太田晴子|現象の空間化
山形県出身
馬場正尊ゼミ
ダイバーシティーが叫ばれる現代において、「家族」とは「住居」とはどうあるべきなのか。たくさんの当たり前が崩れた今だから向き合えた研究。多様化した「家族」という名詞を「家族をする」という動詞に捉え直した時、ここの関係性が共同体や空間を構成していると言える。一般的な「家族」という言葉は「家族をする」現象の総称の一つにすぎない。「家族をする」の反復や蓄積が暮らしの拠点や形にならない記憶を作る。この作品を通して、私たち人間が共同体として生活することの必要性や家族とは暮らしとは何かを見つめ直すきっかけとなることを期待する。