートラボはしもと(神奈川)/「3331 ART FAIR」アーツ千代田3331(東京)■2015年 個展「BONUS OF PAINTING」/2013年 個展「絵画のトンネル」ART ROOM ENOMA(宮城)■2015年「この土地の温度を感じて」はじまりの美術館(福島)/「リバーシブル山形」新宿眼科画廊スペースO(東京)

照井 譲/Terui Yuzuru

絵画は「支持体上の座標に特定の波長を反射或いは吸収する粒子が積層している状態」という、物質であり光であるという物理低次構造から不可避なものである。その構迄体(絵画)を光に満たされた三次元空間で視覚機能が受容するという状況と関係性についての考察をもとにした作品を制作している。

■秋田県生まれ ■2014年 東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業 ■2020年 個展「Behavior of Surface」ex-chamber museum ■2019年 「Mechanical Sensation」六本木ヒルズ A/Dギャラリー ■2018年 個展「On Plans」ex-chamber museum/「Contemporary Cityscapes vol.2」六本木ヒルズA/Dギャラリー ■2017年 「SICF18」スパイラルホール ■2014年 「New Artists 2014」Gallery Jin

ゆう画廊 5F/6F

佐藤 唯/Sato Yui

家や城などを乗せた島や、小惑星が宙に浮いている空間を描いている。日常の景色や情報、文化、自身の経験等をテーマに、そこから得た思考や感情を、多様な色彩で、家や小惑星をシュールに組み合わせて表現する。感覚に身を任せながら、意識と無意識の中に潜むアイデンティティも画面に発揮しようと考えている。情報が複雑に飛び交う現代社会の中で、閉塞的になりがちな個性や自由意志を尊重する表現を心掛けている。

■宮城県出身 ■2013年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業 ■2020年 「今野裕結・佐藤唯・高橋諒 3人展」晩翠画廊(宮城) ■2018年 「ノイラートの船」仙台三越(宮城)/個展「佐藤唯 –宙と薔薇−展」ギャラリー専(宮城) ■2017年 個展「佐藤唯 –宙−展」SARP(宮城) ■2016年 第30回パリ国際サロン ドローイング・コンクール ユニベール・デザール賞受賞 ■2015年 個展「0.2 –2 度目の放浪−」画廊るたん(東京)

斎藤 亮輔/Saito Ryosuke

ペンギンを始めとした動物画、人物画、風景画を制作している。存在する筈のない構造物。巨大な像は「夢」を表している。共に描かれた、空を飛べない鳥であるペンギン。海へ泳ぎ、もしくは歩き、その像に辿り着くのか。行き先に対する疑問は見る者に委ねられている。

■宮城県出身 ■2019年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業 ■2020年 第46回三菱商事アート・ゲート・プログラム ■2019年 「RYOSUKE SAITO EXHIBITION-個展」 奥野ビル(東京)/ 「SWING ~令和元年~」ギャラリー桜林(東京)/「たいせつなもの展 -Ah/Un-」靖山画廊(東京) ■2018年 「ノイラートの船」仙台三越(宮城) ■2016年 第84回 独立展入選 ■2015年 第65回 モダンアート展入選

東京九段 耀画廊

千葉 史織/Chiba Shiori

何か「発見」があるような作品を意識して制作しています。自分自身が描いていても、観ていてもおもしろいと思えるモノや、いろいろな場所・物・人から見つかることを、大切なイメージとして描いていきたいです。

■宮城県生まれ ■2008年 東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業 ■2019年 個展「ミアツム」彩鳳堂画廊(東京) ■2016年 「Winter Holidays」日本橋髙島屋 ■2015年「Books+」彩鳳堂画廊 ■2014年 個展「標探し」彩鳳堂画廊/「掘りごたつハリケーン」The Artcomplex Center of Tokyo(掘りごたつ派に参加) ■2009年~13年まで彩鳳堂のグループ展に出品 ■2010年~12年 ヤングアート台北・アートニューウェーブ(名古屋)・VARIA アートフェア名古屋等に出品

外山 雄太/Sotoyama Yuta

人物画や夢の中の出来事にその時の自身のフィルターを通した色彩を乗せて描いている。近年は、登った山の風景やそこで出会った植物、氷雪などの不規則なシルエットや独特な質感に惹かれて描いている。

■埼玉県生まれ ■2020年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業 ■2020年 東北芸術工科大学卒業・修了制作展 ■2019年 阿佐ヶ谷アートストリート2019 国際芸術祭(東京) ■2018年 フォトフェスタ 2018(山形) ■2017年 「人と人展」/「1年と2ヶ月展 思春期展」(山形)

REIJINSHA GALLERY

赤澤 慶二郎/Akazawa Keijiro

私の作品は、野生動物という我々とは別のフィールドで暮らす存在に対し、人対人の関係を置き換え、知っている様で実は知らない他者のありのままを探る契機としている。野生動物の足跡の様に、目の前にある表層的な情報だけでは相手の深淵に触れることは出来ない。僕の現在の制作拠点であり、野生動物と人がほぼ同じフィールドで暮らす音威子府(おといねっぷ)で、相手の領域に足を踏み込んでいかなければ知り得ない他者の心の深淵に絵画を通して迫っていく。

■北海道生まれ ■2020年 東北芸術工科大学大学院洋画領域修了 ■2020年 赤澤慶二郎 個展「~足跡の行方~」 砂澤ビッキ記念館(北海道)/「グループ展」耀画廊(東京)/「神山財団芸術支援プログラム第6回卒業成果展」AXIS GALLERY(東京)/東北芸術工科大学卒業・修了制作展展示優秀賞受賞/山形市買上げ賞 ■2019年 第7回 月刊美術新人賞デビュー入選/第14回春季二紀展新人選抜展優秀賞

TUAD
ART-LINKS 2020

2020年1月29(水〜3月6(金)

東京都内の10画(入場無料)

主催:東北芸術工科大学

協力:東北芸術工科大学校友会、卒業生後援会

新宿髙島屋 美術画廊

後藤 有美/Goto Yumi

「事物は何かの集合により形作られる」というコンセプトを元に制作をしています。私が作るものは絵画です。PC画面を通しピクセル化した絵画・絵画自体を構成するもの・色土のパーツに分解して捉える練込の制作工程を行き来しながら、陶芸の中で考えたことを他のジャンルに当てはめた後、それを陶芸に置き直すことを行っています。

■宮城県生まれ ■2019年 東北芸術工科大学芸術学部美術科工芸コース卒業 ■2018年第54回神奈川県美術展 ■2019年「東北芸術工科大学 卒業・修了制作展」(山形・東京)/「3331 ART FAIR 2019 [TOHOKU CALLING]」(東京)

ク渦群/Kukamura

震災以降、子供の頃より慣れ親しんでいた故郷とインターネットが大きく姿を変えた。除染の為に切開され、空いた土地には復 興住宅が立ち並び、成長を急ぐキメラのように歪に風景は変化し、思い出を塗り替えていった。インターネットも震災以降SNSが急速に普及し、よりインスタントで猥雑な空間となった。だが一番変わったのは私(達)を見る他人の目だった。福島はフクシマとなり、私(達)は原発事故の被災者となり、何か宙に浮いたような存在になった。自分は何も変わっていないが、変化してしまった。私は他者によって刹那的に消費・改変され続ける『キャラクター』というアイコンを通して、日常の裏の不穏さや暴力性を描きたい。

■福島県生まれ ■2017年 東北芸術工科大学大学院洋画研究領域修了 ■2019年「三月の壁」ゲンロン カオス *ラウンジ五反田アトリエ(東京)/「VCBG・ヴァーチャルキャラクターバトルグラウンド」新宿眼科画廊(東京) ■2018年 個展「BORN ON THIS LOVELY STAR」中央本線画廊(東京)2018年/「破滅*アフター」AID GALLERY(東京)■2017年「カオス*ラウンジ新芸術祭2017 市街劇 百五〇年の孤独」Zitti・他(福島)/二人展「そんな目で僕を見るな」ゲンロン カオス*ラウンジ五反田アトリエ(東京)/「東北芸術工科大学 卒業・修了展」東北芸術工科大学(山形・東京)

吉田 一民/Yoshida Kazutami

近年の作品群は私が今日まで旅をしてきた場所や人を描いています。それは、それぞれの国が持つ風土とそこに住む人々、多くの問題と歴史を抱えて生きている我々の現在を描きたいと考えているからです。私が訪れた国はそこまで多くはありませんが、その場所に眠る歴史がそこに生きる人々の影となり存在していることをほんの少しの違和感の中から感じることがあります。私が作品をモノトーンで描いているのは切り取ったその一場面を見せたいという思いの現れなのかもしれません。

■宮城県生まれ ■2007年 東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業 ■2009年 東京芸術大学大学院日本画修了 ■2017年 海外レジデンス「SERDE」滞在制作 ラトビア/東北芸術工科大学アートウォーク個展「Voice」ギャラリー檜 ■2016年「シェル美術賞展」新国立美術館 ■2015年「FACE展 2015損保ジャパン日本興亜美術賞展」損保ジャパン日本興亜美術館 ■2009年「東京藝術大学大学院修了作品展」東京藝術大学美術館(東京)■2007年 上野の森美術大賞展 賞候補 ■2006年「シェル美術賞展」代官山ヒルサイド(東京)■2006年「トーキョーワンダーウォール」東京都現代美術館

桶本 理麗/Okemoto Riri

植物や水、蛇などをモチーフとし、流転する世界観を描く。どこか幼く親近感が沸くような情景と、壮大で奥行きのあるモチーフや手法を地続きに扱い、鑑賞者を誘い込む絵画を制作する。水彩のにじみや油絵具特有のタッチ、また、螺鈿を用いた工芸的な仕事を同一画面上に構成することで、既存のあらゆる価値観をつなぐ表現を模索している。

■北海道生まれ ■2018東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業 ■2019年 FACE展2019 損保ジャパン日本興亜美術賞 審査員特別賞 ■2018年 東北芸術工科大学 卒業・修了制作展 優秀賞/「SWING -SPRING2018-」常陸国出雲大社境内 ギャラリー桜林(茨城)/ 個展「いろんな水」東京 Gallery b.Tokyo ■2017年 大森靖子MUTEKI弾き語りツアー ステージ装飾(山形)■2016年「199X5」東京 The Artcomplex Center of Tokyo

氏家 昂大/Ujiie kodai

現在の工芸の目立った流れは「和食器」及び「生活工芸」である。和食器は「和食」の2013年、世界遺産登録などの世界的和食ブームによって、「生活工芸」は長らくの日本経済のデフレで説明がつく。では、これからの作家はどうあるべきか?2012年に公益財団法人現代芸術振興を結成した株式会社ZOZO代表取締役社長、前澤友作 氏に始まり、若い事業家達のアート熱復活の兆し。自身の作品は「譲渡物としての工芸」を掲げ、工芸によるアート的な経済流通の展開を探る。「本人よりもインベスターに受ける茶道具を」。

■宮城県生まれ ■2015年 東北芸術工科大学大学院工芸領域修了 宮城県柴田郡にて制作を始める。■2019年「New Generation 展」画廊文錦堂(岐阜)/「現代作家茶碗特集」日本橋三越 ■2018年「個展」塩竈市杉村惇美術館(宮城)/「百花繚乱展」横浜高島屋 ■2017年「個展」Silver Shell ■2016年「現代作家の茶碗展」伊勢丹新宿店/「縁-enisis展」西武渋谷店 ■2015・18年「個展」ギャラリー数寄(愛知)■2014年「個展」LIXILギャラリーガレリアセラミカ(東京)※fragile utsuwa shopでも展示

新宿髙島屋 11階 呉服サロン

梅津 佐和子/Umetsu Sawako

東北芸術工科大学芸術学部美術科テキスタイルコースを卒業後、天正6年(1578年)に山形で創業された染織・織物の会社 株式会社とみひろで、染織から織、着物のトータルデザインまで行う着物作家。

オリエ アート・ギャラリー

浦中 廣太郎/Uranaka Kotaro

■和歌山生まれ ■2010年 東北芸術工科大学大学院工芸領域修了 ■2013年 金沢卯辰山工芸工房修了 ■2019年 東京アートフェア(霊性×工芸/クラフトビジネス機構)■2018年「JAPON-FRANCE シャンパンクーラー展」清課堂(京都)/金沢市工芸展 石川県伝統産業振興協議会会長賞 ■2017年 Talente展(ドイツ)■2015年 ソウカ展(中国/広州)■2014年 東京アートフェア ■2012〜2018年 金属工芸公募展 いまからまめさら 出展(京都/清課堂)■2013年 世界工芸コンペティション(金沢)宗桂会賞/「いまからまめさら2013」清課堂(京都)/ライフ・ヒヨント・ツーリスム賞/日本クラフト展 奨励賞 ■2012年 日本ジュエリーアート展 奨励賞

大塚 健/Otsuka Takeshi 

どのようなシルエットも内側を積み重ねていくことで何かしらの魅せるものになるのではないかと考え、取り組んでいる。どのような生き方であれ、日々を生きていくことそのものが大切だと思う。それを魅力的だと思えれば、大抵の物事は許せるだろう。そこに生きること、生み出すことの可能性を見出したい。現在は、洗練された美とは離れたところにある、人の生活において何気なく存在している物のシルエットを用いてアプローチしている。

