プログラム
大学院の特徴
プログラム
大学院レビュー
本学大学院の大きな特色である「大学院レビュー」は、年に2回、専攻や領域をこえて全学生が一堂に会し、自身の研究・制作の“現在地”を社会に向けて言語化する場です。学生はレジュメを仕上げ、展覧会・学会形式の中間発表を行いますが、目的は単なる進捗報告ではありません。
レビュー期間の2週間は、他領域の学生と出会い、互いの視点をぶつけ合う濃密な対話の時間になります。アート、デザイン、文化財、歴史文化、テクノロジーなど、異なる背景をもつ仲間からの質問や批評は、時に厳しく、しかし必ず新しい気づきをもたらします。「自分の研究は何を目指すのか?」「社会や世界の動きに対して、どのような新しさを提案できるのか?」という本質的な問いに向き合い、研究が“独りよがり”で終わらないための視野が自然と鍛えられます。
大学院レビューは、学生が互いを高め合い、領域を越えて刺激を受け、研究の質を一段引き上げる本学ならではの学びの文化です。ここでの議論を通して、各自の研究はさらに深く、広く、社会へ開かれたものへと育っていきます。
フィールドワーク
(地域を学びの現場とする実践教育)
本学大学院の大きな特徴は、東北・山形というフィールドを最大限に活かした実践的なフィールドワークです。自然・文化・ものづくり・歴史・地域社会など、多様な現場を舞台に、芸術文化からデザイン工学まで幅広い領域で独自の研究・制作を展開します。
留学生支援
(学び・生活・キャリアを一体で支える体制)
本学大学院は、アート・デザインを学ぶ留学生にとって安心して学べる環境を整備しています。入学前の相談支援、語学サポート、研究指導体制の調整、生活サポート、行政手続きの補助など、来日前から修了まで切れ目のない支援を提供。専門分野では、制作・研究の背景理解を深めるための個別指導や、日本文化・地域文化を学ぶ機会を設定し、異なる文化的背景を持つ学生が学びやすい教育環境を構築しています。
また、キャリア支援では、国内企業・自治体・文化機関との連携により、インターンシップやポートフォリオ指導、就職相談を実施。留学生が芸術・デザイン分野での実践的なキャリアを切り開けるよう、多角的にサポートします。山形県の留学生支援を支えるPAGTYにも加盟し、地域で留学生サポートを行っています。