A_
新宿髙島屋
10階 美術画廊

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大野 菜々子

Ono Nanako

リサーチや取材をもとに、土地と人間の関わりについて絵画やインスタレーションを制作しています。日本美術、土俗文化、インターネット表象などを組み合わせた表現を模索しています。

■秋田県生まれ ■2018年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了 ■2023年 大野菜々子作品展 銀座蔦屋書 ■2022年『世界一の花束を-Bless these little children-』UNPEL GALLERY・アンペルギャラリー(東京)/第9回 郷さくら美術館 桜花賞展 ■2020年 個展「土と木の歌」東根市文化公益施設 まなびあテラス市民ギャラリー(山形県)■2019年 個展「I was born here Room412」(東京)

<span>「</span>Yesterday」
<span>「</span>Yesterday」
Yesterday」

五月女 晴佳

Sotome Haruka

私の作る赤い唇は、人の欲望の象徴である。赤い唇はセクシャルなアイコンとして世界中ほとんどの文化圏で認知されているが、こうした表面的な意味合いだけでなく、欲望の根底にある「生」を暗喩する装置として、私は赤い唇を用いている。素材の表面を覆う、粧うという行為において、漆と化粧は似ている。元は魔除けとして化粧を施していたが、現行では自己顕示欲の発露としての意味合いが強い。魅力的な容姿でありたいという個人の願いも、魔を祓い一族の繁栄を願うことも、欲望の形は違えども、どちらも人の深い業には違いないのだろう。

■栃木県生まれ ■2014年 東北芸術工科大学大学院工芸領域修了 ■2016年 東北芸術工科大学美術科工芸コース担当副手、2023年金沢卯辰山工芸工房修了 ■2023年 Art Fair TOKYO 2023(東京国際アートフォーラム|東京)/モード学園CMメインビジュアル起用、漆風怒濤-現在を駆け抜ける髹漆表 ■2022年 愛と狂気 のマーケット(ラフォーレ原宿|東京)/art stage OSAKA 2022(堂島リバーフォーラム|大阪)/IKERU NONOICHI 2022「表出のかたち展」(国指定重要文化財 喜多家住宅|石川)/KOGEI Art Fair Kanazawa 2022(ハイアットセントリック|石川)

<span>「</span>Femme Fatale」
<span>「</span>Femme Fatale」
Femme Fatale」

外丸 治

Tomaru Osamu

木を用いて彫刻を制作しております。木は切り倒されて木材となっても腐らずに形と強度を保ち、生きているとも死んでいるとも言えない曖昧な状態で内部に樹液を留めている不可思議な存在です。木を育む土は様々な生物の死の堆積・交わりでもあります。つまり、全ての生物を喰らって木は生きる力を更新しています。生と死、他生物との境界を行き来することのできる木を用いて、日々の日常の中で変化していく自身の身体感覚とを交えながら言葉にならぬ「何か」をつかみ取りたいと考えています。

■埼玉県生まれ群馬県育ち ■2015年 東北芸術工科大学大学院彫刻領域修了。近年、山形市の古民家に移住し自身で修繕しながら地域との関わりと暮らしの中で得た身体感覚を元に制作を行っている。■2023年 外丸治 彫刻展(+NOTION・東京)■2021年 OBJECT(京都岡崎 蔦谷書店・京都) ■2020年 家に住まう山 外丸治 彫刻展(ビエントアーツギャラリー ・ 群馬)

<span>「</span>ミズチ」
<span>「</span>ミズチ」
ミズチ」

古田 和子

Furuta Kazuko

土地に生息する動物や植物の営みをモチーフに絵を描いています。牡鹿半島に生息する鹿。益子町の大きなアカメガシワを訪れるキビタキの群れ。そこにある生活やかつての記憶を見聞きすると、大きな世界が根っこの部分で自分自身と繋がっていくように思えます。日々新しく生まれるこの世界と記憶をかたちに残したいです。

■東京都生まれ ■2015年 東北芸術工科大学大学院日本画領域修了。以後、西蔵王の麓で制作を続ける。土祭(栃木県益子町)、ひじおりの灯(山形県大蔵村)など、土地に根ざしたアートプロジェクトに参加。第5回世田谷区芸術アワード“飛翔”を受賞し、故郷での活動も行う。■2023年【個展】sometime piece 古田和子展(ヨロコビ to|東京)【グループ展】Annual Show 2023(ギャルリ・シェーヌ|東京)/第16回大学日本画展 東北芸術工科大学日本画コース卒業生二人展「あめつちの詞」(UNPEL GALLERY|東京)■2022年【グループ展】ひじおりの灯 2022(大蔵村肘折温泉|山形)/リトル・フォレスト-漆と日本画の三人展(art space morgenrot|東京)/Cygnus parade 2022→2023(Cyg art gallery|岩手)

