About|東北芸術工科大学 美術館大学センターとは

東北芸術工科大学美術館大学センター
TUAD Center for University as Museum

東北芸術工科大学は「芸術の心や文化を大切に思う心が、混沌とした現代社会を切り拓く大きな力を持つ」とする建学の理念『東北ルネサンス』を掲げ、21世紀の世界情勢や地球規模の環境問題、そして少子高齢化や過疎などの問題を抱える地域社会の現状にも目を向けながら、次代の芸術文化を担う人材育成に取り組んでいる。
『美術館大学構想』はそうした建学の志を具現化するための環境整備事業として2002年に想起され、キャンパス全域を、西蔵王の景観や周囲の里山文化をも包括した〈オープン・エアー・ミュージアム〉として地域に開いていくことを目標にしている。
その具体的な実現を担う『美術館大学センター』では、学内の研究機関と共同で〈東北〉の風土に根ざした展覧会や、他地域とのネットワーク構築のためのシンポジウムを定期的に企画・開催している。また、〈芸術によるあらたな地域文化の掘り起こしとその継承〉をテーマに、空洞化しつつある中心市街地や中山間地域でのアーティスト・イン・レジデンス事業を、地域と有機的に連動しながら推進している。

2011年3月11日、午後2時46分に発生した東北地方太平洋沖地震により、太平洋側の沿岸部を中心に、東北地方は未曾有の破壊を経験した。宮城県沖で発生した巨大地震は、恐るべき津波、原発狂想とその禍々しい姿を変えながら、現在も私たちの日常を脅かしている。私たちは未だその渦中にいて、震災による地域社会の傷が、どのくらいの規模で収束するのか、まったく予測できていない。
東北芸術工科大学美術館大学センターが、3.11以前から継続している数々のアートプロジェクトは、これからの震災復興に直接的につながるものではないものの、〈東北〉の風土に根ざした芸術文化の生成や、地域コミュニティーの再生を目指したものであった。私たちの活動が、東北の若者たちに、震災によって失われた風土の記憶・記録とつながる方法を示し、3.11からはじまった彼らのあたらしい旅に何らかの示唆を与え、アクションとして継がれていくことを願ってやまない。

美術館大学センタースタッフ
顧問    酒井忠康
センター長 山田修市
主任学芸員 宮本武典
准教授   和田菜穂子
事務長   加藤芳彦
主事    谷川佳代子
嘱託    立花泰香