建築・環境デザイン学科Department of Architecture and Environmental Design

チョンミンギョ|野良建築
韓国出身
佐藤充ゼミ

建築が専門家のものとなり、生活から遠ざかった現状に対し、「建築は誰のものか」を問う。都市の定型化された風景で、私たちは情緒的な余白を失いつつある。しかし、誰かが置いたベンチや路地の鉢植えなど、計画されていない自発的な空間には、制度から外れた感情や痕跡が宿り、温かさを与える。そこに可能性を見出し、「野良建築」という概念を提案する。それは専門家による設計ではなく、日常で感情や関係性が積み重なり育つ、生きた構造としての建築だ。誰もが自分の感覚で空間に関わる都市の隙間で実験し、建築を人々の手に取り戻す道を探る。