







長い年月を経て地域が生み出した独自の素材、技術、文化、伝統など、それらの魅力を多角的に引き出し、私たちの思考や日々の生活を真に豊かにする地域のデザインが今日求められています。そして、地域特有の良質なデザインに出会えることは、旅の楽しみにもつながります。さて、山形県内の2つの空港には、「人も食も、自然も文化もすべてがおいしい」そのような思いを込めて、「おいしい山形空港」「おいしい庄内空港」という愛称がつけられています。「おいしい」という言葉は単に「味がよい」という意味に留まらず、「ここでしか味わえない魅力」「自分も幸せ、みんなも幸せ」など幅広い解釈もでき、人々の感覚の奥深いところに響く魅力や価値を表しています。令和元年を迎え、本大会では未来をポジティブに切り拓くためのテーマとして、「おいしいデザイン」を掲げました。ここ山形市を舞台に、地域を元気にするデザインを見つめ、未来を語り合う企画としてフィールドワーク「おいしい山形を探そう!」をはじめ、自由な研究交流を行える場をご用意しております。秋の香りあふれる山形に多くの皆様にご参集いただき、多様な気づきを共有できましたら幸いです。

主な大会プログラム
PROGRAM

-
15:40~17:00
基調講演:おいしいデザイン
中山ダイスケ氏(東北芸術工科大学学長)
(会場:本館201講義室)農業県山形県の小都市山形市に在する芸術デザイン系大学として、食文化や農林水産業、地域社会が抱える未来課題との関わりは、東北芸術工科大学の重要なアイデンティティーとなっています。首都圏の大学とは全く異なった状況に大学をあげて奮闘する取り組みを紹介しながら、新しい時代の芸術大学の役割を考えてみます。
中山ダイスケ(なかやま・だいすけ)アートディレクター、アーティスト/東北芸術工科大学学長/1968年香川県生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科中退。アートディレクター、デザイナー、アーティスト。(株)daicon代表取締役。アート分野ではインスタレーションや絵画等を発表。1997年ロックフェラー財団の招待により渡米、2002年まで5年間、NYを拠点に活動。1998年第一回岡本太郎記念現代芸術大賞準大賞など受賞多数。台北ビエンナーレ、リヨンビエンナーレ代表作家。デザイン分野ではファッションショーの演出、舞台美術、店舗や公共施設などのディレクション、商品開発、地域デザイン、コンセプト提案などを手がける。山形県産果汁ジュース「山形代表」シリーズをはじめ、「嵐のワクワク学校」「築地本願寺」「リンベル日本の極み」などのクリエイティブディレクターとしても活躍。2007年より本学グラフィックデザイン学科教授、デザイン工学部長を経て、2018年より東北芸術工科大学学長に就任。
-
17:10~17:40
出版記念講演
「デザイン科学事典」出版と
デザイン科学の今後
松岡由幸氏(日本デザイン学会学会長)
(会場:本館201講義室)本講演では、このたび上梓される「デザイン科学事典」(学会編/丸善出版)の概要を紹介します。また、この編纂には、構想段階を含めると10年以上を要しており、その編纂を通じて得られた、学会が取り組むべき今後の課題についても言及します。
上記2つの講演は、広く市民、学生も聴講できる公開プログラムです。参加費はかかりません。多くの方々のご来場をお待ち申し上げます。
11/9(土)・11/10(日)のプログラムは、以下の通り大会参加費が必要になります。
当日、受付でお手続きください。よろしくお願い申し上げます。
【一般】学会会員:1,000円|非会員:2,000円 【学生】会員・非会員問わず500円


