東京工業高等専門学校(東京都)
佐々木智也(1年)/星野聖仁(1年)/大関萌(1年) 指導教員:小嶋徹也 准教授
多くの人が取扱説明書を分かりにくいと感じています。説明書を誰にとっても分かりやすく、充実した内容にしたいと考え、「説明書デザイン賞」の開催を提案します。企業から説明書を募集し、各界の有識者による審査を行います。受賞した商品に付けられるマークが、消費者の商品を選ぶ新しい目安になります。分かりやすい説明書が新しい商品価値となるため、企業はより良い説明書を作るようになります。説明書が注目されることで、商品自体への関心も高まり、市場経済の活性化に繋がります。何より分かりやすい説明書が社会に広まり、今まで説明書を読まなかった人が興味を持つようになります。最も大切なのは、商品を正しく安全に扱えるようになること。そのために説明書を変えていく必要があると考えます。
何か新しいことに挑戦しようと考えて選んだのが、この『デザセン』でした。しかし、正直最初はどんな大会なのかも分かりませんでした。でも、アイデアをみんなで考えていくうちに、この大会の『デザイン』がどんなものなのかを感じることができました。そして、身近なところにもデザインがたくさんあるのだなと思いました。この大会で体験したことは、普段の生活ではできないことばかりで、とても良い経験になりました。
この大会を知った理由はリーダーの佐々木君に勧められてでした。私は興味を持つまでに時間がかかるので、初めは渋々といった感じでしたが、徐々に仲間と一つのことをする楽しみが分かるようになっていきました。何かを達成する楽しみ、喜びを教えてくれた仲間をこれからも大事にしていきたいと思います。そして、このことを教えてくれたデザセンに参加することができて、本当に良かったです。
決勝大会への出場が決まったとき、決勝に出るということの実感がわかず、とにかく自分のできることだけをやるという状態でした。発表の準備などは大変でしたが、自分たちのプレゼンを評価してもらうことや、他校の生徒の発表を生で見るなど、めったにない体験ができたことはとても新鮮で刺激的でした。デザセンを通してメンバーと良い関係を築けたこと、そして楽しく活動できたことが、参加して一番良かったことだと思います。
今回、学生から指導を依頼されて初めてデザセンのことを知り、参加することになりました。何から何まで初めてで、応募するためにパネルを作成すること、シナリオを作成すること、メンバー3名の掛け合いでプレゼンテーションをすることなど、通常の学生指導とは異なる、大変新鮮な体験をさせていただきました。私自身がこのような新参者であり、かつ学生も1年生で、右も左もわからずに参加したにも関わらず、毎日新聞社賞を受賞することができ、大変驚いていると同時に恐縮もしております。しかし、実際に参加してみて、この大会の楽しさ、魅力を肌で感じることができ、学生と一緒にさらに上を目指したいという気持ちも芽生えてきました。これからも高専生ならではの発想やデザインを提案していきたいと考えております。わからないことだらけであったため、大会事務局やサポートの学生さんたちにも大変助けていただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。