学長・理事長から学生のみなさんへのメッセージ~新型コロナウイルス感染症拡大について~

学長メッセージ

写真:中山ダイスケ

入学予定者および在学生のみなさん、体調はいかがですか。
新型コロナウィルスによって、2020年の春をこのような混乱の中で迎えるとは、誰も想像されていなかったでしょう。先にお知らせした通り、大学ではウィルス蔓延の動向と政府の対策方針を注視しながら、何よりもみなさんの健康を第一に考えて、あらゆる事態に備えています。

目に見えない小さなウイルスは、人々を疑ぐり合わせ、経済を脅かしていますが、同時に人間の姿や世界の形をクリアに見せてくれています。こんな時だからこそ、デマや噂に惑わされずに自分自身の工夫で身を守り、この時間に何をすべきかを考えてみませんか。

私たちは芸術とデザインの大学であり、この機にみなさんが芸工大生であることは運命です。世界の不安と芸術の関係、社会構造とデザインの役割についてたくさん学び、この先に生かすことができるはずです。

入学予定のみなさんは、もう「生徒」ではなく「学生」です。「学生」とは、授業がない=休み時間なのではなく、どんな状況であっても自らの意志で学び続ける人のことです。ただ始業を待つのではなく、自分で何かを始めてみてください。

いずれにせよ、時間は進み、知恵や技術はきっと更新されます。一刻も早く危機を乗り越え、一段と成長したみなさんと大学で会えることを願っています。

東北芸術工科大学 学長
中山 ダイスケ


理事長メッセージ

写真:根岸吉太郎

東北芸術工科大学の学生諸君、そしてこの春から仲間となる新入生の諸君、新型コロナウイルスによって学園生活のスタートに支障が出ましたが、一日も早く君たちの元気な姿に出会いたいと願っています。入学式が中止となり、新学期も当初よりも遅らせることとなりましたが、これは東日本大震災が発生した2011年以来のことです。

新型コロナウイルスは目に見えない脅威ですが、2011年では原発事故による目に見えぬ放射能恐怖に襲われました。目に見えぬモノの恐怖は計りようがなく、私たちの精神を萎縮させます。しかし見えぬモノを取り巻く状況をしっかりと見詰めれば、見えてくるナニカがあるはずです。それは君たちがこれから学ぶべき芸術やデザインの思考方法そのものであり、リスタートのヒントがそこに在るはずです。

世界がウイルスと戦っています。君たちも同じ地球の上の戦う一員です。能動的な活動はできないかもしれないが、このように時間ができたときに本を読んでください。音楽を聴いてください。映画を観てください。自然の音に耳を傾けてください。そして心豊かに見えないモノと戦う力(芸術とデザイン)を蓄えてください。

君たちに会える日を心から待っています。

学校法人東北芸術工科大学 理事長
根岸 吉太郎

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