-
09:30~11:30
ライトニングトーク
企画テーマに関連したテーマを中心に、研究成果、活動紹介、研究コンセプトの紹介、課題の共有など広く発表を募集します。日本デザイン学会員だけでなく、非会員の方の参加も大歓迎です。発表時間は5分と短いですが、様々な話題を同時に共有することができます。
●発表費:無料(大会参加費は別途必要です。) -
12:20~13:50
学生プロポジション(出展受付・設営 | 10:30-12:00)
「学生プロポジション」は、大学院、大学、専門学校等で学ぶ学生達が日頃の研究成果を展示発表、交流することにより、幅広い デザインの知と技を共有する場です。ポスターと作品を用いた対話形式で行います。優秀者には賞が授与されます。
●出展費:1件につき 1,000円 -
14:15~15:45
公開討論会
「新しい論文のかたち」デザイン実務そのものも研究対象とするデザイン学は、他領域がこれまでに到達していない新しい学術的領域を切り拓くと同時に、そこで得られる実質的な成果・知見・経験の言語表現の新しいかたちを提案する可能性を有しています。その提案までには多くの試行錯誤を必要としますが、そのキックオフとして「新しい論文のかたち」と題した論文審査委員会による公開討論会を開催したいと考えています。自由な形での意見交換を予定しておりますので、ご興味のある方、ご意見をお持ちの方はどなたでも、この討論会に自由にご参加いただけます。
-
14:30~17:50
フィールドワーク
「おいしい山形を探そう!」
(会場:guraおよび山形市七日町周辺 )先着30名の事前登録による社会人と学生混成の6チームを結成します。チーム毎にテーマを決めてフィールドワークを行います。なお、フィールドワークの始めに、東北芸術工科大学 建築・環境デザイン学科 志村直愛教授より、山形市の成り立ちについて事前レクチャーをいただきます。
※上記2つのプログラムは同時間帯に開催されます。どちらかを選択しご参加ください。
※「おいしい」の対象は「食」に限りません。 -
18:30~20:00
懇親会(会場:山形国際ホテル)
山形ならではの秋の実りを味わいながら、思い思いに歓談、情報交換の時間をお楽しみください。
●参加費:
【一般】会員・非会員ともに 5,000円【学生】会員・非会員ともに 2,500円