■東京都出身 ■2009年 東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業 ■2019年 SICF ■2018年「DAEGU ART FAIR 2018」/「Independent Tokyo 2018 」/個展「Takeshi Otsuka Exhibition〜それぞれのカタチ~」コート・ギャラリー国立 ■2017年 個展「CLOUD FRAGMENTS」アートスペース88/「OME ビエンナーレ 」■2016年 トーキョーワンダーシード ■2012年 個展「ORIENTAL WORKS」ガレリア・グラフィカ

岡戸 竹/Okado Takeru 

古来より、箔は建築や工芸品の装飾として用いられてきた。1/10000 mmという薄さであるにも関わらず、金属ならではの輝きを持つ箔。世間では金箔が広く知られているが、ベースとなる金属の種類と燻し方によって箔の色彩は無限に広がる。そして貼り方ひとつで、薄く不安定な箱に割れや欠けが生まれ、表現に深みが出てくる。そんな箔の奥深さに魅力を感じ、箔をメイン素材として扱う作品を製作している。工芸品では背景として使われることの多い箔であるが、輝きや輪郭を活かした作品によって箔の魅力を世界に伝えていく。

■埼玉県生まれ ■2016年 東北芸術工科大学芸術学部美術科工芸コース漆芸専攻卒業 ■2019年「第75回 金沢市工芸展」めいてつエムザ(石川)/「第43回三菱商事アートゲートプログラム」(東京)/「アートガイア@城南島現代アート展」城南島 ART FACTORY(東京)/「第2回枕崎国際芸術賞展」枕崎市文化資料センター南溟館(鹿児島)■2018年 JTFA Sugar Bowl Champions Trophy & MVP 製作 以降継続/JTFA Final Touch Champions Trophy & MVP 製作 以降継続/「第74回 金沢市工芸展」めいてつエムザ(石川)/「第42回三菱商事アートゲートプログラム」

小野田 拓真/Onoda Takuma

■神奈川県生まれ ■2012年 東北芸術工科大学大学院洋画領域修了 ■2019年「TOHOKUCALLING」佐藤美術館(東京)■2018年「花火展」ArtLabTOKYO(東京)/「groupDNA 展_neos」美岳画廊(東京)■2017年「Living life」Zeinxeno gallery/「groupDNA展_neos」美岳画廊(東京)■2016年 「花見展」ArtLabTOKYO/「次世代のDOKURITU」松菱デパート(三重)■2015年「I氏コレクション展」富岡市立美術博物館(富山)/「翔展」東京銀座画廊(東京)/個展「フルコトの華」ArtLab TOKYO/アートフェア東京2015(東京国際フォーラム・東京都)■2014年「プラトンの洞窟」ArtLabTOKYO/「ガーリー展」アートコンプレックスセンター(東京) 

南 靖子/Minami Yasuko

伝統的な日本画を現代的な新しい解釈のもとに再構築した作品を制作。日本画において伝統的に余白として表現されてきた箔を、図として表現することにより、図と地の関係が反転した、今までにない新しい絵画表現を模索している。

■静岡県生まれ ■2011年 東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業 ■2020年「Rich SeasonsIII」オリエ アート・ギャラリー(東京)/「-アマダレ2020-九島 優・古田和子・南靖子」画廊翠巒(群馬)/「3331 ART FAIR 2020」3331 Arts Chiyoda(東京)/「TUAD ART-LINKS 2020」オリエ アート・ギャラリー(東京) ■2019年「個展」CHOCOLATERIE TAKASU(名古屋)/「こころ惹かれるもの」Nii Fine Arts Tokyo/「ART FAIR ASIA FUKUOKA」三越ギャラリー(福岡)/「Summer Show 2019」Nii Fine Arts OSAKA_Gallery/「ART OSAKA」ホテルグランビア大阪/「99人展」ギャラリーQ(東京)■2018年 個展「花と猫」清川泰次記念ギャラリー(東京) ■2017年「moment」ATELIER・K(横浜)

東京九段 耀画廊

阿久津 真那/Akutsu Mana 

普段の生活の中では気がつきにくい、日常の中に潜んでいる生命の美しさ。私は動物の姿を借り、生物がエネルギーを生み出す瞬間や、月等の自分が神秘的と感じるモチーフと組み合わせて描く事でそれを表現しています。より洗練された表現を追求し、その瞬間を、時間を超えた不変のものとして描いていきたいです。

■東京都生まれ ■2017年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了 ■2019年 第7回 トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞/第1回 Dojima River Awards/第25回 臥龍桜日本画大賞展/第8回 佐藤太清賞美術公募展/「-凛-日本橋三越美術市 2019」日本橋三越(東京)■2018年「阿久津真那 生命への畏敬」展 ギャラリィK(東京)■2017年「阿久津真那・藤野翔子 二人展」アートスペース羅針盤(東京)/東北芸術工科大学卒業・終了展(山形・東京)/第7回 トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展 ■2016年 第1回 Dojima River Awards/「dadacha」展 銀座スルガ台画廊(東京)/「Nabel」恵埜画廊(山形)■2014年「第25回 臥龍桜日本画大賞展 」■2013年「The AO World Exhibition」1369 Coffee House,Inman Square(Boston) 

川合 南菜子/Kawai Nanako 

現在は「人々の生活の営み」をテーマにした平面作品を制作しています。生活から見えてくるものは人々が紡いできた歴史や、文化、思想など様々です。特定の土地の新たな可能性や、繋がりを見出すために、歴史や現在の 様子を取材し、その土地にしかないもの、他の土地でも共通することを描き、各地で発表をしています。

■茨城県生まれ ■2018年 東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業 ■2019年 ART JUNCTION vol.1 個展「水面下で揺れる人跡」土浦駅 PLAY atre/「深夜の美術展」くるくる Global Hub ■2018年 柳津町立斎藤清美術館で公開制作・作品収蔵/「すずやかアート展」丸善・丸の内本店 ギャラリー(東京)/「現代・東京百景展」伊勢丹新宿店本店 アートギャラリー(東京)/2017年 福島県喜多方市で滞在制作、発表(市の指定文化財、甲斐本家で展示) 

ぎゃらりぃ朋

花立 ゆかり/Hanadate Yukari

自然や植物、人をテーマに日本画を描いています。最近は、子供の成長を作品にすることが多いです。子供と接していると、忘れていた幼い頃の自分をよく思い出します。懐かしい記憶や郷愁の思いは、これまでの自分を肯定し、どう在りたいかを模索していく、そんな前向きな力を感じます。何気ない日常を描くことで、それぞれの原点を振り返るきっかけとなるような、記憶を共有することで、辛いときに背中をふっと後押しするような、やさしい人の思い”で包まれる絵を目指して、日々制作しています。

■三重県生まれ ■2012年東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業 ■2018年「青胡桃展III×ひだまり」ギャラリー喫茶豆/岩手芸術祭 日本画部門 芸術祭賞 ■2019年 岩手日報 元旦号特集ページ 表紙作品掲載 ■2017年 岩手芸術祭 日本画部門 奨励賞 ■2015年 岩手芸術祭 日本画部門 芸術祭賞 ■2013年 辻ゆかり展Gallery TURNAROUN ■2012年 東北芸術工科大学 卒業・修了制作展 奨励賞 ■2011年トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展

ゆう画廊 5F

多田 さやか/Tada Sayaka 

理想郷をテーマに絵画を制作しています。在学中は、アトランティスやシャンバラなど歴史上に残る様々な 伝承や、当時住んでいた山形の景色を参考に、私が思う理想郷を描いていました。現在はこれまでの研究に加え、東京での生活を通して、都市における理想郷とは何かを考察し描いています。また、クラブイベントにおけるライブペインティングや、舞台美術の制作なども手がけています。

■山形県生まれ ■2015年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了 ■2019年「TOUHOKU CALLING」佐藤美術館(東京)/「TUAD ART-LINKS 2019」新宿髙島屋 ■2018年 個展「Rhapsody in Blue」亀戸アートセンター(東京)■2017年「〈コレクター推薦作家シリーズ展〉Vol.3 物語を紡ぐ作家たち(泉ユキヲ推薦)」耀画廊(東京)■2016年 個展「STRANGER THAN PARADISE」used cd/record&cafe RAF-REC(山形)/「THE blank GALLERY Summer Group Show 2016」THE blank GALLERY(東京)/「一枚の絵の力」BLOCK HOUSE(東京) ■2015年 個展「SHAMBHALA」新宿眼科画廊(東京)/「東北画は可能か? 地方之国構想博物館、地方之国現代美術館」東京都美術館、T-ART Gallery(東京)■2014年「佐藤国際文化育英財団第23回奨学生美術展」佐藤美術館(東京)

ゆう画廊 6F

松井 ゆめ/Matsui Yume

制作コンセプトは「八百万の記憶」流木、廃棄物などを使ってインスタレーションや立体造形を中心に、素材の記憶に内包された生命力を表現する作品を制作しています。廃物から過去、現在、未来を再構築することで“私たち”と“もの”の間に存在する 生き死にの尊さを伝え、現代社会におけるアニミズムの在りかを探究します。

■栃木県生まれ ■2009年 東北芸術工科大学芸術学部美術科彫刻コース卒業 ■2016年「木津川アート」市長賞/「みなとメディアミュージアム」湊鐡道応援団賞/「六甲ミーツ・アート芸術散歩」/「紀の国トレイナート」/「第67回アンデパンダン展」■2012年「International Baggat art exhibition」Jaraserom Island(韓国)■2011年 個展「流木の記憶」(栃木)■2009年~「国際野外の表現展」(埼玉) 

銀座K's Gallery

引地 拓/Hikichi Taku 

私はもの(素材)に対する価値は作り手と鑑賞者の二つの「ものをつくる」と「ものを見る」から生まれてくると考えている。価値は物理的に何かに使用できるということだけではなく、精神的なものを含んでいるのではないだろうか。もの(素材)をどのように扱うかで価値が生まれてくると考えているため、ここで言う価値とは値段ではなく、それをどう使うかであり、その生まれてくる価値観こそが作品や製品に対する様々な視点を与えていくことに繋げていきたい。

■宮城県生まれ ■2019年 東北芸術工科大学大学院芸術文化専攻工芸領域を修了 ■2019年 宮城県白石市鎌先温泉「みちのく庵」作品設置 ■2018年「トーホクコーリング/スモールワークス展」オリエ アート・ギャラリー(東京)■2017年 宮城県白石市鎌先温泉「みちのく庵」作品設置および常設販売/東北芸術工科大学大学「素材の展望」

GALLERY ART POINT

能登 美希/Noto miki 

制作では、現実の生活のなかでは結びつかないもの同士が画面上で並べられ、交わることで生まれる違和感を意識しています。この違和感が、常識やルールの範囲で日々を過ごすためのものの見方と、それに反した自身の、楽観的で独断的なものの見方とのズレの部分を具現化する手がかりとなっています。ズレの部分に焦点を当てたことで、ありふれた生活のループに対峙するアクションが生まれると考えています。食べ物や動物など、人の欲望や願望の注ぎこまれるものが、人のような主体性を持ち、生活感をおびた姿に描き出されたら、鑑賞者はどんな風に自身と照らし合わせ、思考を転換させることができるのかという点に着目しています。

■北海道生まれ ■2016年 東北芸術工科大学大学院洋画領域修了 ■2019年「東北のいぶき」銀座スルガ台画廊(東京)/「星に願いを」gallery fu(神奈川)■2018年「東北の風IV」伊勢丹新宿店アートギャラリー(東京)/「Stories-Part1」ギャラリーアートポイント(東京)/「ノイラートの船」仙台三越アートギャラリー(宮城)■2017年「個展」ギャラリーアートポイント.bis(東京)/「カイカイユカイな生き物図鑑」gallery fu(神奈川)■2016年「Infinity Japan 2016 Contemporary Art Show In Taipei」ホテル ミラマーガーデン台北(台湾)/「神戸アートマルシェ2016)神戸メリケンパークオリエンタルホテル(兵庫)

fragile utsuwa shop

鈴木 美雲/Suzuki Mikumo

近代に至るまで工芸、美術が曖昧ながらも括られていく中で、器も目に見えて分かる点でも変化があり、影響が大きかったと思います。私はその中でも過剰装飾とサイズ展開に違和感を抱いた事があったので、器を道具、作業工程、大きさ、素材、と器を形にする上で当たり前の根本を探りながら形にするよう制作しています。素材を探る事から表現の器に移行したと思える桃山時代の国焼と他国の焼き物(主に李朝)を参考にし、最小限に抑える事を意識しています。

■千葉県生まれ ■2018年東北芸術工科大学芸術学部美術科工芸コース卒業 ■2019年煎茶と花-九人展(箒星)■2018年「ジョウモンアート展」東北芸術工科大学/「3331ART FAIR2018」アーツ千代田3331(東京)/「現代陶芸展」西武渋谷店/「ArtLinks」fragile(東京)/「漆のお椀と一汁一菜のうつわ展」qnulpAA ■2017年「アジア現代陶芸展」愛知県陶磁美術館

後関 裕士/Goseki Hiroshi

■千葉県生まれ ■2013年 東北芸術工科大学芸術学部美術科陶芸コース卒業後、備前焼重要無形文化財 伊勢崎淳に師事 ■2018年 茨城県常陸大宮にて築窯 ■2020年 山形ビエンナーレ「10年の器・10年の菓子」■2018年 山形ビエンナーレ 第8回 AGAIN-ST「カフェのような、彫刻のような…」■2017田部茶の湯の造形展入選

佐藤 悠生/Sato Yuki

陶を素材に造形作品を制作しています。植物を題材に運動性や流れを見出しドローイングを重ねることで情報を整理し、整理した線ドローイングから立体に起こすような制作をしています。人間社会の中に生きる人間の視点ではなく、人間が一つの生物としてどう生きられるのかという視点を持とうと模索し制作を行っています。また、自身の模索と共に鑑賞者の思考の転換をもたらす展示を行っています。

