学長メッセージ|新しい東北芸術工科大学 <今後の授業のありかたについて>

在学生、および未来の学生のみなさん

2020年10月19日
東北芸術工科大学 学長
中山ダイスケ

世界はまだまだ新型コロナウィルス感染症による混乱の最中にあります。
みなさんもこれからの大学、授業のありかたを心配されていることでしょう。

本学では全ての学生と教職員、ご家族の健康を第一に考え、前期授業を全てリモートで行い、その間自宅で学習する全学生へ授業料のうち施設使用料相当額を「リモート授業」に対応するための在宅学修支援金として返金するとともに、山形市保健所と連携した学内の感染予防対策やオンライン設備の強化にあたってまいりました。

新型コロナをきっかけに始まったリモート授業でしたが、本学の誇るクリエイティブな教職員たちはこの機会を活用し、デジタルとリアルを組み合わせたユニークな授業をたくさん開発しました。

本学はアートとデザインの大学です。様々な困難に直面しても諦めることなく、むしろアイデアを活用するチャンスだと捉え、想像力と創造力で挑むという独自の文化を有しています。

新型コロナによって強引にめくられた新時代の1ページ目。この変わり目に、みなさんがこの東北芸術工科大学で学んでいることは宿命です。

リモート授業のメリットを生かし、本年度後期および来年度以降の授業では教育のデジタル化をさらに進めます。
一方、専門演習を中心に、対面でしか学べない大切なこと、五感で感じ取る時間をしっかりと確保します。芸術教育の原点は、心との対話、素材との対話、人や社会との対話だからです。

新型コロナに傷ついた人々の心、疲弊した地域社会の発展には、クリエイティブなワクチンが不可欠です。きっと学生のみなさんがそれを創ってくれることでしょう。

本学はデジタル社会を柔らかく創造し、優しい想像力を持った人材を育成するために、アート&デザインこそが必須の学問であると断言します。

芸術的創造こそが人類を救うという本学設立の精神に立ち返るのは今です。
新しい東北芸術工科大学の始まりです。

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