-
10:00~11:20
フィールドワークの成果発表
各グループが発見した「おいしい山形(その土地でしか出会えない魅力)」を映像と共に発表し、地域固有の価値について意見交換します。
-
13:00~
研究部会研究会
研究部会の研究会の場を提供いたします。希望する研究部会は、実行委員会宛(jssd2019f@gmail.com)にご連絡ください。研究会の内容は部会で自由に決めてください。※学生食堂は閉館のため、事前に昼食をご準備ください。
大会スケジュール
SCHEDULE以前配布したチラシの内容から若干の変更があります。最新の情報は本大会サイトでご確認ください。
-
14:00~受付開始
15:00~15:30開会式/表彰式
15:40~17:00基調講演:おいしいデザイン
17:10~17:40
中山ダイスケ氏(東北芸術工科大学学長)出版記念講演
「デザイン科学事典」出版と
デザイン科学の今後
松岡由幸氏(日本デザイン学会学会長)上記2つの講演は、広く市民、学生も聴講できる公開プログラムです。参加費はかかりません。多くの方々のご来場をお待ち申し上げます。
-
08:30~受付開始
09:30~11:30ライトニングトーク
11:30~12:20昼食(同時間帯に理事会を開催)
12:20~13:50
(東北芸術工科大学 学生食堂をご利用いただけます)学生プロポジション
14:00~14:20
(出展受付・設営 | 10:30 -12:00)送迎バスでguraに移動
14:15~15:45討論会「新しい論文のかたち」
14:30~17:50
(会場 : 東北芸術工科大学内)フィールドワーク
※上記2つのプログラムは同時間帯に開催されます。どちらかを選択しご参加ください。 18:30~20:00
「おいしい山形を探そう!」
(会場 : guraおよび山形市七日町周辺 )懇親会(会場 : 山形国際ホテル)
-
09:00~9:45フィールドワーク成果の
10:00~11:20
まとめワーク(見学可)フィールドワークの成果発表
11:30~12:30閉会式
13:00~研究部会研究会
アクセス
ACCESS-
大会会場
〒990-9530 山形県山形市上桜田3-4-5東北芸術工科大学
〒990-0047 山形県山形市旅篭町2丁目1-41gura
-
懇親会会場
〒990-0039 山形県山形市香澄町3丁目4-5山形国際ホテル
無料送迎バス/公共バス
イベント当日は無料送迎バスをご用意しておりますので、
ぜひご利用ください。また、公共バスも山形駅から出ております。
JR山形駅 東口バスプールより乗車
大会プログラムの開始時間に合わせて運行予定
(会場まで約15分)
JR山形駅東口バスプール
5番乗り場から「東北芸術工科大学前ゆき」に乗車
(会場まで約20分)
〈無料送迎バス時刻表〉
-
11.8 (金) 運行
13:30/山形駅発 → 13:50/大学着 14:20/山形駅発 → 14:40/大学着 18:00/大学発 → 18:20/山形駅着(山形国際ホテル経由) -
11.9 (土) 運行
08:00/山形駅発 → 08:20/大学着 08:10/山形駅発 → 08:30/大学着 08:50/山形駅発 → 09:10/大学着 09:00/山形駅発 → 09:20/大学着 14:00/山形駅発 → 14:20/gura着 14:05/山形駅発 → 14:25/gura着 16:00/大学発 → 16:20/山形国際ホテル着(山形国際ホテルの送迎バスを利用します。山形駅まで徒歩5分です。) 18:00/gura発 → 18:10/山形駅着(山形国際ホテル経由) 18:10/gura発 → 18:20/山形駅着(山形国際ホテル経由) -
11.10 (日) 運行
08:30/山形駅発 → 08:50/大学着 09:20/山形駅発 → 09:40/大学着 13:00/大学発 → 13:20/山形駅着
大会参加登録
REGISTRATION10月11日(金)17:00締切
下記のフォームからお申し込みください。
学生プロポジション出展申込
APPLICATION10月11日(金)17:00締切
下記のフォームからお申し込みください。
学生プロポジション出展申込上の注意点
「学生プロポジション」は、指導の先生方からご応募いただきますようお願いいたします。
以下に、実施方法の詳細を記します。
1. 応募資格
大学院生、大学生、専門学校生の個人あるいはグループ。
2. 対象作品・研究
デザイン、情報に関わる卒業研究や授業課題、あるいは研究室プロジェクトの成果。
3. 出展費用
・出展1件につき、1,000円
・当日受付にてお支払いください。
・「出展者の学生(代表者1名)」は大会への参加が可能です。
代表者1名以外の方が大会プログラムを聴講する場合は、別途、大会受付で手続きをお願いいたします。
4. 展示形式
・ポスターはA1サイズ(縦位置)1枚、作品現物は40cm×40cm以内のモノ(共に送付は受付けません)。
・出展者が展示場所で発表することが条件です(発表者不在での展示のみの参加は受け付けません)。
・必要であれば,展示のための備品(延長コードなど)や機材(液晶ディスプレイなど)を持参してください。
5. 展示方法
・ポスターや作品現物を当日持参し、設営、展示、発表を行い、終了後に撤去し持ち帰る。
・ポスターは縦型ホワイトボードスタンドにマグネットで固定。
・会場内の展示位置は幹事校サイトに掲載する「2019年度JSSD学生プロポジション応募受付番号」で指定する。
・当日の進行(出展数によるスケジュールの変更があります)
10:30~12:00/出展登録と設営
12:30~13:50/発表と議論
13:50~/撤去
6. 出展キャンセル
・応募受付けされた展示をキャンセルする場合は、大会1週前の11/1(金)までに、実行委員会宛にメー ル連絡してください。
7. 大会参加
・本学生プロポの学生以外の出展者(教員等)は、所定の大会参加費をお支払いいただきます。
・出展者の学生の方は、「出展者名札(代表者1名)」を提示することで、大会プログラムを聴講すること ができます。代表者1名以外の方が、グループ出展で大会プログラムを聴講する場合は、別途、大会受付で受付をお願いします。
●学生プロポジション 担当
・研究推進委員会(小林 昭世/蘆澤 雄亮/柿山 浩一郎)
・企画委員会(岡崎 章/加藤 健郎/森田 昌嗣)
●問い合わせ先
・学生プロポジション事務局(藤田 寿人)
e-mail: prop.jssd2019f@gmail.com