
[優秀賞]
粟野ひより|地域とつくる新たな観光資源開発
宮城県出身
山縣弘忠ゼミ
本企画は、宮城県角田市の新たな観光資源として、地域と共につくるクラフトビール「角田のまど」の企画・開発である。角田市の魅力が地域外に知られていない現状に課題を感じ、地域の顔となる観光資源開発としてクラフトビールの商品開発に着手した。特徴は、角田産米を原料に使用し、市民アンケートで集めた風景をラベルに反映したことである。地域を巻き込みながら形にし、角田のまどをきっかけに新たな繋がりを生み出している。
山縣弘忠 非常勤講師 評
毎年、企画構想学科の卒業制作では一定数の学生が商品開発のプロジェクトに挑戦する。しかし、彼女のこのプロジェクトほど、地域に入り込み、多くの人と出会い、その中から自分でも想定していなかった新たな道を次々と連鎖的に開拓していった企画はほとんど見た記憶がない。粟野の地元である角田市も人口減少や観光振興等の課題が山積する。その解決手段として嗜好品であるクラフトビールを開発し、醸造家・流通・メディア・市井の人などを結びつけ、課題を複線的に解決する笑顔の仕掛けを構築した。持ち前のやわらかなセンスと人柄で多くの人の信頼を得て、自治体の長まで巻き込んだその行動力と創意工夫には頭が下がる。地域の活性化というタフな課題に、地域への溢れる愛で対峙した粟野の活動の軌跡に、最大限の拍手を贈る。