事業の目的

山形エコハウスとは

このプロジェクトは、環境省による「21世紀環境共生型モデル住宅整備事業」として、全国から選ばれた20の自治体のひとつとして、山形県が事業主体となって建設したものです。

低炭素社会における住宅の未来形はいかなるものか、設計を通しその具体的な姿を追求しています。

東北芸術工科大学では継続的にカーボンニュートラルハウスの研究を行っており、それが今年8月『未来の住宅/カーボンニュートラルハウスの教科書』という本にまとめられました。

このプロジェクトは、その成果をベースにしながら、より具体的な設計手法へと進化させました。

低炭素社会の実現には、再生可能エネルギーの活用が前提であり、木質系バイオマスを効率的に利用するには、地場の林業の振興が不可欠となります。山形での林業を発展させるためには、地場材の木材を使ったエコハウスを普及させる必要があり、これらがひとつのシステムとして動き始めることに意味があります。エコハウスはそれだけで成立するのではなく、森林=エネルギー=モデルハウスというシステムの中のひとつとして位置づける必要があります。したがって、自治体とともに、地場の木材を使うことから示し、住民とともに切りださなければなりません。また、これは建物単体のデザインではなく山と町の中間にあるこの敷地を中心とした里山における風景の実験でもあります。