準優勝

  • 一覧へ戻る
  • 前のページヘ
  • 次のページへ

『味来缶』

神戸市立科学技術高等学校(兵庫県)
森田知子(3年)/守本翼冴(3年)/代理出演:阪田悠樹(3年) 中野里奈 教諭

未来へ紡ぐ味のタイムマシーン

今は食べることのできないあの味を、缶詰として大切なあの人へ届けられたら…。私達が提案する「味来缶」は、母の味、祖父の味、給食の味、お店の味など、ひとりひとりの思い出を味と共に「今」よみがえらせる缶詰です。缶詰が味のタイムカプセルとなって、いつまでも消えることのない大切な人との思い出や、たくさんの人の温かい愛を届けます。

味来缶

味来缶

二次審査時の提案パネル  PDFダウンロード

受賞者の声

森田知子(3年)

チームみんなで頑張ってきたアイデアが準決勝という結果を頂き嬉しかったです。困難や新たな課題にぶつかることもありましたが、ひとつづつ解決へと導けるようにチームみんなで取り組んできた結果だと思います。決勝大会での他校のプレゼンは、どれもより良い将来にするためのアイデアでよい刺激を受けました。また、これからの私たちにとって身近となる選挙についても考えさせられ、視野が広がった気がします。ありがとうございました。

守本翼冴(3年)

デザセン決勝大会に出場したことで、自分たちのアイデアを「提案」し、それをたくさんの人にプレゼンテーションを通して「伝える」ことなど、普段なかなか体験できないことを経験し、それによって得たものや感じたことがすごく大きかったです。サポートスタッフの学生とも、すぐに仲良くなることができ、とても楽しく、自分の中で一番成長できた3日間になりました。プレゼンテーションなど、人前で話すことが苦手でしたが、これからはどんどんこういったものにチャレンジしていきたいと思っています。

阪田悠樹(3年)

私はメンバーの補欠として参加したので、決勝大会でのプレゼンテーションでは一言も発言することができませんでした。しかし、僕は僕のできることを精一杯やろうと思い練習に励みました。結果サポートスタッフの皆さんと一緒に協力して成し遂げることができ、とてもいい経験になりました。さらに、私たちの提案が受賞されたときは本当に嬉しかったです。頑張ってよかったです。

中野里奈 教諭

5年前、生徒たちと同じ制服を着て、同じステージの上で発表していた当時の自分を思い出しながら決勝大会の日を迎えました。味来缶というテーマは実現が難しく、アイデアを具体化することに苦戦。実現可能に少しでも近づけようと調査・訪問を繰り返す中で、味来缶の実現についてだけでなく、味来缶によってもたらされる未来への期待や希望、過去の経験・歴史の活用など多方面の意見を頂き、生徒たちの「考える力」と「感じる心」に刺激を与えるよい機会になったと感じております。自分たちのアイデアが伝わった瞬間の喜びを感じてほしいと時には厳しく指導しましたが、あと一歩の準優勝。しかし、「先生を超しました!」の一言が純粋に嬉しかったです。3年生の彼らには、デザセンでの貴重な経験を活かし、これからの社会でより一層活躍してくれることを期待します。大会事務局はじめ、学生スタッフの皆様、ご協力頂いた皆様に心より感謝申し上げます。