■山形県生まれ ■2019年 東北芸術工科大学大学院工芸領域修了 ■2020年 山形ビエンナーレ「10年の器・10年の菓子」■2018年 山形ビエンナーレ 第8回 AGAIN-ST「カフェのような、彫刻のような…」/「TOUHOKU CALLING SMALL WORKS」オリエ アート・ギャラリー(東京)/「現代工芸展」西武渋谷店(東京)■2017年「アジア現代陶芸展」愛知県陶磁美術館

REIJINSHA GALLERY

國府田 姫菜/Kokufuta Himena

地域に伝わる伝承をモチーフに、「人と自然との繋がり」をテーマに制作しています。伝承は文字のない時代から現代まで残されてきました。そこには、人々の願いが込められているのではないかと考え、自身の解釈で伝承世界を表現しています。

■茨城県生まれ ■2019年 東北芸術工科大学大学院洋画領域修了 ■2019年「個展」ぎゃらりぃ朋(東京)/東北芸術工科大学 卒業・修了展(山形・東京)■2018年「 二人展~synergy I 」悠創館(山形)/東北学生選抜美術展「HATSUGA2018」(宮城)/青森アーティストレジデンス「AIR むっ川内」参加/イントロ7展 ACT(東京)/「 第一回 DBC アートアワード 入賞」■2017年 「個展」寒河江市美術館(山形)/「ホスピタルアート展」酒田市日本海総合病院(山形)「-perché+版」スルガ台画廊(東京)/東北芸術工科大学 卒業制作展 優秀賞(山形・東京)

数寄和

羽賀 文佳/Haga Fumika 

信仰における荘厳の形と人物の関係性の表現を模索しています。2013年に浄土真宗の僧侶になり、仏教の荘厳が、それだけではなく、様々な宗教に通ずるものだと感じました。自然に対する敬意の表現は普遍的なものであるという前提より、様々な地域や民族の持つ造形のかたちや自然の美しさを平面的な表現に置き換え、人物の持つ空気を描く方法を探っています。

■2012年 東北芸術工科大学大学院こども芸術教育領域修了 真宗大谷派僧侶。独立美術協会・会友、アートミーツケア学会・会員 ■2019年 独立春季新人選抜展2019(東京都美術館)/「interactive-YOUTH」(ギャラリー檜・東京)■2018年 独立春季新人選抜展2018(東京都美術館)/「羅針盤セレクション展」アートスペース羅針盤(東京)■2015年 個展「安住の地」ギャラリーツープラス(東京)■2014年 DOCKITSU Group Show 5th(新井画廊・東京)■2009年 第77回独立展 入選(以後毎年

鈴木 咲穗/Suzuki Saho

■長野県生まれ ■2019年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了 ■2019年 個展「Hello stranger」Gallery noivoi(名古屋)■2018年 個展「ありふれた面影」アートフロントギャラリー(東京)/「TOHOKU CALLING] 3331アーツ千代田(東京)/個展「the other day」アートスペース羅針盤(東京)■2017年東北芸術工科大学卒業/修了制作展 優秀賞受賞/第37回三菱商事アート・ゲート・プログラム/第3回石本正日本画大賞展 準大賞受賞/三菱商事アート・ゲート・プログラム奨学生/第24回雪舟国際美術協会展 ■2016年 第2回石本正日本画大賞展 ■2015年 第26回臥龍桜日本画大賞展 奨励賞受賞/第15回佐藤太清賞美術公募展

佐々木 琢磨/Sasaki Takuma

縁ある地、龍泉洞(岩手県)に伝わる「光輝き、天に昇った」龍龍を表現したShining Brightly、シュルレアリスムとラッセンの大衆性を融合させた「Endless Sky」等、生命の躍動と2次元的幻想性の共存を表現の主体とする。それは(一見すると前者の作品達とは異質にも感じる)Lost Innocenceにも共通させているテーマである。表現媒体の多様化やデジタルの進化と氾濫が見られる昨今だからこそ、「命と向き合い、手で描く重要性」と「絵 画ならではの質感と驚き」を追求し、人々の心を動かしたいと考えている。

■岩手県生まれ ■2009年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業 ■2018年 Dragon Blue Carnival 2018(実行委員会代表、個展作家、ライヴペインターを兼任)■2017年 龍泉洞ブルーArt Week 2017(アートディレクター、個展作家として参加)■2016年 巡回個展・THE OCEAN銀座フォレスト(東京、宮古市、岩手等、計5カ所)/県外作家との2人展・VS 展開催(以降、現在まで計5回開催)■2015年 2ヶ月連続個展・黒い朝・白い夜(湯本美術展示館、ギャラリーBUN、岩手)■2014年「 個展・II」ギャラリーBUN(岩手)/「個展・II-EXTRA」ギャラリーヒロ(岩手)

神谷 恵/Kamiya Megumi

■神奈川県生まれ ■2019年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了 ■2019年/「風はなにいろですか」Gallery K(東京)/ 再興第104回院展(院友 推挙) ■2018年「新鋭日本画 野桜会展」恵埜画廊(山形)/個展「Kaleidoscope」GALLERY ART POINT.bis(東京)/第73回春の院展/「東北のいぶき dadacha」スルガ台画廊(東京)/第8回日本画公募展前田青邨記念大賞/再興第103回院展 ■2017年 神山財団芸術支援プログラム第4期奨学生/第3回石本正日本画大賞展/再興第102回院展 ■2016年 第2回石本正日本画大賞展 奨励賞

木村 直広/Kimura Naohiro

■新潟県生まれ ■2019年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了、日本美術院研究会員 ■2019年 第74回春の院展/「第74回新潟県美術展覧会」日本画部門 新潟県文化振興財団賞 ■2018年 再興第103回院展/第73回春の院展 ■2017年 再興第102回院展/第72回春の院展/第72回新潟県美術展覧会日本画部門 新潟日報美術振興賞/「ギャラリーへ行こう2017」数寄和(東京)■2016年「第48回新潟市展」新潟市長賞 新潟市美術館(新潟)/三菱商事アートゲートプログラム奨学生

TUAD ART-LINKS 2019

2019年2月13(水〜3月8(金)

東京都内9ヵ所で開(入場無料)

主催:東北芸術工科大学

協力:東北芸術工科大学校友会、卒業生後援会

新宿髙島屋 美術画廊

村松 英俊/Muramatsu Hidetoshi

人に使われなくなった物や道具の一部を大理石に置き換える。道具に残る汚れや傷。その物が経てきた時間、人と物との記憶のようなものを石に留めようとしている。1000年後、もしこれらの物が朽ちたとしても石にその存在を残せたらと思う。

■静岡県生まれ ■2014年 京都造形芸術大学美術工芸学科立体造形コース卒業 ■2016年 東北芸術工科大学大学院彫刻領域修了 ■2018年 Steps Gallery(東京)/「第4回東京国際美術祭」好文画廊(東京)■2017年 Gallery MARONIE(京都)/「静物 2017」ex-chamber museum(東京)/「3rd INTERNATIONAL SCULPTURE SYMPOSIUM」ITM 大学(インド)■2016年「CAF ART AWARD Selected Group Exhibition」ホテルアンテルーム京都/「inform」galleria grafica bis(東京)

多田 さやか/Tada Sayaka

理想郷をテーマに絵画を制作しています。在学中は、アトランティスやシャンバラなど歴史上に残る様々な 伝承や、当時住んでいた山形の景色を参考に、私が思う理想郷を描いていました。現在はこれまでの研究に加え、東京での生活を通して、都市における理想郷とは何かを考察し描いています。また、クラブイベントにおけるライブペインティングや、舞台美術の制作なども手がけています。

■山形県生まれ ■2015年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了 ■2017年「〈コレクター推薦作家シリーズ展〉Vol.3 物語を紡ぐ作家たち(泉ユキヲ推薦)」耀画廊(東京)■2016年 個展「STRANGER THAN PARADISE」used cd/record&cafe RAF-REC(山形)/「THE blank GALLERY Summer Group Show 2016」THE blank GALLERY(東京)/「一枚の絵の力」BLOCK HOUSE(東京)■2015年個展「SHAMBHALA」新宿眼科画廊(東京)/「東北画は可能か?地方之国構想博物館、地方之国現代美術館」東京都美術館、T-ART Gallery(東京)■2014年「佐藤国際文化育英財団第23回奨学生美術展」佐藤美術館(東京)

設樂 陽香/Shitara Haruka

過去の日本文化に流れる空気感を作品に纏わせたい。その為に「素材の見せ方」を軸に作品制作を行っている。在学中は「粋」と言う日本文化に焦点を絞り、その特徴の一つと言える「隠す事で見せる」という、二面性持たせる行為を木に取り込んだ。全体的に幾何学的な形にする事で正面性や平面性を強め、素材本来の量感と視覚的 な量感の違いにより二面性を出している。また溝を彫る事で、形の下に木目がモザイクやレースのような、物を間接的に見る効果も試みている。

■山形県生まれ ■2018年 東北芸術工科大学大学院彫刻領域修了 ■2018年「TOHOKU CALLING -SMALL WARKS-」オリエアート・ギャラリー(東京)/「3331 ATR FAIR」アーツ千代田3331(東京)■2017年「彫刻の五・七・五 Haiku-Sculpture」女子美術大学美術館(神奈川)/「WOOD SKIN -haruka shitara sculpture exhibition-」山形郷土館文翔館/「ファインアート・ユニバーシアード U-35 展」優秀作品賞受賞 茨城県つくば美術館)/「新進芸術家選抜展 FAUSS」アーツ千代田3331

柴田 梓/Shibata Azusa

畏れや憧れの対象である動物、または人間を投影した動物を描いています。動物に対する憧れや畏れは長年人類が抱いてきた感情であり、それは自然と遠く離れている私自身の中にも存在します。現在は狼をモチーフに制作をしています。彼らは世界各地において神格化され、時には恐れられ、最も人間の感情を掻き立ててきた動物と言えるでしょう。現代において私たちは自然の中の動物とはほとんど触れ合うことがありませんが、かつての日本では狼は人々の隣人であると同時に、敬いの対象でもありました。

■神奈川県生まれ ■2016年 東北芸術工科大学大学院日本画研究領域修了 ■2018年 個展「柴田梓展・ノノカミー」REIJINSHA GALLERY(東京)■2017年 東北芸術工科大学アートウォーク「小松久美子・柴田梓二人展」アートスペース羅針盤(東京)/「natural NATURE II」フリュウ・ギャラリー(東京)■2016年 二人展「柴田狼と足立猫」REIJINSHA GALLERY(東京)/「第3回未来展」日動画廊(東京)■2014年 第6回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展

柏倉 風馬/Kashiwagura Fuma

異形の身体像を金属箔、和紙、鉛筆を使った独自の技法で描いています。私たちの身体は一個の物体であると同時に生物としての身体、道具としての身体、人としての身体、様々な身体が重なり、絡み合う存在だと思っています。身体の拡張とされるメディアや、ロボットやAIなど発達し、私たち自身や、身体の価値が問われる中で、その存在の複雑さと曖昧さを一つの輪郭として描くのが私の制作行為だと考えています。

■山形県生まれ ■2017年 東北芸術工科大学大学院洋画研究領域修了 ■2018年 個展 フジキ画廊(東京)/「inside/outside」フリュウ・ギャラリー(東京)■2017年 月刊美術美術新人賞「デビュー」2017 グランプリ/第35回上野の森美術館大賞展/第7回星野眞吾賞展/個展 ギャラリー58(東京/ときめきフューチャー もみの木画廊(東京)/「アートアワードトーキョー丸の内 2017」行幸地下ギャラリー/「第3回神山財団奨学生展」銀座アートスペース ■2015年 第25期佐藤美術館奨学生/第2期神山財団奨学生

数寄和

土井 沙織/Doi Saori

世界はそこにあるだけのもので、こちらの感情によって見え方が変わる。ただそこに、厳然としてあるもの。その中で生きる我々を、救うでも罰するでもなく、見ているだけの存在があるように思う。神のような、大きな存在。その大きなものの気配に触れるための制作。

■愛知県生まれ ■2010年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了 ■2018年「パルクールパーク MISSION TOKYO(壁画)」日南町美術館・「鶴岡まちなかキネマ(壁画)」(山形)■個展 2010年~ 蔵丘洞画廊/GALLERY HIRAWATA/国指定重要文化財丙申堂/無量光苑釈迦堂/ギャラ リーかわにし/ギャラリー和田/鶴岡まちなかキネマ/寒河江市美術館等 計10回 ■2017 VOCA展/シェル美術賞/現代作家が描くクレパス画展/東京アートフェア/第19回三菱商事 アート・ゲート・プログラム/第8回菅楯彦大賞展/第28・27回上野の森美術館大賞展/第4回トリエンナーレ豊橋星野眞吾賞典展等 ■2014年「月刊美術 美術新人賞デビュー展 準グランプリ」

秋庭 麻里/Akiba Mari

「神性を帯びる自然景観についての絵画表現」をテーマに木版画の制作を行っている。太古のヒトが洞窟の凹凸に動物の姿を見出し壁画を描いたように、自然が創り出す造形はヒトに何らかのイメージを抱かせ創造意欲をかきたてる。また、岩陰や木の洞が作り出す暗闇はヒトに得体のしれない恐怖や好奇心を抱かせ、強大な力で大地を創り出す自然そのものへの畏敬の念を生む。美しくも恐ろしい自然の姿を目の当たりにしたとき、ヒトは自然の持つ強大な力と関わりを持ちたいという想いを抱き、その発露として芸術を生むのではないだろうか。自然景観をモチーフにした木版画の制作から、自然物との深い心的交流を目指す。

