建築・環境デザイン学科Department of Architecture and Environmental Design

菅帆南|インテリアスタイルを読み解く〜現代住宅における空間イメージを構成する要素の分析と解明〜
宮城県出身
竹内昌義ゼミ

 私たちが日常的に目にしている住宅のインテリア空間には「ナチュラル」「モダン」「北欧」などのように、特定のスタイル名が付されている場合がある。これらのスタイルは、雑誌やSNS、インテリアショップのディスプレイなどを通じて広く共有され、一般的な認知を得ている。こうしたいわゆる「インテリアスタイル」と呼ばれる概念は、空間に一定のイメージや価値観を付与する枠組みとして機能しており、各々のスタイルごとに固有の雰囲気や印象を生み出している。

ある程度インテリアに関心や知識をもつ者であれば、ひと目見ただけでその空間がどのインテリアスタイルに分類されるかはおおよそ判断することができる。また、インテリアにさほど詳しくない人であっても、複数のスタイルを比較すればそれぞれに異なる印象を受けるはずであり、そこには個々人の嗜好傾向が現れてくると考えられる。 しかし、こうしたスタイルが具体的にどのような構成要素によって成立しているのか、またなぜ特定の空間が特定のスタイルとして認識されるのかについては、十分に言語化されておらず、しばしば直感的な分類にとどまっているのが現状である。多くの人が共有している「何となくそう感じられる特徴」は確かに存在しているにもかかわらず、その印象がどのような要素の組み合わせによって生み出されているのか、すなわち、スタイルを成立させている構成要素の関係性については、十分に整理されていない。本研究で私は、この「何となくそんな感じ」がどこから生まれているのか、そして、どのような要素が積み重なることでそのスタイルのらしさが形成され、人々の間で共有可能なイメージとして流通しているのかを明らかにしたい。

1. 調査結果

2. 各インテリアスタイルの概要

3. 展示風景