文化財保存修復研究センター連続公開講座のお知らせ 次回は9/27(金)開講

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文化財保存修復研究センターでは、地域の文化財をいかに守り、その活用の技術的課題について地域の皆さまと共に考え、語り合う場として「連続公開講座」を開講しています。ぜひこの機会にご来場ください。

第25回 よみがえるか法隆寺焼損壁画―内外の古代壁画保存から探る―

1月26日は文化財防火デー、文化財を火災や自然災害から守ろうと呼び掛ける日です。1949 年のこの日、法隆寺金堂から出火、日本最古の仏教壁画が焼損しました。今、どうなっているの?残っているの?誰もが知る法隆寺ですが、焼損壁画のことはあまり知られていないようです。法隆寺は文化庁と共に焼損壁画の保存活用に向けた分析調査を進めています。内外の古代壁画保存事例をもとに再生をはかり、公開につなげます。

日時:2019年6月29日(土)14:00~
講師:澤田正昭(センター長・教授)
会場:東北芸術工科大学 本館301講義室

第26回 科学の目で見る正倉院とその宝物

奈良の正倉院には、おおよそ1,300 年の長くに渡り宝物が厳重に保管されてきました。これまで実施されてきた科学調査によって、宝物の構造や材質、日本産か舶来品であるかなど、多くの情報が明らかになっています。今回の講座では、正倉院で長年保存科学を担当された成瀬氏より、様々な研究成果の一端と宝物が良好な状態で残された建物環境の特徴について紹介していただきます。

日時:2019年7月20日(土)14:00~
講師:成瀬正和(客員教授)
会場:東北芸術工科大学 本館301講義室

第27回 善寳寺五百羅漢修復プロジェクト ―修復の現場2018―

山形県鶴岡市に位置する龍澤山善寳寺には、500体を越える仏像を安置する五百羅漢堂があります。5月には日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」に追加登録され、注目が集まっています。当センターでは、この五百羅漢堂の仏像に対する修復プロジェクトを担い、今年で4年目を迎えました。2018年度までに30体の修復を終え、羅漢像の制作者やかつての修復履歴など、いろいろなことが判明してきました。昨年度に修復した16体を中心に、修復の現場についてお話いたします。

日時:2019年8月2日(金)18:00~
講師:笹岡直美(准教授)
会場:東北芸術工科大学 本館301講義室

第28回 現代アートの守り人―だれにでもできる作品管理と予防保存の現状―

日々制作される作品の行方について。現代アートに使用される素材は、紙、木、粘土など、古くから扱われているものから、プラスチックや、電子機器、あるいは、映像データやパフォーマンスと多種多様な展開を見せています。前例のない作品を国際的にはどのように保存修復しているのかを紹介し、現代アーティストと保存修復の両方に携わる経験から得た「日常」での保管や心構えを公開します。

日時:2019年9月27日(金)18:00~
講師:井戸博章(常勤嘱託研究員)
会場:東北芸術工科大学 本館301講義室

第29回 文化資源の保存・活用の現状と課題―奈良県のおはなしを中心に―

今年4月、文化財保護法と地方教育行政の組織及び運営に関する法律が改正されました。それに伴なって全国の自治体は、文化資源の活用と保存事業の推進を活性化させております。本演では、文化財保護の歴史が古い奈良県における動向と課題を概説し、史跡・美術工芸品等、文化資源の保存と活用の在り方を考えてみたいと思います。

日時:2019年10月25日(金)18:00~
講師:建石徹(奈良県地域振興部次長)
会場:東北芸術工科大学 本館301講義室

第30回 お城の石垣と歴史的建造物の保全-災害とどう向き合うか-

平成の時代に起こった東北地方太平洋沖地震や熊本地震は記憶に新しい。城下町都市の中核をなすお城の被災は文化財としての価値の喪失だけでなく、住民の心にも大きな傷を与える。一方で崩壊した石垣や建造物の文化財修理の営みは都市住民の歴史的アイデンティティの再生と新たなまちづくりの原動力にもなる。二つの大震災の復興は現在も続いているが、ここでは小峰城跡や本城跡の復旧工事を紹介しながら、私たちは自然災害とどう向き合っていけばよいのかを考えてみたい。

日時:2019年11月8日(金)18:00~
講師:北野博司(教授)
会場:東北芸術工科大学 本館301講義室

公開講座に関するお問い合わせ

東北芸術工科大学 文化財保存修復研究センター
TEL:023-627-2204

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