■青森県生まれ ■2017年 東北芸術工科大学大学院洋画領域修了 *学部は版画コース→大学院は洋画 ■2018年「ピュシス VII-萌芽する版画家たち」養清堂画廊(東京)■2017年東北芸術工科大学卒業/修了研究・制作展 修了制作大学買い上げ/「ピュシス VI-萌芽する版画家たち」養清堂画廊 ■2016年 第41回全国大学版画展 町田市立国際版画美術館収蔵賞受賞 ■2015年「東北のいぶき-版・展」銀座スルガ台画廊(東京)/東北芸術工科大学卒業/修了研究・制作展卒業制作優秀賞受賞/第39回全国大学版画展 町田市立国際版画美術館収蔵賞(神奈川) 

東京九段 耀画廊

阿久津 真那/Akutsu Mana

普段の生活の中では気がつきにくい、日常の中に潜んでいる生命の美しさ。私は動物の姿を借り、生物がエネルギーを生み出す瞬間や、月等の自分が神秘的と感じるモチーフと組み合わせて描く事でそれを表現しています。より洗練された表現を追求し、その瞬間を、時間を超えた不変のものとして描いていきたいです。

■東京都生まれ ■2017年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了 ■2018年「阿久津真那 生命への畏敬」展 ギャラリィK(東京)■2017年「阿久津真那・藤野翔子 二人展」アートスペース羅針盤(東京)/東北芸術工科大学卒業・終了展(山形・東京)/第7回 トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展 ■2016年第1回 Dojima River Awards/「dadacha」展 銀座スルガ台画廊(東京)/「Nabel」恵埜画廊(山形)■2014年「第25回 臥龍桜日本画大賞展 」■2013年「The AO World Exhibition」1369 Coffee House,Inman Square(Boston) 

津田 文香/Tsuda Ayaka

夕暮れから明け方のあいだに街を歩き、見つけた風景を主に描いています。夜の時間帯の道では、人通りがなくなり自分しかいなくなるときに目の前の空間を独り占めしている心地よさがあると思っています。その空間を感じさせる暗くなり薄明かりに揺らめく空気と水面の存在感を絵にし、収集するという考えで制作を続けています。

■福島県生まれ ■2010年 東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業 ■2018年 世界絵画大賞展入選 作品タイトル「サボテン」■2016年 東北芸術大学 スプリング・アート・フェア展「ヨアケノジカン」Galerie SOL(東京)■2013年 個展「ツキとホシとソラのいろ」Gallary 銀座フォレスト ■2012年 世界絵画大賞展 ■2011年 個展「ヤコウブラツキ」Gallary 銀座フォレスト

オリエ アート・ギャラリー

小松 久美子/Komatsu Kumiko

「人間という種の記憶を宿す遺伝子の象徴」として髪の毛という題材を用い、生命を描く。髪は自身のコントロールが効かず、自然と伸び、抜け、自身でも気がつかない体調の変化、精神の様子を如実に現す。また人間という種を連綿とつなげてきた遺伝子の象徴として髪の毛を、人間の生命を表現する術として用い、作品とする。

■長野県生まれ ■2014年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了 ■2018年「アマダレ展」画廊翠鬱(群馬)/個展「小松久美子展」GALLERY ART POINT bis.(東京)■2017年「第7回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展」豊橋市美術博物館(愛知)/「GALLERY ART POINT.selection IV 展」GALLERY ART POINT(東京)/「小松久美子・柴田梓展」アートスペース羅針盤(東京)■2016年「50の顔 vol.2」REIJINSYA GALLERY(東京)/「第30回三菱商事アートゲートプログラム」(東京)■2015年 「dadacha」スルガ台画廊(東京)/「東北へのエール レクイエム展IV」ギャラリーアビアント(東京)■2014年「小松久美子・柴田梓二人展」アートスペース羅針盤

久保木 桂子/Kuboki Keiko

生まれ育った土地で普段から目にしていた海景をモチーフにした抽象作品を中心に、それぞれの作品で憧憬や矛盾など人の感情や問いを和紙と墨を主に使って画面に投影しています。また、2016年の渡欧以降、他言語、多文化の環境から影響を受け、日本の書をもとに断片的な筆跡のような人間の言葉や会話を抽象的に表現した作品を描いています。

■福島県生まれる ■2012年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了 ■2012年 東北芸術工科大学卒業・修了制作展 学長奨励賞 ■2016・17・18年 沙沙展 [滞在制作] ■2016年「招聘作家としてアーティストインレジデンスに参加」Viborg Kunsthal(デンマーク)■2015年「中之条ビエンナーレ・マレビト」(群馬)■2014年「月刊美術 新人賞デビュー2014奨励賞」/「墨のいろ」豊橋市美術博物館 ■2013年「ビエンナーレOME 2013 佳作賞」青梅市立小島善太郎美術館(東京)■2011年 第29回 上野の森美術館美術大賞展/「豊橋トリエンナーレ 第5回 星野眞吾賞・優秀賞」豊橋市美術博物館/「第6回 西会津国際芸術村公募展2011 学生の部 大賞」西会津国際芸術村

森本 諒子/Morimoto Ryoko

■兵庫県生まれ ■2018年東北芸術工科大学大学院彫刻領域修了 ■~2018年 二科東北支部連合展(仙台メディアテーク)/二科展(国立新美術館)■2016年 春季二科展(東京都美術館)/石彫シンポジウム「のみぎりズム」参加(岡山県矢掛町)/東北芸術工科大学卒業・修了制作展・優秀賞(東北芸術工科大学・東京都美術館)■2015年 二科展(国立新美術館)「第100回記念賞」受賞/石彫シンポジウム(宮城-遠刈田温泉 湯と森クラブ)

田島 治樹/Tajima Haruki 

建造物、構造物というのは、絵画作品における「バベルの塔」に象徴されるように、文明の隆盛と深い関わりを持っている。 私は、現代の構造物の断片を集めそして組み合わせることで、空虚な世界、あるいは廃墟の世界の表象を試みている。

■埼玉県生まれ ■2015年 東北芸術工科大学同大学院洋画領域修了 ■2017年 個展「NEVER ENDING WORLD 田島治樹展」ギャラリー58(東京)■~2017年「ときめきフーチャー展」(東京)/「うごめく東北の鼓動」ギャラリー58・うごめく東北の鼓動-東北芸術工科大学院二人展(東京)■2014年「トーキョーワンダーウォール2014」/個展「田島治樹展」ギャラリー58(東京)■2013年「第23期 佐藤国際文化育英財団奨学生」(東京)/「ひじおりの灯2013 受賞」(山形)/第9回 世界絵画大賞展

小林 知世/Kobayashi Chisei

空気の庭」という言葉を頼りに、ふとした時に感じる日常の中に潜む気配や圧迫感を制作の主軸としています。例えばそれは、濃い霧の日に普段は意識していない空気が実態化して見えて来ることや、ずっと聞いていると存在を忘れてしまうが確かに鳴り続ける耳鳴りなどです。「見えないが存在するもの」が日常の裏で増幅するイメージを、立体作品では気配、圧、空間を意識する模型や装置として、平面作品では自分で撮った写真、見つけた物、作った模型・装置をモチーフにステイニング技法を用いて作品を制作しています。

■北海道生まれ ■東北芸術工科大学 芸術学部美術科洋画コース卒業 ■2014年 公募展・北海道 道展 U21 スモールコスモス j.com 札幌賞 ■2015年 公募展・滋賀・東京 ギャラリーへ行こう2015(数寄和 大津・西荻)入選 ■2015年 公募展・愛知 清須市はるひ絵画トリエンナーレ入選 ■2015年 グループ展・仙台 ちいさなくに(Merry Merry Christmasland dia and merilab(a)) ■2016年 公益財団法人日本文化藝術財团加藤定奖学金 学生 ■2016年 グループ展・東京 tell-1111- (新宿眼科画廊) ■2016年 グループ展・東京 東北ーアートの博物学 (代官山蔦屋書店 2号館 2階 Anjin フロア) ■2017年 グループ展・仙台 ひとりぐらし自由空間(galleryTURNAROUND) ■2017年 個展・札幌 Buoyancy (TO OVcafe) ■2018年グループ展・仙台 TURNAROUND 小品展(galleryTURNAROUND)

REIJINSHA GALLERY

真栄城 理子/Maeshiro Riko

私は制作過程において腐食と研磨の工程を繰り返し行います。それを何度もくり返すことで、深い暗さや美しい中間色(グレートーン)を生み出すことが出来ます。暗い画面を研磨していくことで、光となる部分が表れます。それは私に、暗闇の中から光を掬い出すような不思議な感覚をもたらしてくれるのです。私はこの一連の制作プロセスを「光を掬う」と称し、制作を続けています。

■1992年 神奈川県生まれ ■2016年 東北芸術工科大学大学院版画領域修了 ■2018年「日本版画協会第58回版画展 受賞者展」シロタ画廊(東京)/「日本版画協会第58回版画展画廊選抜展」養清堂画廊(東京)/「ピュシス VII 萌芽する版画家たち」養清堂画廊 ■2017年「日本版画協会第85回版画展 版画協会賞受賞」/「東北の蕾III」養清堂画廊/「~油彩×版画~光彩陸離」公津の杜コミュニティーセンター(千葉)

ぎゃらりぃ朋

関口 恵美/Sekiguchi Emi

大人になれずに消えてしまった子ども達と姪っ子に供養と祈りを込めて制作しています。インディアンの考えに「風が命を運び死とともに魂は風となる」と、あります。この考えを元に、作品の少女達のスカートを風に吹かれた様になびかせています。

■千葉県生まれ ■2013年東北芸術工科大学大学院彫刻領域修了 ■2018年「Affordable Art Fair」(香港)/「Galapagos Fine 8」たけだ美術(東京)/「広域合同美術展 AROUSAL 」オーエンス八千代市民ギャラリー(千葉)/「セレクション展 vol.1」アートスペース羅針盤(東京)/「日本画と木彫の二人展」公津の杜コミュニティセンター(千葉)■2016年「ART TAIPEI 2016」(台北)/「URA展」アートスペース羅針盤

銀座K's Gallery

高田 陽子/Takada Yoko

「いのちのかたちは少しずつみんな似ている」自然は黙して語る。なにげない命のいとなみにこそ、大切なものに気づくヒントが隠されているかもしれない。自然から「共に生きる」ことの大切さを学び、生命の尊さ、重さ、熱をおび醸し出すかおり「命ぬ芳さ(ぬちぬかばさ)」をテーマに絵筆で対話し続けたいと思います。

■北海道生まれ ■2003年 東北芸術工科大学芸術学部芸術科日本画コース卒業 ■2006年 沖縄県立芸術大学大学院環境造形専攻科絵画専修修了 ■2018年 個展 ギャラリー門馬(札幌)/「高田陽子展-森のひとかけら solo exhibition vol.3」言事堂(沖縄)■2017年 沖縄~現代日本画作家展2017』沖縄県立芸術大学附属図書館 ■2013年 沖縄~現代日本画作家展2013』沖縄県立博物館美術館

銀座K's Gallery an

柳谷 航野/Yanagiya Kouya

現在私は、色と形の構成よって自分自身の心の景色を写実しています。テーマや技法を統一して制作するのではなく、自分の考えや感覚を感じてもらう為にはどのような表現方法が適切かを日々考えながら制作に取り組んでいます。特に「自然物」から発想を得ることが多いです。

■青森県生まれ ■2017年 東北芸術工科大学芸術学部美術科彫刻コース卒業 ■2018年「Art more Award Exhibition」弘重ギャラリー(東京)■2014年「芸術の収穫祭 かっきり祭り」/かたち展(山形)

fragile utsuwa shop

鈴木 美雲/Suzuki Mikumo

近代に至るまで工芸、美術が曖昧ながらも括られていく中で、器も目に見えて分かる点でも変化があり、影響が大きかったと思います。私はその中でも過剰装飾とサイズ展開に違和感を抱いた事があったので、器を道具、作業工程、大きさ、素材、と器を形にする上で当たり前の根本を探りながら形にするよう制作しています。素材を探る事から表現の器に移行したと思える桃山時代の国焼と他国の焼き物(主に李朝)を参考にし、最小限に抑える事を意識しています。

■千葉県生まれ ■2018年東北芸術工科大学大学院工芸領域修了 ■2019年煎茶と花-九人展(箒星)■2018年「ジョウモンアート展」東北芸術工科大学/「3331ART FAIR2018」アーツ千代田3331(東京)/「現代陶芸展」西武渋谷店/「ArtLinks」fragile(東京)/「漆のお椀と一汁一菜のうつわ展」qnulpAA ■2017年「アジア現代陶芸展」愛知県陶磁美術館

後関 裕士/Goseki Hiroshi

■千葉県生まれ ■2013年 東北芸術工科大学芸術学部美術科陶芸コース卒業後、備前焼重要無形文化財 伊勢崎淳に師事 ■2018年 茨城県常陸大宮にて築窯 ■2020年 山形ビエンナーレ「10年の器・10年の菓子」■2018年 山形ビエンナーレ 第8回 AGAIN-ST「カフェのような、彫刻のような…」■2017田部茶の湯の造形展入選

