[優秀賞]
小野悠花|Kalan
秋田県出身
藤田寿人・渡邉吉太ゼミ
Kalanは棒を回す、引っ張ることで連続運動をするからくり機構を使い、実際に作って動かすことでモノづくりの楽しさ、モノが動く仕組みが知れる大人から子供まで楽しめる玩具です。
藤田寿人 教授 評
からくりを見ていると何だかワクワクしてくるのはなぜだろう。ひょっとしてヒトのDNAに組み込まれているのかもしれません。この誰もが惹かれてしまう「からくり」の仕組みと動きを可視化し、体験をもとに学習できるのがこの作品である。単純な回転運動が、反復や伸縮といった複雑な動きに変換される様子は、実際に動かしてみるとやめられなくなる面白さがあります。
デザインにおいては、小野さん持ち前の「試す力」を存分に発揮し、何度も何度もトライを繰り返してこのデザインを練り上げました。まさに努力の結晶ですね、おめでとう!
渡邉吉太 准教授 評
毎週のゼミの度に、新しい機構を携えてやってくる小野さんの姿がとても印象的でした。本人が一番研究を楽しむこと、日々の積み重ねが大きな力に変わることを体現してくれましたね。からくりユニットが連結することで、多様な動きの繋がりを生み出すアイディアは秀逸でした。
ひたむきに突き進む情熱を活かして、これからの世界をもっと楽しいものに変えていってくれることを願っています。