チュートリアル「古文書調査会」が『山形県南陽市宮内髙岡家所蔵 年代記』『山形市蔵王上野文書目録』を刊行しました。

本学の学生有志で組織したチュートリアル「古文書調査会」(担当教諭:竹原万雄 歴史遺産学科准教授)にて、以下の2冊の書籍を刊行しました。

『山形県南陽市宮内髙岡家所蔵 年代記』


本書は、髙岡染店(山形県南陽市)に伝来した古文書で、今から約200年前の江戸時代後半(1830年)から明治時代(1907年)までの様々な出来事を書きとめた貴重な資料です。
文化財調査をきかっけに発見し、9年間をかけ古文書の保存・活用への貢献も兼ねて解読を続けてきました。
江戸・明治時代を生きた人びとのリアルな生活が分かり、髙岡家はもちろん南陽市宮内、ひいては山形県の歴史の解明に活用できる内容となっています(本書籍の販売はしておりません)。
「年代記(一部)」

 

『山形市蔵王上野文書目録』

本書は、山形市蔵王上野地区に伝来した古文書約1,900件を一覧リストにした書籍です(本書籍の販売はしておりません)。蔵王上野地区には400年前の江戸時代前期からの古文書が残されており、それらを2014年より5年間をかけ、同調査会および歴史遺産学科の授業で整理してきました。
「山形市蔵王上野文書目録(一部)」

江戸時代に書かれた古文書は、和紙に墨書きでスラスラとくずした文字で書かれています。そのため、活字に慣れた現在では読みにくく、「読めないからいらない」と捨てられてしまうこともあるため、そうした状況を防ぐためにも、このような古文書にどんなことが書かれているかを解読し、リスト化する作業は、歴史を勉強する者の大切な仕事となります。

40名以上の学生が、地道で時間のかかる作業に携わり完成させた資料となります。地域に眠る貴重な文化財を知る機会となれば幸いです。

問い合わせ:企画広報課
TEL:023-627-2246

カテゴリー