三浦 彩希/Miura Saiki

岡本太郎の思想である「対極主義」を陶芸の器物とオブジェに置き換え「実用性と装飾性を融合」させる方法で作品制作を行う。モチーフになった「ゴーヤ」は、実らせたままにしておくと徐々に変色していき実が破裂し、真っ赤な種が露わになる。つまり時間とともに老成し消滅するのではなく、ゴーヤの枯れる、老いるといった言葉とは正反対の再生、生命を繋ぐさまを表現した。

■山形県生まれ ■2019年 東北芸術工科大学大学院工芸領域修了 ■2020年 山形ビエンナーレ「10年の器・10年の菓子」■2019年「東京アートフェア2019」(東京)■2018年 山形ビエンナーレ2018 第8回AGAINST「カフェのような、彫刻のような…」■2017年「アジア現代陶芸展」愛知県陶磁美術館

佐藤 悠生/Sato Yuki

陶を素材に造形作品を制作しています。植物を題材に運動性や流れを見出しドローイングを重ねることで情報を整理し、整理した線ドローイングから立体に起こすような制作をしています。人間社会の中に生きる人間の視点ではなく、人間が一つの生物としてどう生きられるのかという視点を持とうと模索し制作を行っています。また、自身の模索と共に鑑賞者の思考の転換をもたらす展示を行っています。

■山形県生まれ ■2019年 東北芸術工科大学大学院工芸領域修了 ■2020年 山形ビエンナーレ「10年の器・10年の菓子」■2018年山形ビエンナーレ 第8回 AGAIN-ST「カフェのような、彫刻のような…」/「TOUHOKU CALLING SMALL WORKS」 オリエ アート・ギャラリー(東京)/「現代工芸展」西武渋谷店(東京)■2017年「アジア現代陶芸展」 愛知県陶磁美術館

ゆう画廊 5F

ふくだ みさと/Fukuda Misato

私たちが毎日出会う景色、そしてその中で生きている人々。何気ないワンシーンはよく見ると魅力的なワンシーンでもある。 それらをモチーフとし、鑑賞者がどこか懐かしいと思うような思い出の奥底に触れる作品を作ることがコンセプトである。

■宮城県生まれ ■2017年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業 ■2018年「アートなこけし展」COMMON-SHIP(宮城)■2017年「作品常設展示」Cyg art gallery(岩手)/「6SSF」ギャラリーツープラス(東京)/ART BOOK TERMINAL TOHOKU 2017 Cyg Art gallery(岩手)■2016年 個展「道草」 東北芸術工科大学スタジオ144)■2016年 山形ビエンナーレ 市プロジェクト「芸術界隈」山形七日町御殿の緑地/「AZINE EDITED BY XXX」デザインフェスタギャラリー(東京)

ゆう画廊 6F

鈴木 隆史/Suzuki Takafumi  

私の作品は、常にどれだけちいさな声を拾う事ができるか、その声をイメージの断片としてブリコラージュし、すくいあげようとする試みです。ちいさな声とは、自身を含めたひとりひとりの日常の抑圧された心です。私は作品を通してどうにも意味のつけようのない心の在りかを示したいと思っています。そのための技法として、シンプルに板を黒色で広げ、直接イメージを彫り込む手段をとります。黒を広げる行為が自身の内側と外側をシンクロさせ、自然物に彫り込む振動が直に伝わることで、ノイジーな生き物本来の事物を知る感覚を蘇らせます。そして、その作品が、鑑賞者の心をやさしく包み込んでくれることを願っています。

■栃木県生まれ ■2015年 東北芸術工科大学大学院芸術総合領域修了 ■2018年「シェル美術賞展 審査員賞」/「第13回大黒屋現代アート公募展」板室温泉大黒屋(栃木)■2017年 個展 長井文化回廊/個展“まちめぐり美術館“(山形)■2015年 中之条ビエンナーレ(群馬)■2014年「 第1回 CAF賞展」タブロイドギャラリー(東京)■2013年「Kitokito 環境芸術祭2013 準大賞」エコロジーガーデン(山形)

東北芸術工科大学
アートウォーク2018

2018年2月19(月〜24(土)

銀座・京橋16画廊で開(入場無料)

主催:東北芸術工科大学

ギャラリー檜F

吉田 一民/Yoshida Kazutami 

私の制作は写真から切り取られた一部分や場面を取り出すことから始めます。出来上がった作品はどことなく不安定であり不確かな一部分を描かれることとなります。私は作品を通し不完全さと共に存在している美しさを画面の中に表現すると共に、多くの物が複雑に重なり合いその一方で個々の存在が希薄化していく現代の不安定さを、対象の解体と再構築というプロセスを通して見出していきたいと考えています。

■宮城県仙台市に生まれる ■2007年 東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業 ■2009年 東京藝術大学大学院日本画専攻修了 ■2016年「シェル美術賞展」新国立美術館(東京)■2015年「シェル美術賞展」/「FACE 展 2015」損保ジャパン日本興亜美術館(東京)■2009年「三田尚弘・吉田一民 二人展」宮坂画廊(東京)/「東京藝術大学大学院修了作品展」東京藝術大学美術館(東京)■2007年「上野の森美術大賞展 賞候補」/ ■2006 「シェル美術賞展」代官山ヒルサイド(東京)/「トーキョーワンダーウォール」東京都現代美術館

ギャラリー檜B

大場 さやか/Oba Sayaka

コンクリートや自然物を扱い制作している。空間をくり抜くモノ、モノに蓄積される時間、モノが持つ記憶について日々確認作業を積む。いつか壊れて(死んで)なくなる側面を常に孕むモノの存在は、その実体に脆さや不確かさが残る。”在る”を成立させる可視できない部分からのアプローチによりモノの存在のリアルを提示していく。

■宮城県生まれ■2006年東北芸術工科大学大学院彫刻領域修了■2017年 個展「ものの國」Gallery Gigi」(神奈川)■2016年 かがわ・山なみ芸術祭(香川)■2015年 個展「proof of existence - 存在の証明」Hasu no hana(東京)/「中之条ビエンナーレ」~2011,2015(群馬)■2009年「第19回 富嶽ビエンンーレ」静岡県立美術館(静岡)■2006年「7th SICF」Spiral(東京)■2005年「ニュー・アート・コンペティション・オブ・みやぎ」せんだいメディアテーク)(宮城)

ギャラリー檜C

尾留川 優子/Birukawa Yuko 

作品に対して、人々の生活の一片や、日常のあらゆる営みの中、作品が置かれる空間の中に、あたかもはじめからそこにあったような、『自然なものとして存在させる』という意識をもっている。主に木版を用いて制作をする。版が紙に捺され、色と輪郭を持ったかたちがくっきりと表れる。紙を捺す力の加減を変えたり、何度も刷り重ねていくことで版の持つリアルな感触がマチエルとして新たに生まれる。その過程を経ることで内にあるイメージを、かたちや色の画として、時に平面の一個体として制作している。

■山形県生まれ ■2016年 東北芸術工科大学芸術学部美術科版画コース卒業 ■2016年東北芸術工科大学卒業・修了展 奨励賞/「第22回鹿沼市川上澄生美術館木版画大賞展」■2014年 第82回日本版画協会展(東京)/「ギャラリーへ行こう 2014」数寄和(東京)■2013年「コンテスト台湾特別展」米倉カフェギャラリー

アートスペース羅針盤

吉田 愛美/Yoshida Ami

「想い」「気配」をテーマに作品を制作しています。人間のもつ感情、念、気配、その身体、そして時間による物事への作用について、作品を通して探っています。

■宮城県生まれ ■2017年 東北芸術工科大学芸術学部美術科彫刻コース卒業 ■2017年 東北芸術工科大学卒業・修了制作展(山形・東京)/「いりや KOUBO 受賞者グループ展」いりや画廊(東京)■2016年「いりや KOUBO」準大賞受賞・展示」いりや画廊(東京)/「1111 - tell - 展」新宿眼科画廊/「pray for O 吉田愛美個展」塩竈市杉村惇美術館(宮城県)■2015年 「金沢彫刻祭 そとでてみんけ」/「国展」(くにてん)」Gallery TURNAROUND(仙台)/「山遊食参快」朝日町総合観光案内所あさひ旅のココロ館(山形県)/「宮城県芸術祭」芸術協会賞

Gallery K

阿久津 真那/Akutsu Mana

普段の生活の中では気がつきにくい、日常の中に潜んでいる生命の美しさ。私は動物の姿を借り、生物がエネルギーを生み出す瞬間や、月等の自分が神秘的と感じるモチーフと組み合わせて描く事でそれを表現しています。より洗練された表現を追求し、その瞬間を、時間を超えた不変のものとして描いていきたいです。

■東京都生まれ ■2017年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了 ■2017年「第7回 トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展」/「阿久津真那・藤野翔子 二人展」 アートスペース羅針盤(東京)■2016年「第1回 Dojima River Awards」/「dadacha」展 銀座スルガ台画廊(東京)/「Nebel展」(山形)■2014年「第25回 臥龍桜日本画大賞展」■2013年「The AO World Exhibition」1369CoffeeHouse Inman Square(Boston) 

ぎゃらりぃ朋

新井 涼香/Arai Suzuka

自然や建物など、生きものを対象物として描いています。特に動物に対し、テーマへの思いを込めて制作しています。人と同じ様に口があるのにも関らず、あえて何も語らない動物たち。沈黙は金なのか?無言の中に秘められた思いを感じて欲しいです。

■宮城県生まれ ■2016年 東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業 ■2015年 Bosuton Children’s Museum ■2014年「みっけてん」

藍画廊

吉岡 朝美/Yoshida Tomomi 

日々の生活の中で見る風景で気づかずに通り過ぎてしまう存在。時間、人、ものそれぞれあらゆるものが存在し、絶えず動いている。その気づかずに通り過ぎてしまう存在の「瞬間」を痕跡として残したい。それが私の制作の出発点です

■北海道生まれ ■2012年 東北芸術工科大学大学院彫刻領域修了 ■2017年「アートアイランズ TOKYO 2017」/「第7回 国際現代美術展」■2015年個展「trace」人形町ヴィジョンズ(東京)■2013年 個展「交差する場所」藍画廊(東京)■2012年「SENSITIVE SKIN-曖昧な輪郭-高坂静香・吉岡朝美」Gallery KINGYO(東京)■2011年「アンテナ」東北芸術工科大学大学院修士彫刻展/MAKI IMASARU FINEARTS(東京)■2010年 東北芸術工科大学院彫刻領域フォルム展+a/文翔館(山形)

GALERIE SOL

藤沢 深花/Fujisawa Mika

愛で地球を侵略するため、仲間とともにぬいぐるみ星からやってきた「さわちゃん」。 そんな彼女と仲間たちを中心に、愛に溢れた世界になってほしいという想いを込めて、制作しています。 私にとってさわちゃんはかけがえのない存在であり、その存在に救われてきました。私がそうであったように、 彼女たちの存在が、他の誰かの世界に少しでも寄り添えることができたら幸せです。

■長野県生まれ ■2016年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業 ■2017年「未来展 -美大の競演-」日動画廊(東京)/「東来展」ギャラリー絵夢(東京)■2016年「第83回独立展」新国立美術館(東京)■2012年~長野の子ども白書(年1回発行)表紙制作担当

銀座K's Gallery

外丸 治/Tomaru Osamu

木を用いて彫刻を制作しています。木は切り倒されて木材となっても腐らずに形と強度を留め、生きているとも死んでいるともいえない曖昧な状態で内部に樹液を留めています。そんな木を用いて不安定な世の価値観の中でも確かに立ち上がる感覚を自らの身体を通してつかみ取ることを軸に制作しています。今回は異生物である木を山や海といった自然からやってきた野生の幸と見立て、都市に潜む人の野生の感覚とを拮抗させてみたいと考えます。

■埼玉県生まれ ■2005年 東北芸術工科大学大学院彫刻領域修了 ■2017年 現代アーチストセンター「原風景」展 東京都美術館(東京)■2016年「外丸 治 彫刻展 風を渡る」前橋市芸術文化れんが蔵(群馬)■2015年 Walk on the sea Japanese contemporary art exhibition(53 美術館・中華人民共和国)/「中之条ビエンナーレ 2015」(群馬)■2014年「The rising generation 特別企画 箱の中に見えるもの」渋川市美術館(群馬)/「七院から」やまきわ美術館(新潟)■2013年「中之条ビエンナーレ 2013」(群馬)

銀座K's Gallery an

髙田 陽子/Takada Yoko

いのちのかたちは少しずつみんな似ている」自然から「共に生きる」ことの大切さを学び、思考思想し続けています。現代社会においていまだに無くならない戦争、差別、貧困。弱者にやさしい社会にいたる緒は何かと考えた時、やはり「命どう宝(タチドゥタカラ)」であると思いました。先住民アイヌの自然と共存共生する教え、戦争による大きな哀しみを抱えてきたウチナーンチュの教え、2つの思いを心に刻みながら制作活動できればと思っております。

■北海道生まれ ■2003年 東北芸術工科大学芸術学部芸術科日本画コース卒業 ■2006年 沖縄県立芸術大学大学院環境造形専攻科絵画専修修了 ■2018年 個展 ギャラリー門馬(札幌)■2017年 沖縄~現代日本画作家展2017』沖縄県立芸術大学附属図書館 ■2013年 沖縄~現代日本画作家展2013』沖縄県立博物館美術館

ギャラリーQ

中田 朝乃/Nakada Asano

人間の内面を描くことをテーマにしている。人の内面には感情や考えが作る、明るいものから暗いものを含めた豊かな情景がある。それは誰もがもつ美しさである。人を理解するのはときに困難だが、美しさは「見ていたい」また「理解したい」という気持ちを引き起こすと思う。そういうことを表現していきたい。

