プロダクトデザイン学科・映像学科の有志学生たちが、複合施設「いろどりの丘」の「UXデザイン」を手掛けました

東北芸術工科大学では、プロダクトデザイン学科および映像学科2~4年生あわせて12名の有志学生たちが、長田純一(おさだ・じゅんいち)プロダクトデザイン学科准教授監修のもと、「北原病院グループ(医療法人社団KNI、NPO法人 日本医療開発機構、株式会社KMSI)」(理事長:北原茂実/本部:東京都八王子)と共創し、複合施設「いろどりの丘」の「UX(ユーザーエクスペリエンス)」のデザインを行いました。

UXデザインとは

UXとは、サービスなどによって得られるユーザー体験を意味する言葉です。「いろどりの丘」では、地域住民に寄り添いつつも、自立した活動をサポートできる拠点とするために運営側がどのような配慮が必要なのか、事前に考えておく必要がありました。そこで、UXデザインの手法で、KNIスタッフ(企画系・理学療法士・看護師など)が中心となって考えてきた「UXストーリー」を、本学の学生たちが「UXマップ」に書き換える作業を行い、どのような声掛けやサービスが必要なのかを細かく分析しながら精度を向上させました。

「いろどりの丘」の利用者として想定される子供、女性、高齢者などの架空の人物を設定し、短期的~長期的な視野でそれぞれの関わりのグラデーションを考察した。こちらは10歳の小学生の男の子を想定したもの。
2020年2月から3月にかけての1か月間、KNIスタッフと本学学生たちが毎週のように行ったZOOMミーティングの様子。

集い、愉しみ、健康になる新たなライフスタイルの発信地としてこれまでの枠組みにとらわれない施設

「いろどりの丘」は、お風呂や岩盤浴、コミュニティガーデン、農場、カフェレストランなど、これまでの医療という枠組みにとらわれない機能を組み合わせた施設です。それだけに、細かいシチュエーションごとの分析では想像力が試されます。

施設内のレストランの様子。あたたかな日差しが入り、一人でふらりと立ち寄ってもリラックスできそうな場所。
所々に植物が配置され、室内でも爽やかな空気が感じられる。
  内覧会当日は、自分たちが手掛けたUXデザインの説明パネルを会場に設置し来場者に説明した。
いろどりの丘の前で。写真は左から、長田純一プロダクトデザイン学科准教授、同学科3年生の石橋黛子さん、2年生の矢坂実香穂さん、安住直人さん。

今回のプロジェクトに参加している映像学科4年生の勝又菜弥稀(かつまた・なみき)さんは、東松島出身。2021年4月からはこの施設のオープニングスタッフとして、広報やプロモーションはもちろん、施設全体の運営にかかわっていく予定です。地域に入り込み、人々の暮らしを支えるステークホルダーとして「新しいデザインのあり方」を本学で学んだ学生を送り出します(勝又さんのこの施設での活躍は、2021年4月以降にレポートします)。

本件に関するお問い合わせ先

いろどりの丘落成式・内覧会広報担当:亀田
TEL:042-645-1356(北原国際病院)/070-7481-4177(亀田)

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