DEPARTMENT OF INFORMATIQUE: FUTURE DESIGN | e-BUSINESS「e-ビジネスコース」

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e-ビジネスコース

学生×教授対談 五十嵐きり子(4年)×松村茂 教授

松村
この1年を振り返るとどうですか?
五十嵐
一番大きかったのは、webサイトをオープンして実際に販売を始めたことです。ドロップシッピングという商品販売システムを知って、色んな方向性や可能性を考えながら、一本の道を5人で歩いてきた1年だったと思います。
松村
5人で1つの事業を組織したからですね。しかも就職活動をしていく中で事業のマネジメントを勉強して、すごくいい経験だったのではないですか?チームを動かす難しさと、販売の難しさを勉強しましたね。
五十嵐
ビジネスには「人」が欠かせないと実感しました。
松村
一人ではできないからどうしてもチームでやらなければならないけど、チームでやるとコミュニケーションにものすごく時間がとられてしまう。実際に組織を運営してみてどうでしたか?
五十嵐
そうですね。まだまだ足りない部分が多いですが、コミュニケーションの難しさを一歩先に経験できたと思うと、お得な感じもします(笑)。自分たちの価値を認めてもらいお金をだしてもらうというのは、大変なことです。社会に出てから、きっと何かの役に立つだろうなとは思います。
松村
こういうものがここにあれば売れるというのではなく、そのサービス・商品の良さをどのような形にして伝えるかが重要ですね。しかし、上手く伝わったからといって売れるわけではなく、もちろんあたりはずれもありますけどね。
五十嵐
伝わったとしても、そこで止まってしまえばショップを運営するうえでは成り立たないですね。
松村
ビジネスコースで学んだことを生かして、今後はどのような活動をしていこうと思っていますか?
五十嵐
最初に先生が「起業」というスタンスで来たので怖気づいた部分はあります。でも蓋を開けてみれば、「自分が思ったものを形にしてみる」ということなのだと思いました。高校の頃は人に全部教えてもらう受け身な視点が多かったです。でもe-ビジネスコースに入ってからは、自分でやらないと何も身につかないし、何も得られないということが色んな所から伝わってきました。
松村
僕らの教えたことが卒業間近になってでも気づいてもらえれば、それは良かった。
――
今年は4年生全体の取り組みとして、エントランスにカフェを設置しますね。
五十嵐
今年は、e-ビジネスは初めて、本館1階のラウンジで展示をすることになったので、0から作り直す新しい展示をしたいと思って進めてきました。カフェも去年のものを真似するのではなくて、今年は更にビジネスらしい方法で運営していこうと考えています。その一つとして、山形の企業のシベールさんからお菓子を提供していただけることが決まり、来ていただいた方にそれを提供するというスポンサーシップを実現できました。私たちが、会場、パンフレット、webサイトでシベールさんのPRをすることによって、その対価としてお菓子を提供してくださるという一つのビジネスの形です。それをカフェの中で表現できるということでかなり熱くなってます。
松村
それは君たちの熱意がシベールさんに通じたのですね。今年の4年生は、今までになく熱心だと思います。半年前にもe-ビジネス展というのを企画してくれました。コースでは初めての企画でした。自分たちをプレゼンするという意欲の高い学年だから、卒展にも非常に期待しています。僕はやればできるよと、どの学年にもみんなに言っていますが、それを実践してくれているのですよ。今のシベールさんの件だって、「行けばなんとかなるよ」と言って(笑)。最初は無理あるでしょうみたいな感じでしたが、でもできましたね。そういうところで、途中で諦めてしまう学生とか学年があるのだけれど、この学年は本当にね・・・。
五十嵐
素直なんですよ(笑)。「やってみなければわからない」という言葉に素直に動いているのかも。
松村
魔術をかけているわけじゃないのだけれど。ほんと頑張ってくれたよね。僕はそれが一番うれしいよ。そういう意味で一生懸命新しい風を吹き込もうとしてくれる人たちな気がします。
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