企画構想学科Department of Project Design

[優秀賞]
三沢未宇|OKALIFE(オカライフ)〜おからとやさしい生活プロジェクト〜
山形県出身
山縣弘忠ゼミ

おからの活用を広げ、地域と社会の食文化に新価値を生み出すことを目指した企画。おからは食用利用が少なく廃棄されている現状にあることを知り、身近な山形の食材とおからを組み合わせ、新しい美味しさを生み出すことで、おからの可能性や魅力を広げられるのではないかと考えた。実際に料理を食べてくれた方の「とても美味しかった」「家でも作ってみたい」といった前向きな声から、おからに興味を持つきっかけづくりへ繋がった。


山縣弘忠 非常勤講師 評
この卒制を進める中で、何度も壁に直面し苦心する三沢未宇の姿があった。しかし、なかなかうまくプロジェクトが進まず逆境が続く中でも、彼女は最後まで諦めず、卒展の直前までこだわりを持って愚直に行動し続けた。私が最も胸を打たれたのは、忙しい最中でも協力いただいた方々への仁義や礼節を忘れることなく、地域の方々の信頼を得ていく彼女の姿である。その結果、地域の食品関係者と良好な関係を構築し、おからという一見地味に感じられる食材に対し、食品ロス低減、健康増進等の社会的な価値を付与し形にしていった。2月初旬、卒業制作展が始まる間際、三沢のもとに、彼女が開発したお弁当をご購入者いただいた方から一通の手紙が届いた。そこに書かれていたのは商品への感想だけでなく、この商品を通じたご家族への想いや、三沢への感謝や激励の言葉が詰まっていた。この出来事が、彼女が築き上げた大きな成果を物語っている。雨垂れ石を穿つ。