大学院Graduate School

小野木亜美(芸術工学専攻)|SKiN
福島県出身
鴻崎正武ゼミ
2000×3600mm 木製パネル 楮紙 アクリル カラーインク 油 映像投影(プログラミング:大網拓真)

電子メディアは身体機能の代替、延長として進化している。つまり、身体を軸に生まれていくものだ。私は身体と電子メディア、両極の「見えない繋がり」の中で、揺らいでいるような感覚があった。電子メディアの画面は、規則的な数値で決められた光の集まりだ。こうした光が見えない身体の一部となって、身体を包み込んでいるような気がしてくる。本作に張り込まれた和紙は、「皮膚」のような役割をもっている。