鶴岡アートフォーラム開館記念展

BANDED BLUE｜東北芸術工科大学の28作家

2005年8月27日、鶴岡市に『鶴岡アートフォーラム』が誕生しました。本学の小沢明学長が設計を担当した施設内には、市民の創作発表の場となるギャラリーをはじめ、工作や陶芸などの制作が行えるアトリエ、講演会等に使用できる会議室など、充実した設備が整っています。
フォーラムと呼ばれる階段状の吹き抜けスペースは、上映会やコンサート、ワークショップなどにも対応可能な広場として空間の可能性を広げます。
東北芸術工科大学では、庄内地方の新しい芸術文化拠点としての活用が期待される鶴岡アートフォーラムの開館を記念し、教員によるグループ展『BANDED BLUE｜東北芸術工科大学の28作家』を企画・開催いたします。
本展のタイトル『BANDED BLUE』は、本学のアートとデザインの教育とは何かを考え、その可能を追い求める教員の集団と団結を表しています。ギャラリー1Fには、彫刻、工芸、グラフィックデザイン、写真、映像を展示し、ギャラリー2Fには、映像、日本画、洋画作品を展示します。また、ギャラリーの内部だけでなく、通路を活用したエクステンションギャラリーや、館外の広場や池などにも作品を設置していきます。建築空間の独創性を活かした展示構成を試みることによって、鶴岡市民に個性的なフォーラムの使用法を具体的に指し示していく、オープン記念展に相応しい、一種のデモンストレーション的な展覧会とします。

• 会期＝2005年9月16日［金］−10月2日［日］
• 会場＝鶴岡アートフォーラム
• 主催＝鶴岡アートフォーラム
• 企画＝東北芸術工科大学
• 協賛＝株式会社カシマ
• 出展作家＝安部定／市川美幸／太田和彦／岡村桂三郎／小沢明／加藤到／上條喬久／木原正徳／新村則人／末永敏明／谷善徳／内藤正敏／長沢明／西村宜起／信時茂／花澤洋太／馬場雄二／原すがね／番場三雄／保田井智之／前田耕成／松田魏／松村泰三／松本哲男／峯田義郎／山田修市／山中良子／若月公平

●関連イベント

• ○上映会『加藤到 実験映画作品集・上映と解説』
• 日時＝9月17日［土］19:00
• 作家＝加藤到
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• ○ワークショップ『アートフォーラム探索？からだを使って描こう！』
• 講師やアシスタント・ティーチャー（制作を応援する学生）とともに、館内を探索しながら、気になる場所をフロッタージュ技法（こすり絵：凹凸面に紙を置いて上から鉛筆などでこすって描く）で写し取り、巨大な作品を作り上げました。ワークショップ終了後は、アトリエでドキュメントを上映しました。
• 日時＝2005年9月19日［月］13:00−16:00
• 講師＝花澤洋太
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• ○レクチャー『鶴岡アートフォーラムの可能性』
• 鶴岡アートフォーラム設計者の小沢明学長と、森美術館副館長であり美術評論家の南條史生氏が、鶴岡アートフォーラムの機能に求められる役割や今後の可能性について語り合いました。
• 日時＝10月2日［日］14:00
• 講師＝小沢明／南條史生
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• ○講演『地域と建築』
• これまでの槇氏の活動をスライドで振り返りながら、建築における地域性などについての講演がおこなわれました。
• 日時＝2005年10月1日［土］19:00
• 講師＝槇文彦