■東京都生まれ ■2008年 東北芸術工科大学芸術文化専攻日本画研究領域修了 ■2017年「アートアイランズ東京」大島(東京)/「ギャラリーへ行こう」数寄和(東京)■2016年個展 ギャラリーなつか *2013,(東京)/FIFTHELEMENTS-5 つの要素/ATELIEL・K/「画廊企画 Part3 アマダレ」画廊翠掛 ■2015年 ピョンチャンビエンナーレ参加(韓国)■2011年 夢ビエンナーレ奨励賞

ゆう画廊 5F

戌丸 ぜの/Inumaru Xeno

いま隣にあるあたりまえの日常を見つめてみれば、奇跡はそこら中に溢れている。ただ気づくだけで、見方を変えるだけで、考えの角度を変えるだけで、世界は変わる。生きることが楽しくなりますように。生きていく希望を持ち続けることができますように。この文章と写真で、あなたが少しでも癒され笑えますように。

■山形県生まれ ■2001年 東北芸術工科大学デザイン工学部 生産デザイン学科 卒業 ■2017年 詩集「100万回食べた神」「色食是喰」「文字の消えた時計」短歌集「COMMON NORMAL1&2」 ■2016年 詩集「Always all ways」■2015年 詩集「Quantum Integral」郁朋社 ■2014年 詩集「Blent Junction」(郁朋社)■2012年 詩集「未来進行形進化」(郁朋社)■2007年 詩集「A FROG IN THE CREAM」(郁朋社)■2002年 詩集「Regress or progress」(旧P.N 榊 一威)郁朋社 ■受賞第一回「21 世紀詩人賞」優秀賞/詩集「未来進行形進化」で第十二回山形詩人会賞/第六回文芸思潮現代詩賞優秀賞 第八回文芸思潮現代詩賞優秀賞 第十一回文芸思潮現代詩賞最優秀賞

ゆう画廊 6F

マナトマリ/mana to mari
(高橋真菜・吉田 真理 ユニット)

水の中の生き物たちをテーマに、ドローイングや半立体を使ったインスタレーションを展開します。ギャラリーを水中に見立て、色や形を自由に変えた個性的な生き物たちが暮らす世界を表現し、見る人がその中を歩き回り、驚きや発見を得ながら楽しめるような空間を作ります。東北の自然とふれあいながら制作してきた私たちが描く生き物たちから、命の力強さや輝きを感じてもらえればと思います。

マナ(高橋真菜/たかはしまな)■岩手県生まれ ■2015年東北芸術工科大学芸術学部美術家洋画コース卒業。美術教員をとして教鞭をとりながら制作に取り組んでいる。東北芸術工科大学卒業・修了展優秀賞 ■2017年 個展「山羊山」ギャラリーツープラス(東京)/「町家のアート動物園」もりおか町屋物語館(盛岡)■2015年「のけものアニマル-きみといきる」はじまりの美術館

マリ(吉田真理/よしだまり)■埼玉県生まれ ■2015年東北芸術工科大学芸術学部美術家洋画コース卒業。小国町教育委員会管轄の旧校舎利用事業「studioこぐま」に所属し代表を務め、地域に根ざしたイラストレーターとして活動しながら制作に取り組んでいる。■2017年個展「山と動植物、ストーブに囲まれて」ペレットマン小国展示場

Steps Gallery

村松 英俊/Muramatsu Hidetoshi

ものと石とを組み合わせた作品を制作しています。人に使われてきたものが長い時間を経て石化していく。太古の生物がその身を化石にして現代の我々に存在を知らせているように、そのものが朽ちた後も、今ここに確かに存在していたという事実を石に留めて残したい。ものの存在だけでなくそのものを使っていた人の気配も表現できればと思い制作を行っています。

■静岡県生まれ ■2014年 京都造形芸術大学美術工芸学科立体造形コース卒業 ■2016年 東北芸術工科大学大学院彫刻領域専攻修了 ■2017年「Small Works 2017」ガレリア・グラフィカ(東京)■2016年「CAF ART AWARD Selected Group Exhibition」ホテルアンテルーム京都(京都)/「the art fair +plus-ultra 2016」SPIRAL(東京)/石彫シンポジウム「ザ・のみぎりズム 2016」(岡山)/「U.S.E.9」ギャラリーマロニエ(京都)

ギャラリ・プス

ささき りえ/Sasaki Rie

金属の起源は地球の誕生にさかのぼり、それら原子は人間、動物、植物の中に存在する。金属に触れていると、その巡り巡ってる宇宙の神秘と『今』を感じずにはいられない。金属の可塑性を生かしつつ、エネルギーの溜まった状態、放出された状態、伸びゆく形、分裂している形など、うごめいていている『生』を表現しつつ、生活の中に息づく作品作りを心がけている。

■東京都生まれ ■1997年 東北芸術工科大学芸術学部美術科工芸コース金属専攻卒業 ■1998年スウェーデン Steneby Skolan 鉄鍛造コース留学 ■2012年「TEGAMI」Japanisch(ドイツ)/「ゲンジツ」リアスアーク美術館(宮城県)■2010年「Art Sydney 2010」Royal Hall of Industries, Moore Park(オーストラリア)■2002-2005年「高岡クラフトコンペンション」大和高岡店(富山県)/「個展」宮城(リアスアーク美術館、くろすろーど)東京(Tokino-shizuku)鎌倉(Minne)等 20回ほど

REIJINSHA GALLERY

金山 友美/Kanayama Tomomi

自然を象徴した存在としてのクマを描いています。大地から力強く伸びる草木、そこでたくましく生きる動物たち。人間の世界から一歩自然のテリトリーに足を踏み入れると、そこには時に厳しく、時にあたたかい、生命力に満ち溢れた世界があります。自然への畏敬の念、親しみ、恐怖といった日本人独自の自然観を表現するため、古くから日本で森の主や神の化身として存在していたクマをモチーフに制作を行っています

■北海道生まれ ■2016年 東北芸術工科大学大学院洋画研究領域修了 ■2013年 第34回国際瀧冨士美術賞奨学生 ■2014年 東北芸術工科大学卒業/修了研究・制作展 優秀賞/「 東北のいぶきperche-東北芸術工科大学院洋画3人展」銀座スルガ台画廊 ■2015年 三菱商事アート・ゲート・プログラム 2015年度奨学生/「うごめく東北の鼓動 泉川のはな・金山友美展」ギャラリー58(東京)■2015年「anywhere but here I」/「日本コラージュ・2015 展」HRDE The Artcomplex Center of Tokyo/「スクエア・ザ・ダブルvol.9 」フリュウギャラリー(東京)■2016年「INTRO5-コレクター山本冬彦が選ぶ若手作家展 」The Artcomplex Center of Tokyo/「六輝会展」ギャラリー アートもりもと(東京)■2017年「スクエア・ザ・ダブルvol.11」フリュウギャラリー(東京)

ギャルリー志門

木下 琢朗/Kishita Takurou

近年ではその土地にある素材を生かし、「記憶」を掘り起こし、「物語」を紡ぎ出す作品を発表している。その土地が育んだ自然・伝統・芸術・人々等に着目し、同じ土壌で育った素材に投影することで、そこにある新しい価値を見つけていく。サイトスペシフィックな作品展開にいたるまでにあたり「自然の生命力」をテーマに作品を制作してきた。場からインスピレーションを感じとり、素材から根源的な何かを引き出し、そこに在るべきものを肌で感じられるものでありたい。

■静岡県生まれ ■2000年 東北芸術工科大学美術科彫刻コース卒業 ■2017年 富士山環境展4/天竜アートキャンプ/かけがわ茶エンナーレ(静岡)■2016年 富士山環境展3/めぐるりアート静岡/中勘助文学記念館 静岡大学主催 ■2014年 個展「生気遠出」ギャラリーYellow Passion(静岡)■2012年 個展「樹の声を聴く」春野山の村(静岡)■2011年「アートルネッサンスはままつ」浜松城公園(静岡)■2007年 個展「こだまするカタチ」アートカゲヤマ(静岡)■2005年「富嶽ビエンナーレ」静岡県立美術館 

櫟画廊

渋谷 剛史/Shibuya Takefumi

武道と芸術の関係について研究を行っています。現代の日本人が持っている精神的な構造を歴史や宗教の事例と組み合わせながら考察していき、武道の概念を美術の枠組みにはめ込むことで可視化していこうと模索しています。

■2016年 倉敷芸術科学大学芸術学部美術工芸科卒業 ■2017年 東北芸術工科大学大学院総合芸術研究領域在籍 ■2006年から柔道を始める。選手として活動していた時期に「女子柔道強化指定選手による暴力告発問題」など自身が当たり前だと感じていたことが社会問題化したことをきっかけに制作活動を開始する。■2015年 個展「余計と余談-ゆとりの仕組み-」加計美術館(岡山)/第3回CAF賞展

十一月画廊

遠藤 満希/Endo Maki

「私たち生き物が住まうこの世界は、様々なものが寄せ集まってできている。だからこそ、この世に無駄なもの、無価値なものなど一つもない」をテーマコンセプトにしています。3.11の東日本大震災を経験し、「命」あるものは決して一つでは成り立たないと考えるようになりました。人も自然も宇宙も一見1つの生物や物体だが、その中には私の想像をはるかに超える細胞や物質などが存在する。「命」を吹き込むため、私の描く生物には様々なものを取り入れています。

■宮城県生まれ ■2016年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業 ■2017年「第23回 現代美術韓日展」(韓国)/「第11回 西脇市サムホール大賞展」(兵庫)■2016年 東北芸術工科大学卒業・修了制作展優秀賞/「未来展」日動画廊(東京)/「Fad Fair」REIJINSHA GALLERYブース ■2015年 「第83回独立展」新国立美術館(東京)~14年出品 ■2014年 蒼龍葡萄酒ワインラベルコンペⅥ(宮城)

東北芸術工科大学
アートウォーク2017

2017年2月20(月〜25(土)

銀座・京橋・日本橋13画廊で開
(入場無料)

主催:東北芸術工科大学

ギャラリー ツープラス

髙橋 真菜/Takahashi Mana

私の頭の中で独自に進化してきた生き物たちの世界「ナマパゴス」をテーマに、平面・立体作品を組み合わせたインスタレーションを制作します。作品は段ボールや発泡スチロール、廃材等、多様な素材をキャンバスとして扱います。生きもの達の持つイメージや雰囲気から生まれる、目に見える色や形を超えたもう一つの≪ほんとうのすがた≫を通して、目に見えないもののパワーや豊かさを追求していきたいと考えています。

■岩手県生まれ ■2015年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業 ■2015年 東北芸術工科大学卒業制作展 優秀賞/「のけものアニマル-きみといきる。」はじまりの美術館(福島)■2014年 「ZOO あたまのなかの動物園」東北芸術工科大学 学内エントランス(山形)/「こども芸大動物園を作ろう-WS」こども芸術大学(山形)■2013年 「革製バッグのプロデュース」デザイン・ペイント el Moza 自由が丘店

ギャラリー檜F

今枝 加奈/Imaeda Kana

「積み上げる」という行為は、人々の様々な思いが込められていると私は感じる。宗教の歴史でも人を弔うため、神仏へ祈りを捧げるため、暮らしていくため、人々は土やレンガを積み上げ墓や塔、家々を築いてきた。それらの積み上げられてきた建築群は、まさに人の生きた証、又はその人々の生き様ではないだろうか。私はその「積み上げる」という行為に潜む、人の持つ力強さ、祈り、思い、生命力等に魅了されこれらの作品制作に取り組んでいる。

■千葉県生まれ ■2013年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了 ■2016年 個展 ギャラリー檜(東京)/「第3回URA展 」2013~/「おしゃべりなアート展」2012~ ■2015年 個展 ぎゃらりぃ朋(東京)/ACTアート大賞展 ■2012年第12回佐藤大清賞公募美術展 ■2010年 第10回佐藤大清賞公募美術展 特選(福知山市長賞)/第65回春の院展 ■2009年 第94回再興日本美術院展(~‘11年)

ギャラリー檜B

佐藤 賀奈子/Sato Kanako

日々の中で感じる、幸せ、悲しみ、切なさ、、、言葉で表せられない感情を、作品に込めています。複数の版を重ね刷りすると、刷られたインクは層になり、幾重にも重なり合います。最初に刷った版が見えなくなっても、それは確実に存在し影響しています。これは、時の流れや記憶の蓄積にとても良く似ていて、私の制作に欠かせないものとなっています。一瞬で過ぎ去る時を、忘れたくない感情や風景を、収集するように制作しています。

■宮城県生まれ ■2010年 東北芸術工科大学大学院版画領域修了 ■2015年 「ピシュス・萌芽する版画家たち」養清堂画廊(東京)・羊画廊(新潟)・鹿島神社(福島)・惠埜画廊(山形)■2014年 個展 「ここまで、ここから」自由が丘もみの木画廊(東京)/「版画選抜展」銀座スルガ台画廊/第82回日本版画協会展 準会員推挙(東京)■2013年「Visual contents-視覚の目次-版画展」SAN-AI GALLERY(東京)/ALBION AWARDS 2013(東京)■2008年~‘10年 佐藤国際文化育成財団18期奨学生/SOAT「僕らのベストアートコンテスト」SOAT賞/高知国際版画トリエンナーレ展/山本鼎版画大賞展/「第2回バンコクトリエンナーレ国際版画絵画展」シルパコーン大学(タイ)