<span>「</span>moment」
<span>「</span>moment」
moment」

B_
オリエ アーギャラリー

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赤澤 慶二郎

Akazawa Keijiro

これまで、民俗学的視点で実際に自然の中を歩き取材を行い、動物など自身と異なる社会性を持つ存在との類似性と相違性を探り神話的観点から個人の成り立ちを絵画に落とし込んできた。現在は個人の多様化に着目し、生物学的観点と神話的観点の両側面から動物を観察し制作を続けている。他者とは異なる時間軸をもって同じ空間で共生する動物たちの順応性に関心を持ち、外界からの影響を受けつつも少しずつ独自性を形成する現代的な個人の在り方を石膏や絵具を塗り重ねる行為によって作品に投影している。

■北海道生まれ ■東北芸術工科大学大学院洋画領域修了(芸術工学研究科優秀賞/山形市買上賞受賞)■2021年 個展「足跡の行方」REIJINSHA GALLERY/赤澤慶ニ郎・津田光太郎二人展(ニューオータニイン札幌)/75第回記念二紀展奨励賞受賞 ■2020年 個展「足跡の行方」(砂澤ビッキ記念館|北海道)■2019年 第14回春季二紀展 新人選抜優賞受賞

<span>「</span>風の行方」
<span>「</span>風の行方」
風の行方」

坂本 絢佳

Sakamoto Ayaka

「目に見えないものを形にする」というテーマで制作を行っています。人の感情やため息、呼吸など、確かに存在しながらも色や形を持たないそれらを石で表現することで、人が生きた記憶を残していきたいと思っています。

■福島県生まれ ■2017年 東北芸術工科大学芸術学部美術科彫刻コース卒業。現在山形県を拠点に制作活動中 ■2023年「Sculpture 吉田愛美・坂本絢佳2人展」TURN ANOTHER ROUND(宮城)■2019年「脈動する彫刻」東北芸術工科大学(山形)■2017年「第102回二科展」彫刻の森美術館奨励賞(東京)■2015年 蔵王石・石彫シンポジウム ゆと森倶楽部(宮城)

<span>「</span>Worry」
<span>「</span>Worry」
Worry」

佐藤 初希

Sato Hatsuki

私は現実を確信できない。五感で知覚する世界が本当に存在するのか疑い続けてやまない。錯覚としか思えぬ自意識を生きることはあまりにも苦しい。私が無意味な反復行為に没頭するのは、その空虚な作業が生きることを忘れさせてくれるからである。私が線や点を書くのは、なにかを描くためではない。画面にはなにも描かれていない。ただ筆跡が集まっているだけだ。

■福島県生まれ ■2020年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業

<span>「</span>20230901-20230928」
<span>「</span>20230901-20230928」
20230901-20230928」

鈴木 季邦

Suzuki Toshikuni

私は何よりも現場での写生を大切にしている。現場で感じた色、匂い、音、感触など、その場で感じたもの全てを作品に取り込むよう心がけている。最近は、海の波に見られる反復運動を体感することで、自らの心身の安定が促されることに着目し、制作をしていた。しかし長い間、海水の表情を見ていると、一瞬でうつろぐ海水そのものに魅力を感じていたことに気づいた。それを突き詰めると、この世にあるどんなものでも、次の瞬間には形が変わり、失われてしまうかもしれない。それらの、かつてあった形を繋ぎ止めるために、私は描いている。

■宮城県生まれ ■2013年 東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業/2023年東北芸術工科大学日本画領域修了。現在、埼玉県立学校に勤務し制作活動を継続。■2021年 第28回 臥龍桜日本画大賞展入選 ■2016年 第69回 塩竈市美術展塩釜市美術展賞(大賞)受賞。

