準優勝

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『競争型家庭菜園推進サイト Growers』

熊本県立第二高等学校(熊本県)
緒方里香(2年)/古賀瑞季(2年)/佐々木菜津子(2年) 指導教員:小材佳子 教諭

育てて競え!!広げよう!私たちの菜園

日本の食糧問題のひとつに食料自給率があります。食生活の多様化と国内農業の停滞に伴って農作物輸入が増加し、カロリーベースの食料総合自給率は約40%に低下しています。
この問題を解決するためのひとつの取り組みとして「地産地消」があげられますが、「地産地消」といっても、実際に私たちには植物の育て方もよくわかりませんし、長続きもしません。
そこで、楽しくモチベーションを高めながら家庭菜園に取り組めば、積極的かつ継続的に地産地消ができると考え、競争型家庭菜園推進サイト『Growers』を提案します。
『Growers』は、自分たちで植物を育ててポイントを稼ぎ、競い合うサイトです。まずはホームページで無料登録を行い、植物の種を入手して投稿を始めます。種を蒔き、苗の場合は苗を植え換えて栽培の準備が整ったら写真を撮り、栽培開始を選択して投稿します。植物の成長過程ごとに投稿を繰り返し、育て終わったら栽培終了を投稿して完了です。並
行してほかの植物を育てることも可能です。育てるごとにもらえるポイントが「GP(Growersポイント)」で、サイト内の交換所で植物の種や肥料、栽培道具と交換することができ、『Growers』と提携しているお店では10GP=1円としても使うことができます。このサイトは「競争型」なので、獲得した「GP」は毎月ランキング化し、他のユーザーと競うことができます。『Growers』のランキングとポイントは、1ヵ月ごとにリセットされるため、累計ポイントの高い人や初心者に関係なく、誰でも上位にランクインすることができることから、モチベーションを維持しながら無理なく継続することができます。
このサイトを通して、誰でも簡単に楽しく家庭菜園ができ、地産地消の取り組みが広がり、家族はもちろん地域間のコミュニケーションだって深めることができるのです。
お財布にも、地球にもエコ!今すぐ競争型家庭菜園推進サイト『Growers』に登録しましょう!!

『競争型家庭菜園推進サイト Growers』

育てて競え!!広げよう!私たちの菜園

二次審査時の提案パネル  PDFダウンロード

受賞者の声

緒方里香 Rika Ogata

緒方里香 Rika Ogata

決勝出場が決まった時とても驚きました。もちろん嬉しかったのですが、時期的にたくさんの行事などが重なっており、うまくやっていけるか不安でした。しかし、たくさんの人に支えられて準優勝を受賞することができました。デザセンでは、自分の考えを伝える難しさや人と協力することの大切さを学ぶことができました。このようなことを高校生の間に経験できて良かったと思います。

古賀瑞季 Mizuki Koga

古賀瑞季 Mizuki Koga

準優勝をいただくことができてとても嬉しく思います。正直なところ、今でも実感がわきません。結果発表のときも驚きの方が大きくて。この『Growers』のプレゼンはたくさんの方々のサポートがあってでき上がっています。サポートしてくださった方々に心から感謝します。そしてこのデザセンを通して、たくさんの人が笑顔になれるものが日本に、そして世界に広まっていくことを願っています。

佐々木菜津子 Natsuko Sasaki

佐々木菜津子 Natsuko Sasaki

デザセンを通して、たくさんのことを学びました。食料自給率問題についてはもちろん、人に伝えることの難しさ、いろいろなデザインがあること、自分たちはたくさんの人に支えられていることなどあげきれません。私が台詞を覚えなくて、いろんな人に迷惑をかけてしまい、落ち込んでいた中、思ってもいなかった準優勝に思わず涙がでました。今まで関わってくれた方々のおかげだと思います。

小材佳子 教諭 Yoshiko Kozai

小材佳子 教諭 Yoshiko Kozai

大会を通じてたくさんの感動をいただきました。デザセン出場にあたり、身近な人たちからの応援、チームサポートをはじめとする会場を運営してくださる方々との出会い、何より、生徒たちの成長、そして、出場校の素晴らしいプレゼンに胸が熱くなるのを感じました。ファイナル初出場のため何を準備すれば良いのか分からず、昨年度のDVDを何度も見ながら、「伝えるために最大限に用意できることをしよう」という目標で始めました。それでもプレゼンテーション=スライドという固定概念が頭から離れず、台詞はただ説明となり…これで良いのだろうか、という不安を持ったまま山形に足を踏み入れました。生徒たちは直前まで改良や練習を重ねていたにもかかわらず、本番では台詞が飛ぶ場面もあり、本当にヒヤリとしましたが、まさかの準優勝をいただき、本当に感激しています。生徒たちにとっても、私にとっても忘れられないデザセンとなりました。ありがとうございました。