ギャラリー檜C

山本 圭子/Yamamoto Keiko

2013年より布を縦に貼る技法で制作をしています。一枚一枚は薄く頼り無い布が枚数を重ねることで立体になり、量が変わっていくことに魅力を感じています。私が生きてきた時、出会った人、過ごした時、積み重なったときは集積して量となり、私を形作っている。

■静岡県生まれ ■2007年 東北芸術工科大学大学院彫刻領域修了 ■2016年個展 ART FOR THOUGHT(東京)■2015年 個展 ガレリア・グラフィカ(東京)■2013年「交差する場所 10年展」藍画廊(東京)■2012年「呼応する空間」gallery KINGYO(東京)

アートスペース羅針盤

小松 久美子/Komatsu Kumiko

「人間という種の記憶を宿す遺伝子の象徴」として髪の毛という題材を用い、生命を考え描いていく。人間は生まれてから今まで様々な進化を遂げてきたが、いつの時代も変わらない、生きるという使命が私達の中に確かに刻まれている。

■長野県生まれ ■2016年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了 ■2016年 第30回三菱商事アート・ゲート・プログラム(東京)/「50の顔Vol.2」REIJINSHA GALLERY(東京)■2015年「東北へのエールレクイエム展Ⅵ」ギャラリーアビアント(東京)■2014年小松久美子・柴田 梓二人展」アートスペース羅針盤

柴田 梓/Shibata Azusa

生命、野生に対する憧れや畏れをテーマに制作しています。狼は、人と共存する可能性を持ちながらも自然のものであり、特に日本では山の神様として捉えられてきました。自然と人を繋ぐものの象徴として狼を描いています。

■神奈川県生まれ ■2016年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了 ■2016年「柴田狼と足立猫」REIJINSHA GALLERY(東京)■2015年 「dadacha」銀座スルガ台画廊(東京)/「next」REIJINSHA GALLERY ■2014年「秋田由佳・柴田 梓 脈脈展」数寄和(東京)/小松久美子・柴田 梓二人展」アートスペース羅針盤/第6回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展

ぎゃらりぃ朋

小田 志保/Oda Shiho

油彩混合技法による人物画を中心に制作しています。これまでは自分と同世代である女性をモデルに、悩みや不安を抱きながらも未来に想いを馳せる、儚くも強い現代女性を描いてきました。2014年に第1子を出産し、生まれて初めて一つの命と真正面から向き合い過ごしてきた日々は、私の価値観や興味に大きな変化をもたらし、全てを一変させてしまいました。それはとても怖いことでもあり、とても幸せなことでもあります。

■新潟県生まれ ■2010年 東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科博士課程修了・博士号取得 ■2014年「第9回前田寛治大賞展」倉吉博物館(鳥取)■2012年 個展 Yoshimi Arts/羊画廊(新潟)/‘08年~等9回 ■2011年「第46回昭和会展」日動画廊(東京)■2008年「第17回奨学生美術展」佐藤美術館(東京)/「第62回 二紀展」奨励賞(東京)

藍画廊

しもかわら さとこ/Shimokawara Satoko

めぐる、めぐる。季節も、私のこころも。うれしいことも、悲しいことも。めぐる、めぐる。たくさんの想いがかさなって私自身がつくられていく。つなぎとめておきたい、忘れたくない記憶、音、想い。すこしずつ、すこしずつ、自分の痕跡をのこすかのように線香で紙に刻みつける。

■岩手県生まれ ■2005年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業 ■2015年個展「うまれるところ-しもかわらさとこ展-」盛久ギャラリー(盛岡)/岩手県芸術祭 現代美術部門 優秀賞 ■2014年個展「しもかわらさとこ展」藍画廊(東京)他、東京等8回/「街かど美術館アート@つちざわ」(花巻)‘05年~4回、他公募展等多数出品

GALERE SOL

岩城 英李/Iwaki Eri

強いもの・怖ろしいものの象徴である「鬼」。彼らは一体何者なのかという疑問から、「人と鬼」をテーマに作品を制作した。昔から人々の生活の中で生きてきた鬼たちの、多様な姿を描くことで、「鬼」とは何かを探っている。また、際限なくイメージできる鬼の存在を、植物顔料や型染などの技法を用い表現。ユーモア溢れる愛らしい鬼たちを生み出していった。

■岩手県生まれ ■2016年 東北芸術工科大学芸術学部美術科テキスタイルコース卒業 ■2016年 東北芸術工科大学卒業・修了展 優秀賞/紅花colors×万葉からの誘+花はくれない展(山形)■2015年 儀礼の布展(山形)

ギャラリーQ

青木 忠史/Aoki Tadafumi

「心情」をテーマとして、目では見ることができない自分や誰かの心の中の思いをイメージして、心の中で起こっている現象を目に見える存在に置き換えて表現したいと考えています。それは人との出会いを通してのことや、様々な経験を通して感じ考えることから始まります。心の中の思いは目では見えないので、花や木や空など目で見える存在に置き換えて、それぞれの心情を表現し伝えていきたいと考えながら創作活動を続けています。

■長野県生まれ ■2015年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業 ■2016年境内アート(玄照寺・長野県小布施町)■2014年 横浜トリエンナーレ「やなぎみわ Stage Trailer Project・東北画は可能か?」/みちのおく芸術祭 山形ビエンナーレ/「三瀬夏之助+北画は可能か?」東北芸術工科大学本館 ■2013年 個展「夢に見た世界」ギャラリー絵遊/蔵ダイマスス(山形)

銀座K's Gallery

藤沢 恵/Fujisawa Megumi

石が持つ抵抗感と作者の意思の境目に形は発生すると捉え、「弾性と均衡」をテーマに制作しています。石にはそれぞれ特徴(硬度や粘りの強さなど)があり、そのことを無視して形を掘り出すことに違和感があります。作品として必要な形を掘り出すのではなく、石の持つ弾性と外部からの力との均衡が取れた時に生まれる、必然性のある作品を目指しています。

■岩手県生まれ ■2010年 東北芸術工科大学大学院彫刻領域修了 ■2016年 二科会彫刻部 会友/「Stone & Women 3」いりや画廊(上野)■2014年「ART FREEDOM EXHIBITION」横浜赤レンガ倉庫/我孫子国際野外美術展(千葉)■2013年 個展「HUMAN NATURE ×水底に触れる」ギャラリー・KINGYO(東京)/「スタジオ・バンクハウス展」ギャラリー・ユニグラバス(東京)/「a or b」新宿眼科画廊 ■2012年「選抜新人作家展」現代彫刻美術館(東京)■2009年「中之条ビエンナーレ」(群馬)

銀座K's Gallery an

荒井 志帆/Arai Shiho 

私の制作スタイルは切り絵です。全て一枚の紙をデザインナイフで切り出して制作しています。私は、自身のインナーチャイルドに耳を傾け抑圧された感情を一枚の紙に託し、言葉では伝えきれない思いを作品にしています。昨年、息子が生まれ子育てに奮闘する毎日ですが、息子からもインスピレーションをもらい、家事や子育ての合間に制作しています。美しいものを美しいと素直に感じる心や生命に対する敬意を作品に込めていきたいです。

■宮城県生まれ ■2009年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業 ■2016年 個展「ホロスコープ」ギャラリー37°(名古屋)/「月刊美術新人賞デビュー2016入選展」ギャラリー和田(東京)■2014年「Onwar Navigating the Japanese Future 2014 」The Hive Gallery and Studios(ロサンゼルス)■2013年 「Salon Art Shopping Oct.2013 Carrousel du Louvre」フランス・ルーブル美術館 地下1階/第6回プラチナアート大賞展2013 ■2009年 第11回雪梁舎フィレンツェ賞展

Steps Gallery

大塚 麻美/Otsuka Asami

ものごとのおもてとうらについて考えています。山を主なモチーフに、偶然と必然、天と地、現在と過去、見えるものと見えないものなどの二面性を描いていきたいと思い、制作をしています。紙を線香で焼いて穴をあけます。それらを画面に貼りこんでいきます。偶然出来たかたちに、紙や線を重ね、画面を作っていきます。

■茨城県生まれ ■2009年 東北芸術工科大学大学院洋画領域修了 ■2014年 個展 花ちどり(茨城)■2013年 個展 スターバックスコーヒー池袋明治通り展(東京)■2010年「第5回大黒屋現代アート公募展」板室温泉 大黒屋サロン(栃木)/「第8回 三菱商事アート・ゲート・プログラム/「木村綾子・大塚麻美・茂木洋子展」SAN-AI GALLERY (東京)■2007年「第20回全国和紙画展アート部門佳作」美濃和紙会館(岐阜)

REIJINSHA GALLERY

田代 文香/Tashiro Ayaka 

人の身近にいる生き物は綺麗なだけでなく、不気味さや奇妙さを合わせ持っており、常に頭の片隅にいて、私にとっては切り離そうとしても切れない存在たちです。生き物が持つ形の奇妙さ、群生することで持つ人を押しつぶすような静かな力強さを描きたいと思い、制作を続けています。

■栃木県生まれ ■2015年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業 ■2015年 天童アートロードプロジェクト「てんてん展一道草の向こうー」天童市 天童市美術館 第69回二紀展 ■2014年 第68回二紀展/「春のの展」天童市美術館(山形)■2013年「だっぴ展」プラザ壱番館(栃木)

ギャルリー志門

青木 みのり/Aoki Minori 

「大いなる自然」に呑み込まれてしまいたいという願望を絵に刻んでいる。モチーフといているのは山形を囲む山々(特に蔵王等の火山)である。蔵王の御釜といった、地球活動による造形物は美しいが同時に災害をもたらす脅威でもあり、私にとって「大いなる自然」を意識させられるモチーフとなっている。ただ山そのものを描くのではなく、山を生き物(臓器や血管を持つもの)に見立て、そこに私自身の生命活動を投影している。「山」と「私」を重ね合わせ、無心に描くことで、自分よりも遥かに大きな自然に近付いていけるのではないかと考えている。 

■山形県生まれ ■2016年 東北芸術工科大学大学院洋画領域修了 ■2016年 個展「脈動の行方」寒河江市美術館(山形 )/「女の子たちのエチュード 2016展」ギャラリー専(仙台)/個展「中心と対峙する」ギャラリー東京ユマニテ bis(東京)■2015年「東北画は可能か?一地方之国構想博物館―」東京都美術館/「Small Works 2015」「青木みのり・藤本啓行展」ガレリア・グラフィカ bis(東京)■2014年「東北画は可能か?」 蔵の里イベント蔵(福島)/「見参 2014」タワーホール船堀(東京)

猪越 千晴 /Inokoshi Chiharu 

私が惹かれるものたちは、曖昧なイメージとして私の中に現れます。それは私に安心と心地よさを与えてくれる世界です。その世界をたしかなものとして描くことは、私の心に安定を与えてくれるのです。

■福島県生まれ ■2014年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業

ギャルリ・プス

藤澤 朋広/Fujisawa Tomohiro

「肯定しながら生きる」をテーマに人物と物を組み合わせ、油彩で表現しています。日々、社会や生活の中で、不安や弱さを抱えながらも生きていこうとする人、元気や勇気が湧いてくるような作品にしたいと思っています。顔を上げ、視線の先を見据え、今を少しでも明るくポジティブに肯定し、一歩を踏み出す姿を描きだしたいと考えています。

■岩手県生まれ ■2002年 東北芸術工科大学大学院洋画領域修了 ■2015年 第68回仙台二紀展 仙台メディアテーク ■2013年 企画展 ギャラリー彩園子(盛岡)■2010年・13年・15年 春季二紀展 ■2009年「個展」ギャラリー彩園子/第27回上野の森美術館大賞展 ■2002年「第66回河北美術展」河北賞/第56回二紀展~毎年出品(準会員)

十一月画廊

遠藤 满希/Endo Maki

私たち生きものが住まうこの世界は様々なものが寄せ集まってできている。だからこそ、この世に無駄なもの、無価値なものなど一つもないと 3.11の震災を通して考えるようになった。このコンセプトを軸に制作活動を行っております。

■宮城県生まれ ■2016年 東北芸術工科大学 芸術学部美術科洋画コース卒業 ■2016年東北芸術工科大学卒業・修了制作展優秀賞/「未来展」日動画廊(東京)/「Fad Fair」REIJINSHA GALLERYブース ■2015年「第83回独立展」新国立美術館(東京)~14年出品 ■2014年 蒼龍葡萄酒ワインラベルコンペⅥ(宮城)

東北芸術工科大学
TUAD スプリング・
アート・フェア
in Tokyo 2016

2016年2月22(月~27(土)

銀座・京橋・日本橋11画廊で開
(入場無料)

主催:東北芸術工科大学

協力:株式会社クサカベ

REIJINSHA GALLERY

相馬 祐子/Soma Yuko

「視えないものへの信仰」をテーマに、アジア圏の歴史図像、紋様やデザインを研究し、現代社会における信仰の図像とは何かを考察しています。銅板が自分の手を離れて薬品に腐食され、紙にプレスされて刷り取られる行為は自分では操作できない部分が大きく、また刷り取られた紙に立ち現れてくるものは人の手が及ぶ範疇を越えています。それは人や自然科学も内包しており、現代における視えないものへの信仰の形になると考察しています。

