企画構想学科Department of Project Design

[優秀賞]
五百川遥|「ありがとう」で繋ぐ大切な人と和菓子の未来~「可惜夜」~
松田龍太郎ゼミ

幼い頃から馴染みのある和菓子だったが、ある日、「若者の和菓子離れ」という言葉を見かけたことがきっかけで卒制テーマに決めた。「和菓子と若者の接点不足と食べる機会の減少」を解決すべく、SNS映えする「和の美しさ」がある琥珀糖とオリジナルメッセージカードを付帯することで、贈り物としての選択肢を増やし、感謝などを表現できるようにした。そして、若者を商品を手に取る機会を増やした。


松田龍太郎 准教授 評
「若者の和菓子離れ」は、世代間を超え、日本の食文化に変化をもたらす大きな課題である。そして、ただ単純に新しいものを作り出すのではなく、そこに「essence」、自分の想いは何か?を「感謝の気持ち」と置き換えたことが、他にはないユニーク性だ。五百川が作り上げたこの世界観は、どことなく優しく、そして、作り手の思いも合わせて伝えたいという細やかな気配りが、企画を進めていくうちにひしひしと感じた。この心意気、そして「ものづくりのストーリー」を大切に、新たなステップを踏んでほしい。本当におめでとう。