美術科 洋画コースDepartment of Fine Arts Oil Painting

池田美涼|きっと何者にもなれない私たちに告げる
長野県出身 
村上滋郎ゼミ
サイズ可変 紙、キャンバス、木枠、油彩、オイルパステル、鉛筆、マーカー、スプレー、アクリル、ハイベット、棚、マットレス

この作品は私の育った環境や個人が積み重ねた時間が消滅することに抵抗するため、記憶を記録するため制作した。車で街中を通った時、そこにあった家がいつの間にか瓦礫の山になっていた。その光景を見た時、家は永遠のものではなく、帰る場所も永遠ではないと思った。では家が消えた時、そこで起きた出来事や記憶はどこへ行ってしまうのか。ただの瓦礫に変わるだけなのだろうか。