<span>「</span>seascape」
<span>「</span>seascape」
seascape」

C_
REIJINSHA GALLERY

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市川 江真

Ichikawa Ema

自分にとって自由の象徴である「海洋生物」、花言葉を基に「植物」をモチーフに自分自身の願いや思い、感情をベースに描いている。絵画に起こすにあたって、自分の思いを画面に一方的にぶつけるのではなく、鑑賞者が想像力を膨らませられるような絵づくりを目指している。琳派風な金地の装飾美とモノトーンの世界を描き、よく見ると存在する生物のエネルギーを感じさせたいと思い制作している。

■宮城県生まれ ■2020年 東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業。現在、東京都で制作中。■2023年 世界絵画大賞展入選 ■2022年「2人展千葉史織・市川江真」東京九段下耀画廊 ■2021年 第8回トリエンナーレ豊橋星野眞吾賞展入選 ■2020年 第55回昭和会展(東京海上日動賞)

<span>「</span>癒シノ果テ」
<span>「</span>癒シノ果テ」
癒シノ果テ」

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ゆう画廊

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赤澤 慶二郎

Akazawa Keijiro

これまで、民俗学的視点で実際に自然の中を歩き取材を行い、動物など自身と異なる社会性を持つ存在との類似性と相違性を探り神話的観点から個人の成り立ちを絵画に落とし込んできた。現在は個人の多様化に着目し、生物学的観点と神話的観点の両側面から動物を観察し制作を続けている。他者とは異なる時間軸をもって同じ空間で共生する動物たちの順応性に関心を持ち、外界からの影響を受けつつも少しずつ独自性を形成する現代的な個人の在り方を石膏や絵具を塗り重ねる行為によって作品に投影している。

■北海道生まれ ■東北芸術工科大学大学院洋画領域修了(芸術工学研究科優秀賞/山形市買上賞受賞)■2021年 個展「足跡の行方」REIJINSHA GALLERY/赤澤慶ニ郎・津田光太郎二人展(ニューオータニイン札幌)/75第回記念二紀展奨励賞受賞 ■2020年 個展「足跡の行方」(砂澤ビッキ記念館|北海道)■2019年 第14回春季二紀展 新人選抜優賞受賞

<span>「</span>風を纏う鯨」
<span>「</span>風を纏う鯨」
風を纏う鯨」

加藤 奈月

Kato Natsuki

四季を通して見る森、海、街は暖かな生命の光と死の影が常に連想される。その不安感からの脱却と癒しを根底に置き、日常のような幻想世界の切り取りをキャンバスに描いている。ここ数年のテーマは「理想郷の制作」。夢のような幻想世界と幻想生物、人型のなにかなど。空想上の生命体の可視化をし「争いのない理想の世界」を制作している。

■北海道生まれ ■2019年 東北芸術工科大学美術学科洋画コース卒業。卒業後は主に北海道で活動し、現在は東京や海外での展示活動も行っている。■2023年「東北芸術工科大学卒業生支援プログラム-TUAD ART LINKS 2023」オリエアート・ギャラリー(東京)/個展「シジマの森」ギャラリー犬養(札幌)/「うたかた展」鈴画廊(東京)■2022年 個展「うろのもり」ギャラリー犬養(札幌)/個展「隠の森」ギャラリー犬養(札幌)/「SM サムホール36人展」北都館ギャラリー(札幌)/個展「青を飼う」北都館ギャラリー(札幌)/「2022 絵画ダイジェスト パートII」北都館ギャラリー(札幌)■2021年「Paraiso」展M.A.S.D Art Gallery(スペイン)

<span>「</span>deeper」
<span>「</span>deeper」
deeper」

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B-gallery

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南 靖子

Minami Yasuko

伝統的な日本画を現代的な新しい解釈のもとに再構築した作品を制作。日本画において伝統的に余白として表現されてきた箔を、図として表現することにより、図と地の関係が反転した、今までにない新しい絵画表現を模索している。

■静岡県生まれ ■2011年 東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業 ■2023年 個展 ギャラリー檜 e(東京)/個展「地獄の季節」新宿眼科画廊(東京)■2023年「ウクライナ緊急募金展」ギャラリーQ(東京)■2020年「Rich Seasons III」オリエ アート・ギャラリー(東京)/「-アマダレ 2020-九島 優・古田和子・南靖子」画廊翠巒(前橋)/「3331 ART FAIR 2020」3331 Arts Chiyoda(東京)/「TUAD ART-LINKS 2020」オリエ アート・ギャラリー(東京)■2018年 流形美術会 奨励賞

<span>「</span>Pink rose」
<span>「</span>Pink rose」
Pink rose」

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