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私のもちものから考えるプロダクトデザイン

管野一葉 Kazuha Kanno
プロダクトデザイン学科

宮島達男 評…時々、デザインというのは、本当に必要なのだろうかと考えることがあります。つまり、今の様々に意匠を凝らしたデザインというものは、豊かな国のごく限られたお金持ちのためだけに作られているのではないかという疑問です。世界人口の90%以上の人たちは、まず食べたい、まず寒さを凌ぐ衣服を着たいという生存の欲求がある。その人たちの欲求を叶えるデザインというのはありうるのだろうか、と。そういう意味で、これは本質的な問題を突き付けた作品になっていて、ほとんどアートに近いのではないかと思いました。

(2009年度 卒展プライズ受賞作品)

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