■千葉県生まれ ■2015年 東北芸術工科大学大学院版画領域修了 ■2015年 個展「春と修羅」ギャラリー東京ユマニテbis/「ピシュス・萌芽する版画家たち- Ⅳ」養清堂画廊(東京)、羊画廊(新潟)、鹿島神社参集殿(福島)、彩画堂ギャラリー(山形)/「東北画は可能か?-地方之国構想博物館」東京都美術館/「International Young Printmaker Exhibition」台南工業大学、国際台南生活美学館(台湾)■2014年 「日本版画協会第82回展」/「第39回全国大学版画展」町田市立国際版画美術館(東京)

松浦 翼/Matsuura Tsubasa

公共の場所からモチーフとなる植物を取り上げています。人間をめぐる社会環境のめまぐるしい変化の中にあって、歩くような速さでしか気がつかない雑草と呼ばれる草花は、いつも受け継いでそこにある。か細く小さなそれが寄り集まり束ねられ、ひとつの個体のように見える姿は、たくましさや艶やかさといたった魅力を感じます。部分をつなぎ取りとる、集積と分散の作業を繰り返すことで1枚の絵を作ります。

■東京都生まれ ■2010年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了 ■2014年 個展「松浦翼 日本画展」(仙台市)■2013年 個展「松浦翼 展」ギャラリー椿GT2(東京)/うつし模様・松浦翼展」■2012年 個展「松浦翼 展」ギャラリー椿GT2(東京)■2009年「財団法人佐藤国際文化育成財団 第18期奨学生美術展」佐藤美術館(東京)/「第11回野桜展 天童市美術館賞」天童市美術館(山形)

横道 詩依奈/Yokomichi Shiina

このシリーズは「道」をテーマに、私が実際に行った場所や見たものを取り入れています。道は行く先々に何本も存在していて、しかしながら必ずしも道に沿って歩くこともありません。当たり前の道、道なき道、色々な場所での出会い、ゴールなき旅は賑やかさを増していきます。

■青森県生まれ ■2015年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業 ■2018年「セレクション展Vol.1」アートスペース羅針盤 ■2016年「TUAD スプリング アート フェアin Tokyo 2016」REIJINSHA GALLERY

ギャラリー ツープラス

鹿取 美希/Katori Miki

人は自分に無い機能に憧れ、自分の願いに相応しい動物を選び祀ることで自分の願いを叶えようとしてきました。その結果生まれた信仰が「動物信仰」であり、祀られる動物達は人の願いの結晶ではないかと考え、民間信仰である動物信仰に着目し動物を描いています。

■高知県生まれ ■2014年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了 ■2015年「Pop Japan 2015-日本新鋭アーティスト最前線-展」ME AND ART GALLERY (シドニー)■「水と光と雲の絵画展」ギャラリーツープラス/「東北の灯Ⅱ」画廊くにまつ/「Nabel展」惠埜画廊(山形)■2013年「第48回 日春展」■2012年「Nabel展・惠埜賞」

アートスペース羅針盤

針生 卓治/Hariu Takuji

現在、私は「窓」、「本」2つのテーマを基に制作をしています。何れも「境界」「情報」「歴史」等、人間が生きる上で重要な要素を孕むものです。画面上に窓や本を抽象化したフォルムを据え、無数のイメージを重ねるように幾層にも絵の具を重ねながら絵にしていきます。作品を通し人間が現在置かれている地点を探り、観る人に投げかけることを意識しています。

■宮城県生まれ ■2010年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了 ■2014年 個展「窓辺にて」アートスペース羅針盤(東京)■2014年「藤原泰佑×針生卓治Joint exhibition」アートスペース羅針盤 ■2013年 羅針盤セレクション「注目の作家展」アートスペース羅針盤 ■2012年「北斗七星」アートスペース羅針盤、他展示多数

ギャラリー現

鳥潟 由子/Torigata Yuko

いつからそこに立っていたのだろうか。小さくか細い体に、たくさんの「切なる願い」がかけられていく。たくさんの「願い」の重みに耐えながら、それをもろともせず、気の遠くなるような時間を、ひっそりと立ち続けてきた。自害のうつりかわりの中で忘れられつつある、私たちの生活や文化を支えてきた。その姿は、私たちの一面を写しとる鏡として、今日もひっそりと立ち続けている。

■千葉県生まれ ■2015年 東北芸術工科大学大学院工芸領域修了 ■2015年 東北芸術工科大学卒業・終了制作展」最優秀作品賞/「繋ぐ術 田中中三郎の精神」トークイベント参加 十和田現代美術館/「紅花colors2015」(山形)「ひじおりの灯2015」(山形)■2014年 「ひじおりの灯2014」/「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2014」

ギャルリー志門

家永 彩里菜/Ienaga Sarina

日本人本来の考え方の一つであるもある八百万の神のように、森羅万象に紙を感じるがごとく、自然に対し、ただ美しいだけではなく、その中にある畏怖や雄大さなどの自然の神秘を感じられる作品を制作したいと思っています。今回の氏家咲智子さんとの二人展では、似二人の異なる視点から見た「家族」がテーマです。氏家さんは「現代社会」における人間の理性や感情によって形成される家族を表現しています。それらを対比させることで違いや共通点を見いだし、「家族」のあり方の多様性や根本を表現しました。

■神奈川県生まれ ■2014年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業 ■2013年「“Japonaise”」ボストン・カフェ/「TOHOKU Seven Girls Exhibition」ケンブリッジ・カフェ/「dwelltime Art Exhibition」Dwell Time(東京・山形・福岡・長崎・ボストン)/「私六時中展」東北芸術工科大学

氏家 咲智子/Ujiie Sachiko

日本の家族・家庭は様々な問題を抱えています。その中でも現代は核家族化だ進み孤独に感じる子供が増えています。家族という小さく絶対的な世界の中で生きている子供は、その居場所が全て、そして、言葉よりも表情で心を表現します。顔の表情は訴えです。顔を描くことにより、自分自身も心を吐き出している感覚になります。一瞬の表情を作品として強く表現したいと思っています。今回の展示を通して、現代の家族の在り方について、言葉よりも密に伝えていければと思います。

■東京都生まれ ■2014年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業 ■2014年個展 櫟画廊(東京)■2013年「“Japonaise”」ボストン・カフェ/「TOHOKU Seven Girls Exhibition」ケンブリッジ・カフェ/「dwelltime Art Exhibition」Dwell Time(東京・山形・福岡・長崎・ボストン)■2012年~2015年「独立展」

銀座井上画廊

高橋 芙美子/Takahashi Fumiko

日常にひっそりと潜む、目には見えない”何か“。静かにひっそりと感じるその気配は様々なかたちで私たちの五感を刺激します。そんな目にする事は出来ない感覚を日常とも非日常とも判断できない景色として再構築した作品です。

■東京生まれ ■2005年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了・大学買い上げ賞 ■2014年 個展「HOME展」ギャラリー58(東京)/個展 Gallery CASAICO(弘前)■2013年 個展 画廊くにまつ(東京)■2012年「VOCA展2012」上野の森美術館 ■2010年 個展 GALERIE HEXAGONE(ドイツ)/「Tease Art Fair #04」ライントリアデム(ドイツ・ケルン)■2002年 日本文化藝術財団「日本文化奨学金」奨学生

中野 聡子/Nakano Akiko

大学卒業制作展を皮切りに、展示会場において作品とダンスのコラボレーションを試みてきました。近年では、「踊り」をテーマとした展示を発表。また、ダンスの舞台美術制作に関わる機会に恵まれ、美術作品と身体表現の関係性や、場から生まれる踊りの可能性について作品制作を通して模索しています。一貫して身近な対象からインスピレーションを得て作品を制作していますが、基底材を固定化することなくその時その時で適したものを選択しています。最近は布の持つしなやかな柔軟性に特に興味があり作品に多く利用しています。

■千葉県生まれ ■2002年 東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業 ■2015年 個展「中野聡子展 おどりの手ざわり」マキイマサルファインアーツ(東京)■2014年個展「Sea and Ocean ~小さい海と大きい海」島猫堂(小豆島)/「渋谷のり子を舞う」公演 シアターX(両国)の美術デザイン及び制作、作品とダンサーコラボ、自身のパフォーマンス、ラークショップなど ■2013年 個展「島でくらす 二人でくらす」島猫堂 ■2012年 個展「AXIS~内なる軸~」マキイマサルファインアーツ

ギャラリー檜B

佐藤 彩絵/Sato Sae

「幻想の中に生きる私たち」をコンセプトに制作しています。ここで言う幻想というのは、愛、友情、信頼、常識、信仰、社会などの、物質としては存在していないが私たち人間が互いに認識を共有しているものです。幻想は物質でないが故に物質以上に強固でもあり脆くもあります。また、変容したり、人により基準や価値が違ってくることもあります。そんな揺らぎのある存在である幻想の中で生きる人間の在り様を描くことで、私たちは何を求めて幻想と共にいるのかを見つけたいと考え作品をつくっています。

■山形県生まれ ■2015年東北芸術工科大学大学院洋画領域修了 ■2014年 MINGLE-京都造形芸術大学大学院・東北芸術工科大学大学院交流展-(東京)/第22回・23回三菱商事アート・ゲート・プログラム(東京)/「第32回明日をひらく絵画」上野の森美術館大賞展 ■2013年 第21回三菱商事アート・ゲート・プログラム/CAF.ネビュラ展(宮城)/CUBE-山田ゼミ展(東京)■2011年 第13回雪梁舎フィレンツェ賞佳作

ギャラリー檜C

後藤 瞳/Goto Hitomi

■山形県生まれ ■2009年 東北芸術工科大学大学院洋画領域修了 ■2015年 個展 後藤瞳展「the spot-エソラゴト-」寒河江市美術館/個展 後藤瞳展「the spot-エソラゴト-」ギャラリー檜plus/二人展 真下慶冶記念美術館(山形)■2013年 個展 後藤瞳展「the spot-I found… -」ギャラリー檜plus/後藤瞳絵画展 Café&ART Restaurant オリーブの風(宮城)/銘木 展 ギャラリー絵遊(山形)

ギャルリ・プス

藤澤 朋広/Fujisawa Tomohiro

「肯定しながら生きる」をテーマに人物と物を組み合わせ、油彩で表現しています。日々、社会や生活の中で、不安や弱さを抱えながらも生きていこうとする人、元気や勇気が湧いてくるような作品にしたいと思っています。顔を上げ、視線の先を見据え、今を少しでも明るくポジティブに肯定し、一歩を踏み出す姿を描きだしたいと考えています。

■岩手県生まれ ■2002年 東北芸術工科大学大学院洋画領域修了 ■2015年 第68回仙台二紀展 仙台メディアテーク ■2013年 企画展 ギャラリー彩園子(盛岡)■2010年・13年・15年 春季二紀展 ■2009年 個展 ギャラリー彩園子/第27回上野の森美術館大賞展 ■2002年第66回河北美術展 河北賞/第56回二紀展~毎年出品(準会員)

Steps Gallery

大塚 麻美/Otsuka Asami

ものごとの おもて と うらについて考えています。山を主なモチーフに、偶然と必然、天と地、現在と過去、見えるものと見えないものなどの二面性を描いていきたいと思い、制作をしています。紙を線香で焼いて穴をあけます。それらを画面に貼りこんでいきます。偶然出来たかたちに、紙や線を重ね、画面を作っていきます。

■茨城県生まれ ■2009年 東北芸術工科大学大学院洋画領域修了 ■2014年 個展 花ちどり(茨城)■2013年 個展 スターバックスコーヒー池袋明治通り展(東京)■2010年 「第5回大黒屋現代アート公募展」板室温泉 大黒屋サロン(栃木)/「第8回 三菱商事アート・ゲート・プログラム/「木村綾子・大塚麻美・茂木洋子展」SAN-AI GALLERY(東京)■2007年「第20回全国和紙画展アート部門佳作」美濃和紙会館(岐阜)

藍画廊

元木 孝美/Motoki Takami

トタンを主な素材として、高さや奥行きを視覚化する彫刻の制作。空間を彫刻によって構成する作品を試み、空間を含める彫刻のあり方を研究しています。昨今では、物や空間といったソリッドなものだけでなく、想像や郷愁といった、エモーショナルな感情に触れる試みをしている。具体的には、素材のみで構成される造形物から、具体的な対象物のあるモチーフを利用するように意識的にシフトしている。

■神奈川県生まれ ■2003年 東北芸術工科大学大学院彫刻領域修了 ■2014年 個展「遠近景」メタルアートミュージアム光の谷(千葉)/個展「Time and distance traveled 移動した距離と時間」トキ・アートスペース(東京)/「アゲンスト~置物は彫刻か?」東北芸術工科大学(山形)/「東北から芽吹いた作家たち展」現代彫刻美術館(東京)■2013年 個展 「solidness」人形町Vision’s(東京)/中之条ビエンナーレ *2011年~出品(群馬)■2012年 個展「space scape scale」haus no hana(東京)/「空間の広さをはかるさま。など」トキ・アートスペース(東京)■2010年「Byond the other side(Art Competition グランプリ受賞)」coexist(東京)

GALERIE SOL

津田 文香/Tsuda Ayaka

夕暮れから明け方のあいだに見つけた街の風景を主に描いています。夜の時間帯の道では、人通りがなくなり自分しかいなくなるときに目の前の空間を独り占めしている心地よさがあると思っています。そんな見つけてうれしくなった場所をパネル張りの絵の中に再現しています。

■福島県生まれ ■2008年 東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業 ■~2014年 U35・500人アーティストExhibition ■2013年 個展「ヤコウブラツキ」・2011年「ツキとホシとソラのいろ」Gallary 銀座フォレスト(東京)■2013年・2009年 上野の森大賞展/世界絵画大賞展 ■2008年 第63回春の院展/第93回院展

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