2月の卒展に向けて制作する学生たちの中に彼女はいた。テーマを貫き制作している彼女の眼は学生と言うより一人の作家の眼だった。11月中旬、日本画院生室にて。
(担当者:松澤幸治)
作家の土屋先生から、指導をうける亀岡里美さん。アドバイスをもらい、バラバラだったイメージは整理され、ひとつの可能性として頭の中で形になってゆく。12月、アトリエにて取材。
卒展会期中に行われたクリエイターズ・マイクでの亀岡里美さんの様子です。
(インタビュアー:東瀬戸あゆみ)
亀岡里美
大学院 芸術文化専攻日本画領域
1982年福島県生まれ。花が咲いた時、何かを食べた時、誰かが死んだ時、命が生まれた時・・・色んな時に私は自分が生きていることを感じる。それは私達が無数の命を取り込みながら生き、そしていつか誰かの、何かの為の命へと還っていくからだろう。私は和紙や岩絵の具・膠という素材を使い、生きるという普遍的な事をテーマ として作品を描いている。私なりの生命観を感じてもらえればと思う。