入賞

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『にやるばむ』

六郷工科高等学校(東京都)
古屋有公菜(3年)/カーン玲菜(3年)/加藤恋(3年) 指導教員:廣川賢 教諭

落ち込んだ日々をにやっ飛ばせ!

いやなことや辛いことで落ち込み過ぎて、もう何もしたくないと思い、周囲に迷惑をかけることがあります。そんな時に、やる気が出て落ち込み過ぎを防止するのが『にやるばむ』です。日常の様々な幸せを記録して、いつでも「にやにや」思い出し、落ち込んだ時には幸せに気づかせてくれるスマホアプリです。特徴は、「記録して見返す」アルバム。どんな小さなことでも、自分によいことがあったら記録されアルバムになります。その幸せを繰り返し見返すことで、前向きになることができます。積み重ねた幸せから、これから積み重なる幸せを感じられると、落ち込み過ぎも防止できます。また、他の人の幸せを見ることにより、自分も「にやにや」することができます。そうした幸せにはスタンプをつけて、お互いの幸せを共有しながら「にやにや」が広がる。自分が幸せな気持ちになれば、周りにも優しくできるようになります。世界の幸せは、一人ひとりの幸せから。

『にやるばむ』

落ち込んだ日々をにやっ飛ばせ!

二次審査時の提案パネル  PDFダウンロード

受賞者の声

古屋有公菜 Yukina Furuya

古屋有公菜 Yukina Furuya

今回、決勝大会という大きな舞台に立つことができました。人や社会が幸せになるものを考えて、案を何度も練りなおし、先生や仲間と一緒に磨き上げていくなかで、授業だけでは学べないデザインの難しさや楽しさ、人を思うことの大変さなど、たくさんのことを学びました。先輩たちの結果を越えることができず悔しさはありますが、学んだことを生かし『にやるばむ』も大事に育てたいと思います。

カーン玲菜 Reina Khan

カーン玲菜 Reina Khan

私は、全国という舞台に立つのはデザセンがはじめてでした。プレゼンテーションを準備する段階で、私は相手にどうしたら『にやるばむ』を伝えることができるのかを一番に考えました。練習もたくさんして、舞台に立った時には100%の力を出すことができたと思います。デザセンに出場して、デザインは型にはまってはいけないということも学び、とても貴重な経験をすることができました。

加藤恋 Ren Kato

加藤恋 Ren Kato

デザセンに参加して、辛いことや悔しいこともたくさんありました。受賞することができなくて、応援してくれた人たちに申し訳ないと思いました。しかし、どんな時も支えてくれる人たちがいたから、あの場所に立てたのだと思います。仲間とともに戦った今回のデザセンをいつまでも忘れることなく、誇りに思って、これからも意識を高く持ち、どんなことにもチャレンジしていきたいです。

廣川賢 教諭 Masaru Hirokawa

廣川賢 教諭 Masaru Hirokawa

デザイン選手権に参加させていただいて2年目。2大会連続で決勝大会に参加できたことを心から嬉しく思います。デザセン2013で、私どもは前大会が終わった直後から、昨年初出場した先輩たちの背中を追いかけはじめました。プレッシャーもあったと思いますが、「日頃の学習の成果」という言葉では語れないほどに頭を使い、体を動かし、デザインを楽しみ、たくさんの支えをいただきました。一生の財産にしてほしいです。私も、教員として、そしてデザインに関わるひとりの人間として、生徒と共に目標に向かってデザイン的活動ができる喜びを感じることができました。そして、その過程ではもちろん、大きな舞台を用意していただき、当日またひとつ成長した姿を見ることができる。これ以上の感動はありません。事務局、スタッフの方々、ご観覧いただいたお客さんをはじめとして最高の場所を提供していただいたすべての皆様へ、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。