作家活動に打ち込めるのは、生活を支える基盤があるから

作家/公務員|大久保 開|名取市役所

「在学中は本を読む課題が多かったので通学時間を活用したり、また、書く課題に取り組む際は授業の合間を使ったりすることも多かったですね」。そんな風に、学生の頃から作家を目指す上で必要な力を着実に身に付けてきた大久保さん。卒業後は名取市役所の職員として働きながら作家活動を続け、2016年には第5回集英社みらい文庫大賞で優秀賞を受賞しました。これを機に発売されたデビュー作『ラストサバイバル』は現在シリーズ化されており、小中学生を中心に広く愛読されています。一方で、今後も公務員の仕事は続けていきたいという大久保さん。それは作家一本で食べていく厳しさも理解しているからこそ。「少なくとも現時点では、作家と公務員の両立が自分にとって一番バランスの良い働き方だと思っています。これからも公務員の仕事で生活を支えながら、読者の目にとまるエンターテインメント性の高い作品を作り続けていきたいです」。

主人公が家族のためサバイバルゲームに挑んでいくというストーリー。

現在は公民館の職員として働きながら作家活動を続けている大久保さん。

おおくぼ・ひらく/1992年宮城県生まれ、2014年度 文芸学科卒業/宮城県名取北高校出身/文芸学科の1期生で、現在は名取市役所の嘱託職員であり、作家。2016年、『青に叫べよ』で第5回集英社みらい文庫大賞優秀賞を受賞。