2024/10/05
お知らせ
初のバスツアー「山形再発見ツアー2024」を開催!
大学後援会初の企画「山形再発見ツアー」を、10月5日(土)に開催いたしました。
ナビゲーターは、日本テレビ系列の番組「世界一受けたい授業」に7回の出演経験がある建築史家で歴史遺産学科の志村直愛教授。
我が国の文明開化期に、欧米から流入した西洋文化と日本の伝統技術が最初に融合した不思議な近代建築「擬洋風建築」。三島通庸県令の西洋化政策にもとづき山形県内でも擬洋風の建築が数多く建てられましたが、今回は開化の香りを伝える以下4つの県指定重要文化財である建築を、バスツアーで巡りました。
① 旧東村山郡役所 明治12年築(天童織田の里歴史館)/天童市
② 旧西村山郡役所 明治11年築(寒河江市郷土館)
③ 旧西村山郡会議事堂 明治18年築/寒河江市
④ 旧済生館本館 明治11年築(山形市郷土館)/山形市
参加したのは後援会会員や歴史遺産学科の学生ら16名。天候にも恵まれ、旧東村山郡役所と旧済生館本館では、個人ではなかなか立ち入ることができない最上階の部屋に特別に入れてもらったり、バス車内ではルート沿いの街並みや建物、歴史などについて含蓄のある志村教授の熱いレクチャーに、参加者は大満足でした。
○参加者の声(抜粋)
・志村教授の精力的で丁寧な説明は、説得力があり感心しました。山形に住んでいるにもかかわらず、知らないことが多いことが良くわかりました。
・志村先生の解説が素晴らしい! 資料も見やすく、丁寧に説明していただいたのでわかりやすかったです。個人ではなかなか行けない未知の擬洋風建築に触れることができ、普通は立ち入りできない所に特別に入れていただいたのは貴重な体験でした。これから古い建物を見る時の参考になりました。お天気にも恵まれてとても楽しいバスツアーでした。
・身近にある歴史建築がどのような経緯で建てられたか、移設されたかを知ることが出来ました。擬洋風建築は20年程の間で建てられた貴重な建築物なので、今後どのように後世に継げるか考える良い機会になりました。
・全くのド素人で参加させていただきましたので、擬洋風建築という言葉も初めて知りました。全ての建築物が初めて見る、知る建物でとても興味深く見学させていただきました。志村教授はバス車内でもずっと解説くださり、とっても魅力的な方だと思いました!
最後に、旧済生館本館前で記念撮影を行いました。
ぜひ来年も「山形再発見ツアー」を開催したいと思います。次回は大勢の方のご参加をお待ちしてしております!
(事務局:野村真司)